東小深川流域紀行5 遺跡化した東小深川源流水路
コンクリート柵渠化を免れた東小深川源流水路(CIMG2167)
東小深川の支水路の最源流部にコンクリート柵渠に改変されなかった水路が残っています。もともとの自然性水路に、人による素掘り補修が加わったものと考えます。水路として位置づけられているために、改変されずに残存してきている土地です。
現代都市施設との比較で考えると、未利用地にしか見えません。それだけに、ここが源流水路であると気がつくと、遺跡的な意味を感じてしまいます。
この場所が東小深川源流の一つであったという、失われた土地感覚(土地成立ちと自然に対する感覚)を住民に呼び覚ますことができる、確かな記念物としての価値があります。
この水路(跡)には文化財的な意味があると思います。
この水路(跡)は道路によって途切れ、道路の反対側は普通の住宅になっています。
東小深川支水路の最源流部終端の状況
このように遺跡的意味を感じる水路を宇那谷川源流部(旧イトーヨーカドー長沼店建物近く)でも見つけています。(2011年6月8日記事「宇那谷川の源流」参照)
宇那谷川源流部の遺跡化した源流水路
次に、ここで紹介した東小深川源流水路の位置と近くのコンクリート製柵渠の写真を示します。
ここで紹介した東小深川源流水路の位置
すぐ下流のコンクリート製柵渠(CIMG2159)
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