2015年6月26日金曜日

市川市等5市の小字データベース完成

小字地名データベース作成活用プロジェクト 17

1 市川市、鎌ヶ谷市、浦安市、印西市、白井市の小字データベースの作成
千葉県地名大辞典(角川書店)附録小字一覧のうち市川市、鎌ヶ谷市、浦安市、印西市、白井市分の大字・小字の文字表記をルビをセットにして、電子化してExcelファイル、File Makerファイルとして作成しました。

これで、千葉県内11市の小字データベースが完成しました。

小字データベース作成市町村(2015.06.26)

これまでに作成したデータベースの小字数等をまとめると次のようになります。

小字データベース作成範囲の小字数(2015.06.26)

データベースは次項目で作成しています。
・小字
・小字よみ
・大字
・大字よみ
・市町村
・市町村よみ
・区
・区よみ
・所在地表記
・備考

データベース画面(File Maker画面)

2 千葉県小字データベース作成の展望
当初、千葉県全域の小字データベース作成を夢見て、それを「野望」(身の程知らず)とまで表現していました。(2015.04.14記事「ささやかな野望」参照)

しかし、データベース作成に取り組む中で、作業の効率化を追求した結果、当初とくらべると高効率化作業が実現しました。千葉県全域の小字データベース作成は、「野望」から「出来るかもしれない」に変化し、現在は「確実に完成できる。問題はデータベース作成と他の活動に投入するパワーのバランス」になりました。

3 小字データベース活用方法の検討
データベース作成作業とともに、その効果的活用法について出来たところまでのデータベースを試用しながら検討しています。

これまでの試用では、小字データベースからとても有用な参考情報を引き出せるという感触を持っています。

今後小字データベースから東海道水運支路仮説に役立つ情報を引き出すにはどうしたらよいか、焦点を絞って検討を深めるつもりです。

遺跡発掘調査報告書から得られる遺構・遺物の情報と小字がどこかで結びつくことがあるのではないかと考えています。

また、直接のものも含めて、墨書土器の文字と小字が結びつくものがあると考えます。

当面は、小字データベースから古代起源の小字を抽出する方法を検討していきます。

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