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2025年10月12日日曜日

土器部位別分布類似度を比較する画像、動画、3Dモデル

 Images, videos, and 3D models comparing the distribution similarity of pottery by part


I created images, videos, and 3D models to intuitively compare the distribution similarity of pottery by part: rim, base, and handle. The limited distribution of handles is clearly evident.


口縁部、底部、把手という部位別土器分布の類似度を直観的に比較するための画像、動画、3Dモデルを作成しました。把手の分布が限定されていることがよくわかります。

1 土器口縁部-底部分布オーバーレイ


土器口縁部-底部分布オーバーレイ画像


土器口縁部-底部分布オーバーレイ動画

土器口縁部-底部分布オーバーレイ3Dモデル

2 土器口縁部-把手分布オーバーレイ


土器口縁部-把手分布オーバーレイ画像


土器口縁部-把手分布オーバーレイ動画

土器口縁部-把手分布オーバーレイ3Dモデル

3 土器底部-把手分布オーバーレイ


土器底部-把手分布オーバーレイ画像


土器底部-把手分布オーバーレイ動画

土器底部-把手分布オーバーレイ3Dモデル

4 メモ

動画、3Dモデルにより、把手分布域の限定を直観的に観察できます。把手分布域からどのような意味を読み取れるのか、今後の検討課題です。把手投棄場所は貝層内活動主部に対応しているような印象をうけます。


2022年9月14日水曜日

屋外漆喰炉+埋設6土器+出土アワビの3Dモデル 動画

 3D model video of outdoor plaster furnace + 6 buried pottery + excavated abalone


The outdoor plaster furnace 3D model was created by adding 6 buried pottery 3D models and the excavated large abalone 3D model. A 3D model was created for the three stages of the plaster furnace formation process, in the order of base microtopography, furnace body formation, and plaster deposited surface.


屋外漆喰炉3Dモデルに埋設された6土器3Dモデルと出土した大型アワビ3Dモデルを加えた3Dモデルを作成しました。3Dモデルは漆喰炉形成プロセスの順に基底微地形、炉体形成、漆喰堆積表面の3段階について作成しました。

1 屋外漆喰炉+埋設6土器+出土アワビの3Dモデル 動画


屋外漆喰炉+埋設6土器+出土アワビの3Dモデル 動画

屋外漆喰炉+埋設6土器+出土アワビの3Dモデル画像1

屋外漆喰炉+埋設6土器+出土アワビの3Dモデル画像2

屋外漆喰炉+埋設6土器+出土アワビの3Dモデル画像3

2 メモ

・この3Dモデルはマテリアル数が100以上となったためそのままSketchfabに投稿できません。そのため3分割してSketchfabに投稿することにします。

・アワビは実写版(展示物のフォトグラメトリ製作物)を使いました。


2022年2月21日月曜日

干渉色段彩図動画による尖頭器観察

 Observing the point with a video of the interference color step color chart


I made a video of the interference color step color chart and observed the shape of the point. The interference color step color chart has a flashy color and is distributed in contour lines, so the visibility of the fine shape (unevenness) of the feature is very good. In addition, the visibility of features can be further improved by moving the interference color step color chart.


干渉色段彩図動画を作成してそれにより尖頭器形状を観察しました。干渉色段彩図は派手な色をしていて、それが等高線状に分布しますから、地物微形状(凹凸)の視認性がとてもよくなります。その干渉色段彩図を高いところから低いところに一定スピードで移動する動画をつくると、どのような観察効果が生まれるか、実験的に観察してみました。

干渉色段彩図動画はやまだこーじさん開発公開「干渉色変換ツール」で作成しました。やまだこーじさんに感謝します。

1 「上から」画像の干渉色段彩図動画

「尖頭器(箕輪町神子柴遺跡) 観察記録3Dモデル Point」(https://skfb.ly/o8HZp)から作成した高さグレー濃淡図に実測図(※)をオーバーレイした画像をつくり、それを干渉色に変換(位相を1%ずつずらして100枚変換)して、パラパラ漫画のように並べて、干渉色段彩図動画を作成しました。


3Dモデル


実測図

※実測図は「林茂樹・上伊那考古学会編「神子柴 Mikoshiba Site 後期旧石器時代末から縄文時代草創期にかかる移行期石器群の発掘調査と研究」(2008、信毎書籍出版センター)」から引用


「上から」画像の干渉色段彩図動画

2 「眺望的」画像の干渉色段彩図動画


3Dモデル


「眺望的」画像の干渉色段彩図動画

実測図を3Dモデルのなかに取り込み「眺望的」画像の中にも実測図をオーバーレイ表示するべく色々な試行をしましたが、結局自分が現状で使えるソフトと今の技術では出来ませんでした。もし「眺望的」画像の干渉色段彩図動画に実測図を取り込めることができれば、より訴求力のある動画になったものと考えます。

3 観察

3-1 「上から」画像の干渉色段彩図動画について

精細な実測図界線と干渉色分布が合うところが多いですが、合わないように見えるところもあります。実測図界線は敲打痕の拡がりを表現していて、凹凸そのものの狭義表現ではないのでこのようになるのだと思います。このような観点からこの動画をみると、この石器の理解が深まります。

3-2 「眺望的」画像の干渉色段彩図動画

干渉色段彩の動きから尾根筋線、谷筋線の様子を手に取るように観察できます。この観察からこの石器形状の理解が進みます。この理解は単一平面からの推測よりも強く印象に残ります。

4 感想

干渉色段彩図動画は今回尖頭器のように、展示されている状況下ではその形状理解に困難を伴うモノに適用すると、その理解・学習に有益な資料となることを確認できました。

2022年1月5日水曜日

イモガイ製腰飾の幅3.5㎜溝の中を移動して観察

 Move and observe inside the 3.5 mm wide groove of the cone shell waist ornament


I made a video of moving and observing inside a 3.5 mm wide groove of the cone shell waist ornament.

It is a video that looks like the inside of the large intestine with an endoscope. This video was made only if a 3D model of a product with a diameter of 3 cm was made. I enjoyed making videos like a child.


イモガイ製腰飾の幅3.5㎜溝の中を移動して観察する動画を作りました。

最近内視鏡で自分の大腸内の様子を見ましたが、それと同じような画像を幅3.5㎜、高さ6.2㎜のイモガイ製腰飾の溝内でつくりました。径3㎝製品の3Dモデルが出来たればこそ、幅3.5㎜の溝の中を移動する画像が出来ます。子どものように動画作成を楽しみました。

1 イモガイ製腰飾の幅3.5㎜溝の中を移動する動画


イモガイ製腰飾の幅3.5㎜溝の中を移動する動画 1分51秒

イモガイ製腰飾3Dモデルの解説ページ

2022.01.04記事「イモガイ製腰飾(千葉市有吉北貝塚)の3Dモデル作成


イモガイ製腰飾の幅3.5㎜溝の中を移動する動画の画面見本

2 イモガイ製腰飾の計測

イモガイ製腰飾(千葉市有吉北貝塚)観察記録3Dモデルに実寸法を付与し(※)、画面矢印部分の寸法を計測しました。


イモガイ製腰飾の計測

※3Dモデルの中にスケール(自分の場合はファイバー製折尺)を取り込むことによって3Dモデルに実寸法を付与できます(3DF Zephyr Liteの場合)。


2020年4月18日土曜日

大平山元Ⅰ遺跡付近の地形3Dモデルの動画作成

縄文社会消長分析学習 6

大平山元Ⅰ遺跡付近の地形3Dモデルを作成しましたが、その3Dモデル操作を動画として録画しましたので掲載します。

1 大平山元Ⅰ遺跡付近地形3Dモデルの動画

大平山元Ⅰ遺跡付近地形3Dモデルの動画

2 動画の元となった3Dモデル

大平山元Ⅰ遺跡付近デジタル標高地形図 地理院地図3Dモデル 
デジタル標高地形図(青森県)と陰影起伏図の合成 
赤丸:大平山元Ⅰ遺跡(国内最古土器出土、約16500年前) 
垂直倍率:×5

3 感想
蟹田川河口が陸奥湾ではなく、津軽海峡中央部であり、海抜マイナス100m以上であった頃、蟹田川の縦断勾配は現在と比べ物にならないほど急であったのです。しかしその当時の河原が大平山元Ⅰ遺跡が立地する付近では、現在の谷底の地形面として残っていることがわかりました。

前田耕地遺跡付近地形3Dモデルの動画作成

縄文社会消長分析学習 5

前田耕地遺跡付近の地形3Dモデルを作成しましたが、その3Dモデル操作を動画として録画しましたので掲載します。
2020.04.16記事「前田耕地遺跡付近の地形3Dモデル

1 前田耕地遺跡付近地形3Dモデルの動画

前田耕地遺跡付近地形3Dモデルの動画

2 動画の元となった3Dモデル

前田耕地遺跡付近土地条件図 地理院地図3Dモデル
土地条件図(数値地図25000)と陰影起伏図の合成
赤丸:前田耕地遺跡(縄文草創期遺跡、サケ骨多数、無紋土器、尖頭器等出土)
垂直倍率:×9.9

3 感想
地形の垂直倍率が×9.9で極端ですが、広域の段丘面を階段状に表現するためには適切な方法であると考えます。
前田耕地遺跡が最終氷期クライマックス期(海面がマイナス100m以上であった時期)の多摩川河床である青柳面(⑤)を刻んだ拝島面に立地していることがわかります。
3Dモデルからわかるように拝島面も数段に区分されますが、その最上段に前田耕地遺跡が立地します。
Sketchfab3Dモデルの操作動画録画にはWindows10おまけソフトのGame DVRを使いました。

2020年3月17日火曜日

国宝土偶「仮面の女神」出土状況ジオラマの3Dモデル

縄文土器学習 379

尖石縄文考古館に展示されている国宝土偶「仮面の女神」出土状況ジオラマの3Dモデルを作成しました。

1 「仮面の女神」出土土坑と隣接土坑のジオラマ 3Dモデル

「仮面の女神」出土土坑と隣接土坑のジオラマ 3Dモデル
撮影場所:尖石縄文考古館 展示室B
撮影月日:2020.03.13
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v4.530 processing 65 images

展示の状況

3Dモデルの動画

2 ジオラマの理解
守屋昌文著「国宝土偶「仮面の女神」の復元 中ッ原遺跡」(新泉社)に掲載されている
情報を元にジオラマを理解しました。

「仮面の女神」が出土した土坑と隣接する土坑
守屋昌文著「国宝土偶「仮面の女神」の復元 中ッ原遺跡」(新泉社)から引用

ジオラマの解釈
3つの土坑が並び、仮面の女神出土土坑の両脇の土坑は鉢被せ葬が行われた墓坑です。仮面の女神は完形品が一部破壊され、破片が胎内に入れられるなど複雑な行為の後、横たわって埋置されています。横たわる被葬者と向かい合うように、抱き合うような状況で出土しています。被葬者は女性で、この土偶を所有(あるいは受け継いだ)人であると考えられます。
私はこの土偶は例えば「成女式」(生殖活動に参加する年齢=婚姻年齢に達した女性のお祝いの式)の様子を表現していると想像しています。したがって、被葬者は(有力家族の嫁入り前後の)若い女性だと空想します。
2019.12.10記事「土偶(国宝仮面の女神)(茅野市中ッ原遺跡) 観察記録3Dモデル

追記
守屋昌文著「国宝土偶「仮面の女神」の復元 中ッ原遺跡」(新泉社)では第94号土坑が作られてから時間がたち、その場所があいまいになり、その後第70号土坑が掘られた。場所があいまいだから第70号土坑は第94号土坑を切ったという趣旨の想定をしています。
別の解釈として、第94号土坑(墓)被葬者と第70号土坑(墓)被葬女性とは血縁が近く、わざと第94号土坑(墓)を切って第70号土坑(墓)が建設されたと考えることもできます。わざと血縁の近いものどうしの墓を切って(オーバーレイさせて)建設し、親族の団結の強さを確認しているものと考えます。大膳野南貝塚の学習でも同様の現象が多出していて、間違えて切ってしまったとは到底考えられません。わざと切って、絆を形に残しているのだと思います。