A red stereoscopic image created by expanding the Jomon pottery 3D model in a plane
From the Jomon pottery 3D model, I created a planar shape expansion 3D model with GigaMesh Software Framework, and then created a red stereoscopic image that expresses unevenness from the planar shape 3D model. It is a test work to confirm the operation procedure and to examine whether the red stereoscopic image is useful for Jomon pottery observation.
動物意匠文付土器(勝坂Ⅲ式)(船橋市ユルギ松遺跡)3DモデルをGigaMesh Software Frameworkで平面形状に展開した3Dモデルを作成し、さらにその平面形状3Dモデルから凹凸を表現する赤色立体画像を作ってみました。操作手順の確認と赤色立体画像が土器観察でも役立つかどうか検討するためのテスト作業です。
1 動物意匠文付土器(勝坂Ⅲ式)(船橋市ユルギ松遺跡) 観察記録3Dモデル Earthenware
動物意匠文付土器(勝坂Ⅲ式)(船橋市ユルギ松遺跡) 観察記録3Dモデル撮影場所:八千代市立郷土博物館「らくがく縄文館-縄文土器のマナビを楽しむ-」
撮影月日:2021.11.02
展示の様子
ガラスショーケース越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v6.010 processing 78 images
https://hanamigawa2011.blogspot.com/2021/11/3d_4.html
https://youtu.be/e8tMXmefphg
Earthenware with animal design (Katusaka type III) (Yurugimatsu Ruins, Funabashi City) Observation record 3D model
Location: Yachiyo Municipal Folk Museum “Rakugaku Jomonkan-Enjoy the Jomon Pottery Manabi-“
Shooting date: 2021.11.02
Shooting through a glass showcase
Generated with 3D model photogrammetry software 3DF Zephyr v6.010 processing 78 images
参考記事 2021.11.04記事「動物意匠文付土器の3Dモデル観察」
2 動物意匠文付土器平面形状展開3Dモデル 3D model developed into a plane shape
動物意匠文付土器(勝坂Ⅲ式)3Dモデルの平面形状展開モデル元3Dモデル(https://skfb.ly/osDF9)をGigaMesh Software Framework(https://gigamesh.eu/?page=home)で平面形状に展開した3Dモデル
GigaMesh Software Frameworkによる操作の様子
Earthenware with animal design (Katsusaka type III) 3D model developed into a plane shape
A 3D model developed from the original 3D model (https://skfb.ly/osDF9) into a planar shape using the GigaMesh Software Framework(https://gigamesh.eu/?page=home).
3Dモデルの動画
3 動物意匠文付土器平面形状展開3Dモデルの赤色立体画像
3-1 高さグレー濃淡図の作成
動物意匠文付土器平面形状展開3Dモデルから高さグレー濃淡図を作成しました。
高さグレー濃淡図の作成
3-2 赤色立体画像の作成
高さグレー濃淡図を基に、赤色立体原理(千葉達朗先生発明)に基づいて赤色立体画像を作成しました。
赤色立体画像
赤色立体画像をより見やすくするための工夫として、3Dモデルテクスチャ(写真)をモノトーン画像にして赤色立体画像に貼り付け(乗算)てみました。
赤色立体画像(モノトーンテクスチャ貼り付け)
4 メモ
4-1 赤色立体画像の意義
・土器表面の凹凸を赤色立体画像で表現できることを確認しました。ただし、縄文文様という凹凸は現状3Dモデル精度では表現できないので、縄文文様を赤色立体画像で表現することはできません。
・3Dモデルから赤色立体画像を作るときに情報の過半が脱落するので、3Dモデルが利用できる状況では赤色立体画像の出番は限定されたものになると考えます。
・3Dモデルが利用できない状況や場面では赤色立体画像が土器表面の凹凸を的確に表現するという点で有用であると考えます。赤色立体画像は立体性を二次元資料で表現する際の一つの選択肢になると考えます。
4-2 縄文土器の赤色立体画像をつくるステップ
ア 縄文土器の撮影
イ 縄文土器の3Dモデル作成
・(自分の場合)3DF Zephyr Liteの利用
ウ 縄文土器3Dモデルの平面形状展開3Dモデル作成
・GigaMesh Software Frameworkの利用
エ 高さグレー濃淡図の作成
・(自分の場合)3DF Zephyr Liteの利用
オ 赤色立体画像の作成
・Photoshop利用
4-3 GigaMesh Software Frameworkについて
GigaMesh Software FrameworkはLinux用メインソフトの他、Windows10用ベータ版がGigaMesh Software Frameworkサイトからダウンロードできます。
なお、Windows11ではWindows10用ベータ版は正常に作動しませんでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿