縄文土器学習 234
見よう見まねではじめた展示縄文土器の3Dモデル作成数が100点をこえました。
サイト 縄文土器3Dモデル素材集
縄文土器の学習をはじめて進めるにあたって、すべての土器が初見であり、その立体性や複雑な模様の理解がなかなかできないもどかしさを強く感じていました。しかしその不都合が3Dモデル作成によって和らいでいます。
3Dモデル作成のために多数写真を撮り、それをソフトに投入して立体画像を得るという活動そのものが、それをしない場合とくらべると自分が縄文土器に関心を強く持ち、結びつきが強まります。
3Dモデルにより画像を拡大したり、不可能な角度(例 真上)から見たりできます。正確な断面形も得られます。また写真よりもより精細に模様や質感を理解できます。
展示縄文土器3Dモデル作成は私のような学習入門者にとってまことに都合の良い活動であると言えます。
今後この資料をさらに蓄積して、次のような活動・活用ができないか試みていくことにします。
ア 形式別に整理して、未出形式土器の展示を探し、千葉県出土の主な土器形式は全て3Dモデル化する。
イ 時間軸に形式をプロットした時、土器形状等の変化を詳しく知り、どのような感想が得られるか考察する。
ウ 土器形状等の変化と社会変化の間に関連性があるか、感想を持つ。
エ 展示土器は重要な遺跡(情報の多い遺跡、関心の高い遺跡)を指標していると考え、重要遺跡学習を開始する。
オ 展示土器が土器全体の状況をどれだけ正確に表現しているか、考察する。(出土数からいうと少数の祭祀系土器が展示に占める割合が異常に高いという現象はないか?)
カ 巨大土器の比率と人口数が比例しているのではないか?
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