2011年3月24日木曜日

緊急報告 東日本巨大地震による花見川被災状況 1

地震発生から11日後の平成23年3月23日に花見川の本川部分の状況を見ましたので報告します。

1 高津川合流部から勝田川合流部付近までの右岸堤防の沈下、亀裂
            右岸堤防の沈下亀裂の場所

 堤防上の道路はもともと老朽化していましたが、今回の地震で沈下したところがあり、道路を遠望すると川側をメインに波打って見えます。川側の堤防法面に1m程度の深さの亀裂が入っている部分もあります。

            川側が沈下している

            表法面に亀裂が入っている

2 天戸制水門付近の法面崩落
            2~6の場所

応急工事が終わって、サイクリング道路の迂回路ができていました。

            法面崩落現場の状況

3天戸大橋下の盛土の亀裂と護岸損傷
橋脚を覆う盛土に大きな亀裂が入っていました。これまで小屋が2軒ありました。住民の方は近くの河川敷に避難しているようです。
盛土下の護岸損傷部の補修工事が行われていました。

            盛土の亀裂

            護岸補修工事

4犢橋川合流部の護岸陥没とサイクリング道路のせり上がり
 犢橋川合流部の護岸を覆うブロックが陥没散乱するなどしていました。もともと老朽化していた部分です。また犢橋川のボックス部分が相対的にせり上がったため、その上のサイクリング道路に30-40cm程の段差ができていました。段差の応急補修工事はされています。この付近のサイクリング道路には路面舗装が横断的に割れている部分が数箇所あります。

            護岸陥没

            サイクリング道路のせり上がり

5堤防表法面の大陥没
堤防表法面が大陥没していて、底部には水が溜まっています。

            堤防表法面の大陥没の状況

6亥鼻上流右岸の法面崩壊
人家近くの道路のあるところの崩壊で、応急補修が行われています。これより上流にある右岸のコンクリート護岸も全体が傾斜するなどダメージが大きいようです。

            法面崩壊の応急補修
(つづく)

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