この記事ではその続きで、同じ素データから日本列島旧石器時代遺跡ヒートマップ(カーネル密度推定)を作成してみました。
ヒートマップとは遺跡が密集しているところを特定の色で示したイメージ地図です。今回は半径0.05度(半径凡そ5㎞程度)のバッファの重なり具合の疎なところが黄色、密なところが赤→黒で表現しています。
旧石器時代遺跡分布 7 ヒートマップ(カーネル密度推定)
ヒートマップのつながりから旧石器時代人の移動の様子などを考察することがより直観的にできるようになると考えます。
旧石器時代遺跡分布 8 ヒートマップ(カーネル密度推定)
旧石器時代遺跡分布 9 ヒートマップ(カーネル密度推定)
旧石器時代遺跡分布 10 ヒートマップ(カーネル密度推定)+旧石器時代石材産地地図
旧石器時代石材産地地図(「房総と房総周辺の石材産地」(出典「千葉県の歴史 資料編 考古4(遺跡・遺構・遺物)」(千葉県発行))とヒートマップを重ねると、関東の旧石器時代人が神津島や伊豆半島・長野をふくめた関東山地をひろくギャザリングフィールドとして活用していることが直観できます。その距離は遠いところで200㎞も離れていて旧石器時代人の移動生活・交流活動の広域性に驚きます。
旧石器時代遺跡分布 11
旧石器時代遺跡分布 12
旧石器時代遺跡分布 10 ヒートマップ(カーネル密度推定)+旧石器時代石材産地地図
旧石器時代石材産地地図(「房総と房総周辺の石材産地」(出典「千葉県の歴史 資料編 考古4(遺跡・遺構・遺物)」(千葉県発行))とヒートマップを重ねると、関東の旧石器時代人が神津島や伊豆半島・長野をふくめた関東山地をひろくギャザリングフィールドとして活用していることが直観できます。その距離は遠いところで200㎞も離れていて旧石器時代人の移動生活・交流活動の広域性に驚きます。
旧石器時代遺跡分布 11
旧石器時代遺跡分布 12
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