2017.06.30記事「土器重量等グリッドデータのGoogle earth立体グラフ表現」でGoogle earth立体グラフ表現に成功したことを記事に書きましたが、その後細かい調整をして自分の趣味活動で実用化できたのでメモします。
Google earth proとGE-GRAPHを組み合わせてこれまでGIS平面図で表現してきた情報の多くを立体グラフとして表現できるようになりました。
西根遺跡土器重量(2m×2mグリッド)
ベースとなる基図をオーバーレイしたり、グラフの高さ(あるいは色や形など)を自由に調整することができます。
西根遺跡土器重量(2m×2mグリッド)地形立体表現
地形を立体表現することにより地形とデータの関係を直観することができます。
西根遺跡土器重量(2m×2mグリッド) 第3、第4、第5集中地点
西根遺跡1土器片当たり重量(2m×2mグリッド) 第3、第4、第5集中地点
土器重量の大きいところ(沢山土器があるところ)ほど1土器片当たり重量が小さくなるという関係が上記2枚のグラフを見比べると否が応でも直観できます。
私は、西根遺跡に持ち込まれた土器が祭祀活動の一環として破壊されたので、祭祀活動の中心部ほど土器の破壊が進んだと考えています。
上記2枚のグラフ比較は西根遺跡の祭祀活動の一端を明解に示している証拠であると考えます。
(なお、念のため「西根遺跡発掘時の重機活動や踏圧で、土器集中場所ほど人為的に土器が破壊された」という状況があるかどうか、発掘した団体に問い合わせ中です。)
西根遺跡土器重量(2m×2mグリッド) 第1~第5集中地点
西根遺跡1土器片当たり重量(2m×2mグリッド) 第1~第5集中地点
このブログ活動はあくまでも趣味活動でありますから、情報をできるだけわかりやすくかつ興味深いものとして示すことを旨としています。
今後Google earth proによる立体グラフ表示を西根遺跡にかぎらず大膳野南貝塚などでも多用したいと思います。
なお、情報をわかりやすく興味深く示すという「プレゼン」ではなく、思考刺激ツールとしても立体グラフは有効であると考えています。
Google earth proにおける立体グラフはパソコン画面の中で視点の移動、画面の回転・拡大縮小などいじくりまわします。
このような状況の中で、同じ情報を平面図で見た時は見過ごしたけれども、立体グラフにしたら気がついたという状況が多出するならば、そのメモを記事にしたいと思います。
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