2016年7月12日火曜日

驚愕 3時間で全国大字町丁目GISデータベースが完成

2016.07.11記事「試用に基づく千葉県小字データベースの改良点」で現在の千葉県大字町丁目の位置情報(点情報)は「大字町丁目位置参照情報」(国土交通省国土政策局国土情報課)のダウンロードで得られることを書きました。

千葉県について大字町丁目位置情報が得られるのですから、全国47都道府県全部の同じ情報も得られるはずです。

実際に47都道府県の大字町丁目位置情報をダウンロードして、File Makerで1つのテーブルにまとめてみました。

レコード数260627の立派な全国大字町丁目GISデータベースが完成してしまいました。

ダウンロード・解凍・File Makerインポートにかかった時間は3時間です。

こんなに簡単に全国地名データベースを手にしてしまってよいのか、申し訳ないような気分になります。

申し訳ないなどという私の感情などよりはるかに現実の情報公開と社会のICT化が先行しているということです。

鏡味完二が全国の5万分の1地形図から地名を拾って検討していた60年前では、1つの地名の全国検索に2か月かかるといわれていました。

私は例として「船越」(内水運に関連する地名)の検索を行い、瞬時に68件のヒットを確認し、それをExcel出力し、1分もかからないで分布図を作りました。

全国大字町丁目GISデータベースによる「船越」検索結果(File Maker画面)

「船越」検索結果をExcel出力して、表にしたもの

「船越」検索結果をGISプロットしたもの

検索結果をいちいちアドレスマッチングすることなく、直接GISプロットできることは快適です。

千葉県のある地名を知るためには、その地名の全国分布を知ることが大切ですが、その全国検索とGISプロットが自由にできることになりました。

この環境を生かして地名に関わる検討の質を向上させたいと思います。


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