2016.06.24記事「千葉県郷名分布図のGIS背景地図取り込み」で戦後の印刷物である千葉県郷名分布図をGISに背景地図として取り込んだことをメモしました。
古代郷名分布に関する参考データとしての意味もありますが、それよりはるかに、その地図の基図である明治18年千葉県管内実測図の大字界線を取り込めたことの意義が大きいです。
千葉県の大字分布界線の概形をGIS上で知ることができたのは大成果です。
各種検討に大いに役立つことになります。
この作業をする中で、日本地図センターで「大日本管轄分地図 千葉県管内図(明治27年)」の電子ファイルを販売(1250円)していることを知りました。
年代からして千葉県管内実測図の一般向け編集地図であると察しましたので、何かの参考になるかもしれないと思い、購入してみました。
次のような地図であり、大字の文字が全て書かれている地図です。残念ながら大字の界線は書かれていません。
大日本管轄分地図 千葉県管内図(明治27年)
大日本管轄分地図 千葉県管内図(明治27年) 拡大
地図の他に付録として付いている説明パンフレットのファイルもついていました。
附録の一部
附録の一部
この地図もまたGISに簡易的にプロットしておき、千葉県郷名分布図の記載が込み入ったところなどをこの地図で簡易に確かめることができそうです。
紙の地図ではありませんから、その保管に気遣う必要がないので、参考資料として購入して良かったと思います。
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