花見川流域の小崖地形 その81 (5mメッシュDEM図を読む 20)
2013.12.22記事「印旛沼筋下総下位面の縦断形」で作成した断面図2と断面図3にそれぞれ断面図4を縮尺と位置を合わせて投影し、書き込みました。それにより台地地形と沖積地形の縦断形を対比して比較できるようにしました。
縦断図対比区間
断面図2と断面図4の対比
断面図3と断面図4の対比
上記二つの対比図に見られる台地勾配と沖積地勾配の関係は、普通では見られない珍しい関係であると考えます。
この二つの対比図から、下総下位面形成時の縦断勾配がどうであったか、3つの作業仮説をつくって、どれが正しいか、追々検討して行くことにします。
現在のところ、私は下総下位面の分布形状、特に新川(平戸川)流域に広がる下総下位面との連続性から、南東→北西の河川流を想定しています。そうだとすると作業仮説3が正しいことになり、大規模な河川争奪(河道逆行争奪)があったことになります。いづれにしてもまだ直感レベルの考えであり、これから検討を深めたいと思います。
3つの作業仮説
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