縄文土器学習 526
有吉北貝塚学習に関連して急遽阿玉台式土器学習をしています。この記事では阿玉台式浅鉢(八千代市ヲサル山南遺跡)を3Dモデルで観察します。
1 阿玉台式浅鉢(八千代市ヲサル山南遺跡) 観察記録3Dモデル
阿玉台式浅鉢(八千代市ヲサル山南遺跡) 観察記録3Dモデル撮影場所:八千代市立郷土博物館
撮影月日:2019.04.26
ガラス面越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v5.016 processing 13 images
展示の様子
3Dモデルの動画
2 GigaMesh Software Frameworkによる展開
GigaMesh Software Frameworkによる展開 テクスチャ
GigaMesh Software Frameworkによる展開 ソリッド
GigaMesh Software Frameworkによる展開 分析用加工
3 観察メモ
口唇部がギザギザに刻まれています。(撮影写真が露出過多のため3Dモデルでは観察が十分にできません。)
口唇部がギザギザに刻まれている様子
口縁部が太い隆線で区画される区画文と渦巻文各4単位で埋められているようです。
渦巻文は渦巻Aと断片Bで構成される意匠となっています。AとBが立体的に繋がっている様子(渦巻が立体的に奥から手前に飛び出す様子)を表現しているのかもしれません。
見かけは連続しないAとBがセットで一つの意匠となっている様子
渦巻は水がこの土器に流れ込んでいる様子を暗示しているのかもしれません。
区画文の中は「雨」を連想させるような引きずった点列で模様が描かれています。この様子は阿玉台式深鉢の文様と似ています。
胴部には文様は無いようです。
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この3Dモデルでは、対象土器にスポットライトが当たり、その明るさに対応した適切な露出になっていないため撮影が失敗しています。次回撮影するチャンスがあれば、露出過多を修正した設定で撮影を行うつもりです。
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