縄文土器学習 513
千葉県立中央博物館令和2年度企画展「ちばの縄文」で展示された縄文晩期土版(印西市馬場遺跡第5地点)の3Dモデルを作成して観察しました。
1 縄文晩期土版(印西市馬場遺跡第5地点) 観察記録3Dモデル
縄文晩期土版(印西市馬場遺跡第5地点) 観察記録3Dモデル撮影場所:千葉県立中央博物館令和2年度企画展「ちばの縄文」
撮影月日:2020.12.09
ガラス面越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v5.014 processing 68 images
展示の様子
展示の様子
3Dモデルの動画
2 メモ
・最上部の2つの半円は人の目でしょうか、それとも別のモノを表しているのでしょうか?
・上部真ん中の小さいくぼんだマルは人の口でしょうか、それとも別のモノでしょうか?
・私の超空想では、目から上の頭蓋骨が切断されて無くなった顔半分下が表現された「怖い」人面土版になります。銚子市余山貝塚出土土偶と同じ頭蓋骨「半分喪失」です。女神を残酷に殺害する様子を表現すればするほど、そのお守りの霊験は強くなったのだと想像します。晩期社会は精神的に病んでいたと考えます。
・土版中央部の2つの手が握り合ったようなデザインは晩期遺物によく見かけるものです。
参考 千葉市内野第1遺跡出土人面付き土版の背面に見られる2つの手が握り合ったようなデザイン類似デザイン 千葉市内野第1遺跡発掘調査報告書から引用
・各所のくぼみに赤い染料が残っています。もともとは全面赤彩であったと想像します。
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