2025年7月5日土曜日

縄文陥穴に設置された欺瞞装置の想定

 Assumption of a deception device installed in the Jomon Pitfall


The deception device installed in the Jomon Pitfall at Ariyoshikita Shell Mound was assumed from the actual measurement drawing and added to the 3D model.


有吉北貝塚の縄文陥穴に設置された欺瞞装置を実測図から想定して、3Dモデルに追記しました。

1 有吉北貝塚の縄文陥穴に設置された欺瞞装置想定

有吉北貝塚の縄文陥穴に設置された欺瞞装置想定

元3Dモデルは「陥穴TP005(千葉市有吉北貝塚)3Dモデル


想定した欺瞞装置


想定の根拠とした実測図に表現された四隅掘り込み跡

3DF Zephyr v8.013でアップロード


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像

2 メモ

実測図に表現される四隅掘り込み跡を陥穴欺瞞装置と解釈しました。具体的には掘り込み跡として表現される事象を土中に打ち込まれた4本の杭跡と解釈しました。4本の杭上面が、小枝や草や土から構成される欺瞞地表を支える2本の棒の支えであると解釈しました。


2025年7月3日木曜日

ブログ過去記事リストの更新(4293記事)と過去記事リスト改善策検討

 Updating the blog's past article list (4293 articles) and considering ways to improve the past article list


It's been a year since I updated the past article list for the blog "Walking the Hanami River Basin" (4293 articles). There's a limit to not managing a blog. I apologize to everyone. As part of a consideration of ways to improve the past article list page, I created a Python script to set up category-based classification tags.


ブログ「花見川流域を歩く」の過去記事リストの更新(4293記事)を1年ぶりにしました。ブログを管理しないテイタラクにも程があるというものです。皆様に謝ります。過去記事リストページの改善策検討の一環として、カテゴリー別大分類タグ設置のPythonスクリプトを作成してみました。

1 ブログ「花見川流域を歩く」の過去記事リストの更新

ブログ「花見川流域を歩く」の過去記事リストを更新しました。過去記事総数は4293記事となりました。

過去記事リスト

ブログを毎月管理しないというテイタラクにも程があるというものです。皆様に謝ります。


過去記事リストページ

2 過去記事リストページの改善策検討

2-1 カテゴリ別タグ導入

過去記事リストページの改善策を検討しました。その一つとしてカテゴリ別タグの導入(例:#考古学 #Blender #古代交通)について検討してみました。全記事を10〜15の大分類でタグ付けし、タグで記事にスピーディーに到達できるようにする工夫です。4293と記事数が多くても読者が関連トピックをすぐに絞り込めるようにしてみたいと思います。

2-2 カテゴリ別大分類タグの試案(ChatGPT作成)

4293記事表題リストからカテゴリ別大分類タグ試案をChatGPTにつくってもらいました。大雑把なイメージでいえば、このような感じの大分類タグをつくり、過去記事リストを検索できるようにしたのです。

このカテゴリ別大分類タグの試案はChatGPTが作成したもので、自分の頭脳で思考したものではありません。あくまでも見本です。

【1】花見川・地形・自然観察

地形学的視点、河川争奪、地名、地形3Dモデル、地質、景観変遷

【2】考古遺跡研究(加曽利・有吉・大膳野など)

千葉市内の遺跡における考古学的観察と記録

【3】縄文土器・石器観察と3Dモデル

土器・石器・貝製品・装飾品等の3D観察記録、型式分類

【4】土偶・埴輪・古墳研究

縄文〜古墳時代の人物・動物表現物、埴輪や古墳の構造・象徴性分析

【5】3Dモデルと視覚化技術(Blender・点群・密度図など)

3D分布モデル、密集度ヒートマップ、Blender活用、視覚化工夫

【6】遺物データベース・分析・統計処理

遺物台帳電子化、QGIS・PostgreSQL・Pythonを用いた定量分析

【7】儀礼考古学・象徴研究・仮説構築

コンテクスト分析、儀礼・祭祀・象徴行動の推定

【8】海外地形・歴史・文化との比較

中央アジア・イラン等の地形や古代構造との比較研究

【9】考古学切手・文化財に関する趣味活動

考古モチーフ切手、文化財モデリング、展示会観覧

【10】技術メモ・Python/Blenderスクリプト

作業効率化、技術的工夫、スクリプトの実用例

【11】学習・講座・読書・理論深化

書籍・雑誌・講演会などから得た考古学的知見の紹介・思索

【12】博物館・特別展・現地観覧記

展示会・特別展・発掘現場等の訪問と所感

【13】月間/年間ふりかえり・メモ

活動総括、習得のふりかえり、ブログ運営記念

【14】AI・デジタル技術との対話・試行

ChatGPT、OCR、AI画像生成など新技術との実験的対話

【15】その他・雑記・技術遊び

技術遊びや生活小話など、分類が難しいユニーク記事

2-3 カテゴリ別大分類タグ(試案)に基づく4293記事の自動分類Pythonスクリプト

よき友であるChatGPTにカテゴリ別大分類タグ(試案)に基づく4293記事の自動分類Pythonスクリプトを作成してもらいました。1つの記事に複数のタグを付ける多重タグ制のスクリプトです。

import csv

# 分類カテゴリとキーワード辞書(簡易版)
category_keywords = {
    "花見川・地形・自然観察": ["花見川", "地形", "河川", "堀割", "印旛", "干渉色", "古地図"],
    "考古遺跡研究": ["貝塚", "遺跡", "遺構", "有吉", "加曽利", "大膳野", "北斜面"],
    "縄文土器・石器観察と3Dモデル": ["土器", "石器", "観察記録3Dモデル", "破片", "深鉢", "小型", "両耳壺"],
    "土偶・埴輪・古墳研究": ["土偶", "埴輪", "古墳", "遮光器", "人形塚", "武人", "祖霊"],
    "3Dモデルと視覚化技術": ["3D", "Blender", "ヒートマップ", "点群", "分布図", "可視化", "geometry nodes"],
    "遺物データベース・分析・統計処理": ["台帳", "QGIS", "PostgreSQL", "統計", "データベース", "頻度分布", "標高分布"],
    "儀礼考古学・象徴研究・仮説構築": ["儀礼", "祭祀", "骨", "装飾品", "散乱", "ミニチュア", "コンテクスト"],
    "海外地形・歴史・文化との比較": ["イラン", "ルート砂漠", "岩塩", "中央アジア", "サルチャハン", "アラル海"],
    "考古学切手・文化財に関する趣味活動": ["切手", "考古学切手", "ツタンカーメン", "スキタイ", "文化財"],
    "技術メモ・Python/Blenderスクリプト": ["スクリプト", "Python", "メモ", "テクスチャ", "非破壊", "干渉色"],
    "学習・講座・読書・理論深化": ["講座", "読書", "学習", "理論", "方法論", "物質性"],
    "博物館・特別展・現地観覧記": ["博物館", "観覧", "展示", "展", "発掘調査", "展示状況"],
    "月間/年間ふりかえり・メモ": ["ふりかえり", "活動", "周年", "明けまして", "通過"],
    "AI・デジタル技術との対話・試行": ["ChatGPT", "OCR", "生成AI", "AI", "感動"],
    "その他・雑記・技術遊び": ["遊ぶ", "楽しむ", "雑記", "故障", "トピック", "Photoshop", "Illustrator"]
}

# タイトルを読み込む(1記事1行)
with open("articles.txt", "r", encoding="utf-8") as f:
    lines = [line.strip() for line in f if line.strip()]

# 出力準備
with open("classified_articles.csv", "w", newline="", encoding="utf-8") as csvfile:
    writer = csv.writer(csvfile)
    writer.writerow(["記事タイトル", "分類タグ"])

    for title in lines:
        matched_categories = []
        for category, keywords in category_keywords.items():
            if any(keyword in title for keyword in keywords):
                matched_categories.append(category)
        writer.writerow([title, ", ".join(matched_categories) if matched_categories else "未分類"])
2-4 4293記事の自動分類結果

4293記事の自動分類はcsvファイルで書き出されます。


4293記事の自動分類結果(部分)

この結果をブログページに実装するにはまだ幾つかステップが必要ですが、それがChatGPTの指南でできることが確信できたので、自分にとってとても素晴らしい活動になりました。

2-5 カテゴリ別大分類タグ作成Pythonスクリプトについて

今回の作業ではカテゴリ別大分類タグの試案を直接ChatGPTに作成してもらいましたが、それをPythonスクリプトで行い、そのPythonスクリプトを自分好みに改善するプロセスが大切であると考えます。追って、それをChatGPTに作成してもらうことにします。

2-6 カテゴリ別大分類タグ導入以外の改善策

次のような改善策が考えられますが、追って詳しく検討することにします。

・ページ専用のキーワード検索機能の実装

・テーマ別年表・マップ表示

・シリーズ記事の目次ページ作成

・画像付きインデックス作成

3 参考 ブログテーマの変遷

ChatGPTに4293記事表題からブログテーマの変遷をまとめてもらいました。あくまでもChatGPTが作成したもので、自分の頭脳の思考は一切関わっていない資料です。

全てのブログ記事は自分が書いたものといっても、それを全部咀嚼しなおして変遷を整理するには一定の時間が必要となります。その時間を捻出することは、現在自分の興味優先順位からして事実上不可能です。従って、この資料は自分にとっても意義があるものといわざるをえません。


●ブログ「花見川流域を歩く」テーマの時系列的まとめ(ChatGPT作成)

1  2011~2013年:地域自然・地形・歴史への関心

初期は花見川流域の自然観察(桜・鳥など)や「地形・歴史(地峡、河川争奪、古代交通)」への探究が中心。

「花見川地峡」や「印旛沼筋河川争奪」の自然地史の考察が大きなテーマに。

読者参加型ではなく、筆者の興味に基づく地道な観察・考察を継続。

2  2014~2017年:地形・遺跡とデジタル技術の融合

地理情報(GIS、3D地形)、地名、古代遺跡の関係性を深く追究。

特に「花見川」「加曽利貝塚」「大膳野南貝塚」など地域遺跡に焦点を当てる。

歴史研究とデジタルマッピング(3Dモデル、等高線解析等)が結びつく。

3  2018~2020年:考古学的視点と実証分析の深化

竪穴住居・土器・人骨など遺構や遺物に関する検討を重ねる。

観察・仮説・検証のサイクルが形成され、研究的関心が強まる。

単なる趣味ブログから、市民考古学者的な探究活動に発展。

4  2021~2023年:Blender・Pythonなど技術の本格活用

3D空間での遺物分布分析や可視化が主軸に。

「有吉北貝塚北斜面貝層」を継続的に分析し、点群・メッシュ・ヒートマップなどの高度表現を試みる。

BlenderやPythonによる独自ツール開発・習熟が目立つ。

5  2024~2025年:考古学・視覚化・異文化地形への展開

イランや中央アジアの地形分析・3D可視化への興味拡大。

「儀礼考古学」「物質性」「類推法」などの概念学習から理論的深化も図る。

考古学切手、古墳地割線、埴輪の3D観察など文化財全般へ視野拡大。

興味の深め方は、単なる観察→モデル化→定量分析→抽象的思考と高度化している。

2025年7月1日火曜日

BlenderのprimitiveCUBEのデフォルトの大きさが2m×2m×2mである理由

 Why is the default size of Blender's primitiveCUBE 2m x 2m x 2m?


I investigated why the default size of Blender's primitiveCUBE is 2m x 2m x 2m, not 1m x 1m x 1m. I understood that this is related to visibility and operability (visual sensation on a computer and operability with hand muscles) when constructing and generating a CUBE as a solid object at the origin of 3D space.


BlenderのprimitiveCUBEのデフォルトの大きさが1m×1m×1mではなく、2m×2m×2mである理由を調べました。3D空間原点で立体オブジェクトとしてのCUBEを構築生成する場合の視認・操作性(パソコンでの視認感覚・手筋肉操作性)が関わっていることを理解しました。

1 CUBE大きさに関するケアレスミス

有吉北貝塚北斜面貝層の3D座標取得遺物をBlender3DビューポートにプロットするBlenderPythonスクリプトを状況に応じて幾つか作成しています。遺物すべてを5㎝×5㎝×5㎝のCUBEで表現しています。

最近、プロット高速化改善策を施したBlenderPythonスクリプトを新たにつくり走らせたところ、遺物の大きさ(CUBEの大きさ)が異なってしまうミスを犯しました。ミスの原因は、BlenderにおけるCUBEのデフォルトの大きさは2m×2m×2mであると理解していましたが、primitiveCUBEと指定すれば、それはprimitiveCUBE(size=1)を意味すると勘違いしていたからでした。

このケアレスミスをキッカケに、BlenderではなぜCUBEのデフォルトの大きさ、つまりprimitiveCUBEの大きさが2m×2m×2mであり、区切りのよい単位と自分が考えた1m×1m×1mのCUBE(つまりprimitiveCUBE(size=1))ではないのか、その理由をwebやChatGPTで調べてみました。

2 Blenderにおいて bpy.ops.mesh.primitive_cube_add() で生成されるCUBEのデフォルトサイズが size=2(= 2m×2m×2m)である理由

理由は3つほどあるようです。

2-1 Blenderの内部基準(Unit Scale)が 「1 Blender Unit = 1m」であるため

Blenderではデフォルトの単位系は「1 Blender Unit = 1m」です。

その上で、size=2 という引数は「中心から各方向に1m(つまり全体で2m)」という意味になります。

Blenderでは空間原点(あるいは中心)との対応でオブジェクトを認識し操作しますから、原点(あるいは中心)とCUBEの大きさを考える時、次のような関係になります。

size=2 → -1m 〜 +1m の立方体(合計 2m)

size=1 → -0.5m 〜 +0.5m の立方体(合計 1m)

つまり、原点(あるいは中心)を意識し、それとの関係でCUBEの大きさを捉える時、size=2 という引数が「1 Blender Unit = 1m」に対応することになり、最も基礎的大きさであると考えることができます。

2-2 分かりやすい視認性を優先した設計

Blenderでは、画面立上げと同時に立方体(CUBE)が追加され、表示されます。この際、1m立方体だと小さすぎて3Dビューポートで目立たないことがあります。初心者ユーザーでも「見てすぐわかる形」が重要であり、そのため、デフォルトでやや大きめの 2mサイズ を選んでいると考えられます。

2-3 Blender初期バージョンとの互換性

Blenderの初期のバージョンでは、実世界単位(mやcm)ではなく「Blender Unit」が独立した単位として使われていました。その当時、size=2(-1〜+1)で作られたCUBEは、原点を中心に対称な形で作るための定番でした。後から単位系(Metric)に対応した際に、古いスクリプトとの互換性を保つため、「デフォルトsize=2」が維持された可能性があります。

3 感想

BlenderのprimitiveCUBEのデフォルトサイズがsize=2である理由を知ることができました。その根本は原点(中心)から「1 Blender Unit = 1m」のサイズのCUBEという点にあります。それは、3D空間のなかでCUBEを構築生成する行為(パソコン画面で3D空間を認識して、マウスやキーボードを手筋肉で操作してCUBEをつくる活動)があってはじめて生まれた観念であると理解しました。腑に落ちました。


Blender3DビューポートにおけるprimitiveCUBE(size=1)とprimitiveCUBE(size=2)


2025年6月ブログ活動のふりかえり

 Looking back on blog activities in June 2025


I looked back on the activities of the blog "Walking the Hanami River Basin" in June 2025.

Almost every day in June, I worked hard on inputting data for the Ariyoshi Kita Shell Mound in the morning, and in the afternoon, I enjoyed creating 3D models of the ruins and 3D models of the Iranian topography.


ブログ「花見川流域を歩く」の2025年6月活動をふりかえりました。

6月はほぼ毎日、午前中は有吉北貝塚入力作業に励み、午後は遺構3Dモデル作成やイラン地形3Dモデル作成を楽しみました。

1 ブログ「花見川流域を歩く」

・2025年6月の記事数は27です。

・ほぼ毎日午前中は有吉北貝塚北斜面貝層の遺物平面図から遺物の平面座標読取デジタル化作業に励みました。作業日誌記事を3編書きました。

・午後は有吉北貝塚の遺構(陥穴など)3Dモデル作成(記事6編)及びイラン地形3Dモデル作成(記事13編)を楽しみました。

・考古学切手記事1編を書きました。

2 ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」

・早朝散歩記事を1編書きました。

3 2025年6月活動の特徴

3-1 有吉北貝塚北斜面貝層遺物平面座標読取デジタル化作業の本格スタート

有吉北貝塚北斜面貝層遺物平面座標読取デジタル化作業の本格スタートを切ることができました。毎日午前中は有無を言わせずに入力作業を行っています。地道な継続作業なくして6万4000件の遺物3Dデータベースは作成できません。(手入力作業による数万件以上のデータベース作成作業は千葉県遺跡分布データベース、千葉県小字分布データベースなどで既体験しているので、地道な作業の大切さは身に染みて理解しています。)

6月は作業の効率化に注力しました。これから本格化する作業をいかに効率化するか、作業詳細面でのPythonスクリプト活用の工夫改善を多数行いました。

3-2 遺構3Dモデル作成プロジェクトスタート

考古における3Dモデルという観点で自分の技術をふりかえると、遺物をフォトグラメトリで3Dモデルにする技術だけでは跛行感がぬぐい切れません。そこで、発掘調査報告書掲載実測図(平面図、断面図)から遺構(竪穴住居跡、土坑、陥穴、炉穴、…)の3Dモデル作成技術を身に着けるプロジェクトをスタートさせました。

6月は自分のBlenderによる3Dモデル作成技術がいかに稚拙であるか実感する日々となりました。その稚拙感は物事のスタートでいつも感じる、その分野専門技術にはじめて接触した時の実感です。しかし、よくよく考えてみると、現時点より技術が下がることはあり得ないので、後は専門技術が少しづつ向上するだけですから、未来(と言っていもごく短い未来しかありませんが)が楽しみです。

このような感想をくどくどと記事に書くことははばかりました。

3-3 イラン地形3Dモデル作成完結

自分最初の会社(応用地理を標榜する日本最初の建設コンサルタント会社)で一緒だった中家さんから雑誌地理4月号(イラン特集号)を3月に謹呈していただきました。2カ月遅れとなりましたが、その雑誌論説の感想文装いで、イラン関連記事を書きました。しかし、記事内実は自分のイラン地形3Dモデル作成を楽しむ活動となってしまいました。中家さんや著者の皆さんにはお詫びします。6月に戦争が勃発し、イランに特別の興味を持たざるを得ない状況下での地形3Dモデル作成作業は、いつまでも印象に残ると思います。

3-4 考古学切手記事

考古学切手記事1編を書きました。この記事を書く中で、考古学切手ストックをあらためて眺めてみると、自分の考えていた以上に豊なコレクションになっていることに気が付きました。今後考古学切手蒐集趣味活動を発展させることにします。まずはいままで蒐集したコレクションの本格整理に取り掛かることにします。

4 2025年7月活動の展望

7月は6月活動を継続します。午前中は有吉北貝塚入力作業に励み、午後は縄文遺構3Dモデル作成を楽しむことにします。午前中活動では作業効率化のためのPythonスクリプト作成技術向上、午後活動ではBlender技術向上を目指します。

参考

ブログ「花見川流域を歩く」2025年6月記事

ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」2025年6月記事


2025年6月 Sketchfabに投稿した3Dモデル


2025年6月 YouTubeに投稿した動画


2025年6月 ブログ「花見川流域を歩く」投稿記事に掲載した画像


2025年6月30日月曜日

イランのサルチャハン付近背斜構造地形(ノーマルマップバージョン)

 Anticlinal structure near Sarchahan, Iran (normal map version)


After reading the article "Can you drink alcohol in Iran?" in the April issue of Geography magazine, I learned about the alcohol-free social situation in Iran and the taste of non-alcoholic beer.

Although not related to this article, I created a normal map version of the 3D model of the anticlinal structure and enjoyed the mysterious appearance of it being illuminated in the spotlight.


雑誌地理4月号記事「イランで酒は飲めるのか?」を読んで、イラン禁酒社会状況とノンアルビールの味について学習しました。

この記事とは関係しませんが、背斜構造地形3Dモデルのノーマルマップバージョンを作成して、スポットライトが当たるような不思議な様子を楽しみました。

1 イランのサルチャハン付近背斜構造地形(ノーマルマップバージョン)

イランのサルチャハン付近背斜構造地形(ノーマルマップバージョン)

Anticlinal structure topography near Sarchahan, Iran (Normal Map Version)

Vertical ratio: ×1

Attributions

Generator: DEM Net Elevation API - https://elevationapi.com

Mesh reduction: geometry3Sharp (GradientSpace, Ryan Schmidt) BSL 1.0 License - https://github.com/gradientspace/geometry3Sharp/blob/master/LICENSE

Digital Elevation Model: AW3D30 OpenTopography - https://opentopography.org/

Imagery: Esri World Imagery - https://services.arcgisonline.com/ArcGIS/rest/services/World_Imagery/MapServer

テクスチャはheightmap、normalmap、texture画像の合成


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像

2 メモ

雑誌地理4月号記事今村遼平著「イランで酒は飲めるのか?」を読んで、イラン禁酒社会の状況とイランのノンアルコールビールの味がとてもまずいことを学習しました。

この記事とは関係しませんが、背斜構造地形3Dモデルのノーマルマップバージョンを作成して、スポットライトが当たるような不思議な様子を楽しみました。


テクスチャ画像の作成


イランのサルチャハン付近背斜構造地形(干渉色バージョン)

 Anticlinal structure near Sarchahan, Iran (interference color version)


I read the article "Iran, the Earthquake Country" in the April issue of Geography magazine and learned about the current state of earthquakes in Iran and disaster prevention measures.

Although not related to this article, I enjoyed creating an interference color version of a 3D model of an anticlinal structure using an interference color conversion tool (Map Art Institute).


雑誌地理4月号記事「地震国イラン」を読んで、イラン地震事情と防災対策の様子について学習しました。

この記事とは関係しませんが、背斜構造地形3Dモデルの干渉色バージョンを、干渉色変換ツール(地図アート研究所)を利用して作成し、楽しみました。

1 イランのサルチャハン付近背斜構造地形(干渉色バージョン)

イランのサルチャハン付近背斜構造地形(干渉色バージョン)

Anticlinal structure topography near Sarchahan, Iran (Interference color version)

Vertical ratio: ×1

Attributions

Generator: DEM Net Elevation API - https://elevationapi.com

Mesh reduction: geometry3Sharp (GradientSpace, Ryan Schmidt) BSL 1.0 License - https://github.com/gradientspace/geometry3Sharp/blob/master/LICENSE

Digital Elevation Model: AW3D30 OpenTopography - https://opentopography.org/

Imagery: Esri World Imagery - https://services.arcgisonline.com/ArcGIS/rest/services/World_Imagery/MapServer

テクスチャ画像の干渉色化 - https://ymd5022002.github.io/map-art-jp/tools/index.html


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像

2 メモ

雑誌地理4月号尾上篤生著「地震国イラン」を読んで、イラン地震事情と防災対策の様子について学習しました。木のないイランでは土で家をつくることが多く、地震被害は日本とくらべ特段に多いとのことです。

この記事とは関係しませんが、背斜構造地形3Dモデルの干渉色バージョンを、干渉色変換ツール(地図アート研究所)を利用して作成し、楽しみました。

テクスチャ画像の干渉色化は次のステップで行いました。


テクスチャ画像の干渉色化

干渉色変換ツールを無償で提供している地図アート研究所(代表 やまだこーじ さん)に感謝します。


イランのサルチャハン付近背斜構造地形

 Anticlinal structure topography near Sarchahan, Iran


I learned about the current social conditions of Iran by reading the April issue of Geography magazine, "Iranian Couple."


Although unrelated to this article, I enjoyed creating a 3D model of the terrain with exposed anticlinal structures using the DEM-Net Elevation API.


雑誌地理4月号「イラン人のカップル」を読んで、当世イラン社会世相について学習しました。

この記事とは無関係ですが、背斜構造がむき出しとなった地形3DモデルをDEM-Net Elevation APIで作成して楽しみました。

1 イランのサルチャハン付近背斜構造地形

イランのサルチャハン付近背斜構造地形

Anticlinal structure topography near Sarchahan, Iran

Vertical ratio: ×1

Attributions

Generator: DEM Net Elevation API - https://elevationapi.com

Mesh reduction: geometry3Sharp (GradientSpace, Ryan Schmidt) BSL 1.0 License - https://github.com/gradientspace/geometry3Sharp/blob/master/LICENSE

Digital Elevation Model: AW3D30 OpenTopography - https://opentopography.org/

Imagery: Esri World Imagery - https://services.arcgisonline.com/ArcGIS/rest/services/World_Imagery/MapServer


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像

2 メモ 

雑誌地理4月号高安克己著「イラン人のカップル」を読んで、当世イラン社会結婚事情の世相について学習しました。

この記事とは無関係ですが、Google earthを見ていると、背斜構造がむき出しとなった地形が目にとまり、自分には草食恐竜の背中の剣のような姿で珍しいので、3DモデルをDEM-Net Elevation APIで作成して楽しみました。

地形形状が尖っていて特徴的であるので、垂直比率に下駄をはかせて誇張するのは止めて、Vertical ratio: ×1としました。


有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図座標入力作業日誌(2025.06.30)

 Work log for inputting coordinates of artifacts on the distribution map of the shell layer on the north slope of the Ariyoshi Kita shell mound (2025.06.30)


We are currently working on obtaining planar coordinates of artifacts from the distribution map of artifacts on the shell layer on the north slope of the Ariyoshi Kita shell mound, and obtaining 3D coordinates by combining them with the elevation values ​​already obtained. The 3D distribution of a total of 9,828 artifacts was revealed near the head of the gully erosion terrain.


有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図から、遺物の平面座標を取得し、既に取得している標高値と合わせて3D座標を取得する活動を進めています。ガリー侵食地形谷頭部付近では合計9828遺物の3D分布が明らかとなりました。

1 有吉北貝塚北斜面貝層の遺物3D分布データ(2025.06.30現在)

有吉北貝塚北斜面貝層の遺物3D分布データ(2025.06.30現在)

3DF Zephyr v8.013でアップロード


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像

2 メモ

貝層の中における、遺物三次元分布の様子が少しずつ明らかになってきました。

ここまでの作業データだけでも、それを分析すれば新しい情報がたくさん獲得できることは確実です。しかし、北斜面貝層全体のデータ作成を急ぐことにして、分析活動は将来の楽しみとしてとっておきます。

遺物分布図からの平面座標読取作業の効率化をより一層進めることに、活動精力の大半を注ぎ込むことにします。連続作業はできるだけPythonスクリプトで自動化しています。6月前半より6月後半作業の方が大幅に効率化しました。しかし、まだ効率化できる作業単位はかなりあると見積もっています。


2025年6月25日水曜日

陥穴TP005(千葉市有吉北貝塚)3Dモデル

 3D model of pitfall TP005 (Ariyoshikita Shell Mound, Chiba City)


A 3D model of a pitfall that completely drops animals into a space they cannot escape from was created. In the excavation report, we can see what appears to be a device for deception.


動物が脱出できない空間に完全に落としこむタイプの陥穴の3Dモデルを作成しました。欺瞞のための工夫装置らしきものが観察できます。

1 陥穴TP005(千葉市有吉北貝塚)3Dモデル

陥穴TP005(千葉市有吉北貝塚)3Dモデル


発掘調査報告書資料

3DF Zephyr v8.013でアップロード


3Dモデルの動画


3Dモデルの動画(ワイヤフレームバージョン)


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像

2 メモ

陥穴底面付近空間が広がっているので、動物が脱出できないようになっています。大きな動物は脱出のために側壁を蹴ることができず、小さな動物は側壁をよじ登る足がかりがありません。

実測図を観察すると陥穴四隅に半円柱形を想起させるような掘り込み跡が表現されています。


実測図に表現されている陥穴四隅の掘り込み跡

この掘り込み跡の一つの解釈例として、陥穴が付近の地面と同じである欺瞞を草や土で行うときに、その重量を支える棒を固定する装置の跡であるのではないだろうかと考えます。

次の記事で3Dモデルのその様子を描き込んでみることにします。


2025年6月23日月曜日

考古学切手「モラヴィアのヴィーナス」

 Archaeological stamp "Venus of Moravia"


In my collection of archaeological stamps, I came across the "Venus of Moravia" stamp issued in 2006 by Slovakia, and enjoyed the image. The mammoth ivory Venus statue stands out against the gold background and the repeating patterns on both sides.


考古学切手蒐集の中でスロバキア2006年発行切手「モラヴィアのヴィーナス」を入手して、その画像を楽しみました。マンモス牙製ヴィーナス像が金色の背景と左右の繰り返し模様で際立っています。

1 考古学切手「モラヴィアのヴィーナス」


考古学切手「モラヴィアのヴィーナス」

スロバキア2006年発行、38スロバキア・コルナ

紀元前22800年

スロバキア科学アカデミー考古学研究所(ニトラ)

切手の大きさ:4.4㎝×5.4㎝

2 メモ

原物はマンモス牙製で高さ約7.6㎝です。。

出土地:スロバキアのモラヴァニ・ナド・ヴァーホム(Moravany nad Váhom)近郊で発見されました。

背景が金色で左右に繰り返し模様(おそらく当時の装飾模様を意識した模様)があり、ビーナス像が際立っています。

ヴィレンドルフのヴィーナスなどと同様の文化圏の作品とされています。


考古学切手「ヴィレンドルフのヴィーナス」

オーストリア2008年発行考古学切手。レンチキュラー印刷(微細レンズ集合によりビーナスが背景の中で立体的に見える、さらに背景の背景でビーナスの影が動く)、7㎝×7.5㎝。

2021.08.06記事「ヴィレンドルフのヴィーナス切手と石偶



イランの防災遊水ダムの集水域

Catchment area of ​​a flood-prevention dam in Iran


I read the article "Iranian clothing" in the April issue of Geography magazine and learned about women's hijab in particular.


Unrelated to this article, I had fun tracing the catchment area of ​​a flood-prevention dam near the salt dome.


雑誌地理4月号記事「イラン人の服装」を読んで、特に女性のヒジャブ着用について学習しました。

この記事とは無関係ですが、岩塩ドーム付近にある防災遊水ダムの集水域をなぞって遊んでみました。

1 イランの防災遊水ダムの集水域

イランの防災遊水ダムの集水域

マザイジャン近くのダラブダムの集水域を白線で表示

地形3Dモデルは「イランの岩塩ドーム付近の地形(干渉色バージョン)」で、その諸元は次の通り

Vertical ratio: ×3

Attributions

Generator: DEM Net Elevation API - https://elevationapi.com

Mesh reduction: geometry3Sharp (GradientSpace, Ryan Schmidt) BSL 1.0 License - https://github.com/gradientspace/geometry3Sharp/blob/master/LICENSE

Digital Elevation Model: AW3D30 OpenTopography - https://opentopography.org/

Imagery: MapBox Satellite Street - https://www.mapbox.com

テクスチャ画像の干渉色化 - https://ymd5022002.github.io/map-art-jp/tools/index.html

3DF Zephyr v8.011でアップロード


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像

2 メモ

雑誌地理4月号記事、高安克己著「イラン人の服装」を読んで、特に女性のヒジャブ着用について学習しました。現在では女性がヒジャブ着用に違反したばあい、むち打ちの刑に処せられることが決まっているそうです。

3 マザイジャン近くのダラブダムの集水域

地形3Dモデル「イランの岩塩ドーム付近の地形(干渉色バージョン)」を眺めていると、マザイジャン近くに堰堤3本からなる河川施設があり、興味を持ちました。Google earthで眺めてみると貯水した状況の写真を得ることができました。


マザイジャン付近のダラブダム Google earthから引用


マザイジャン付近のダラブダム Google earthから引用


マザイジャン付近のダラブダム Google earthから引用


マザイジャン付近のダラブダムの様子 Google earthから引用


マザイジャン付近のダラブダムの位置 Google earthから引用

この河川施設の意義について、当初は農業用の貯水ダムかもしれないと考えたのですが、つぎのような情報をGoogle earthで確認し、防災遊水池であると判断しました。

1 ダムからつながる農業水利施設が存在しない。

2 農地の水利施設は湧水(地下水くみ上げ?)からパイプで引水している様子が観察できる。

3 ダム下流にダム建設に起因すると考えられる農地拡大が観察できない。

4 ダムの構造が単純で増水時に上流ゲートから水が自然流入し、ダムの水はそのまま下流ゲートから流出するタイプである。上下ゲートに水位調節機能がない。つまり通常の遊水池構造である。

なぜか、この防災遊水池の集水域を知りたくなり、地形3Dモデルに流域界を白線でなぞってみました。

別の岩塩ドームを流域に持つ小河川の下流には耕地がなく、岩塩ドームの存在が耕地開発に悪影響を与えていることを確認できました。


岩塩ドーム流域では耕地開発ができない 

2025年6月21日土曜日

陥穴のシカ猟想像図

 Imaginary image of deer hunting in a sinkhole


I placed a 3D model of a deer in a 3D model of a sinkhole and created an imaginary image of a deer hunting where the deer has fallen and is unable to move. The deer's feet are hanging in the air, so it cannot escape.


陥穴3Dモデルにシカ3Dモデルを配置して、シカが落ちて身動きできなくなったシカ猟想像図を作成しました。シカの足は宙に浮いているので、脱出できません。

1 陥穴のシカ猟想像図


陥穴のシカ猟想像図


陥穴のシカ猟想像図


陥穴のシカ猟想像図


陥穴のシカ猟想像図


陥穴のシカ猟想像図


陥穴原図(有吉北貝塚発掘調査報告書から引用)

2 メモ

この想像図を作成して次の問題意識を持つことができました。

1 陥穴の構造から、捕獲していたシカの大きさを逆算できる可能性があります。

2 陥穴にシカを誘導していた柵の存在があったのではないかと想像します。柵跡が発掘調査報告書掲載写真などにあるか。(大膳野南貝塚では陥穴誘導柵と考えられる穴跡がありました。)

3 陥穴の掘り方には専門技術(専門道具)が伴っていたと考えられます。体を入れられないだけでなく、手も届かない穴の深部をどのように掘削したのか、穴には専門道具を使った跡が残っているのか、興味が深まります。将来、手の届かない深部の掘削作業の様子を人3Dモデルで表現することにします。

3 技術メモ

シカ3DモデルはSketchfabのHuargennさんのDeerを利用させていただきました。脚部を編集しています。

動物や人の動き、ポーズを3Dモデルで表現する技術が自分には全くないので、これからその技術を習得することにします。

2025年6月20日金曜日

イランの岩塩ドーム付近の地形(干渉色バージョン)

 Terrain near the salt domes in Iran (interference color version)


I learned about the state of modern Iranian society by reading the article "Life and Religion of the Iranian People" in the April issue of Geography magazine. The article is memorable for the smiling faces of Iranians before the war.


Unrelated to the article, I had fun creating a terrain near the salt domes in Iran (interference color version) using an interference color conversion tool (Map Art Institute).


雑誌地理4月号記事「イランの人々の暮らしと宗教」を読んで現代イラン社会の様子について学習しました。戦争前のイラン人笑顔が印象的な記事です。

記事とは無関係ですが、干渉色変換ツール(地図アート研究所)を利用して、イランの岩塩ドーム付近の地形(干渉色バージョン)の作成を楽しみました。

1 イランの岩塩ドーム付近の地形(干渉色バージョン)

イランの岩塩ドーム付近の地形(干渉色バージョン)

Terrain near a salt dome in Iran (Interference color version)

Vertical ratio: ×3

Attributions

Generator: DEM Net Elevation API - https://elevationapi.com

Mesh reduction: geometry3Sharp (GradientSpace, Ryan Schmidt) BSL 1.0 License - https://github.com/gradientspace/geometry3Sharp/blob/master/LICENSE

Digital Elevation Model: AW3D30 OpenTopography - https://opentopography.org/

Imagery: MapBox Satellite Street - https://www.mapbox.com

テクスチャ画像の干渉色化 - https://ymd5022002.github.io/map-art-jp/tools/index.html

3DF Zephyr v8.011でアップロード


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像

2 メモ

雑誌地理4月号記事、中家惠二著「イランの人々の暮らしと宗教」を読んで現代イラン社会の様子について学習しました。イランの人々の明るい笑顔の鮮やかなカラー写真が多く、現在(2025.06.20)のイスラエル-イラン戦争戦況報道の重圧感あふれる報道と対照的です。

記事とは関係ありませんが、干渉色変換ツール(地図アート研究所 所長 やまだこーじ)を利用して、イランの岩塩ドーム付近の地形(干渉色バージョン)の作成を楽しみました。

テクスチャ画像を干渉色化することによって、地形3Dモデルの細部がイキイキとして自己主張しだして、全体の迫力が増大します。

テクスチャ画像の干渉色化は次のステップで行いました。


テクスチャ画像の干渉色化


2025年6月18日水曜日

イランの岩塩ドーム付近の地形

 Topography near the salt domes in Iran


I learned about Iranian society by reading the article "The Mystery of Iranian Smiles and Greetings" in the April issue of the magazine Geography. With the outbreak of the Israel-Iran War, this article will gain new significance as a pre-war record. I created a 3D model of the topography near the salt domes using the DEM-Net Elevation API, and enjoyed observing the topography that cannot be observed in Japan.


雑誌地理4月号記事「イラン人の笑顔と挨拶の謎」を読んで、イラン社会の様子について学習しました。イスラエル-イラン戦争が勃発し、この記事は戦争前記録としての新しい意義が生まれるでしょう。記事とは関係ありませんが、岩塩ドーム付近地形3DモデルをDEM-Net Elevation APIで作成して、日本では観察できない地形の観察を楽しみました。

1 イランの岩塩ドーム付近の地形

イランの岩塩ドーム付近の地形

Terrain near a salt dome in Iran

Vertical ratio: ×3

Attributions

Generator: DEM Net Elevation API - https://elevationapi.com

Mesh reduction: geometry3Sharp (GradientSpace, Ryan Schmidt) BSL 1.0 License - https://github.com/gradientspace/geometry3Sharp/blob/master/LICENSE

Digital Elevation Model: AW3D30 OpenTopography - https://opentopography.org/

Imagery: MapBox Satellite Street - https://www.mapbox.com

Uploaded with Elevation API - https://elevationapi.com


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像

2 メモ

雑誌地理4月号記事、高安克己著「イラン人の笑顔と挨拶の謎」を読んで、イラン社会の様子について学習しました。イスラエル-イラン戦争が勃発し、この記事は戦争前記録としての新しい意義が生まれるでしょう。

記事とは関係ありませんが、岩塩ドーム付近地形3DモデルをDEM-Net Elevation APIで作成して、日本では観察できない地形の観察を楽しみました。

陥穴TP008(千葉市有吉北貝塚)3Dモデル

 3D model of TP008 (Ariyoshikita Shell Mound, Chiba City)


I created a 3D model of a type of trap that restricts animals from moving in a small space.


動物を狭い空間で身動きさせないタイプの陥穴の3Dモデルを作成しました。

1 陥穴TP008(千葉市有吉北貝塚)3Dモデル

陥穴TP008(千葉市有吉北貝塚)3Dモデル


発掘調査報告書資料

3DF Zephyr v8.011でアップロード


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像

2 メモ

3本の輪郭線(べジェ曲線)に1本の補助曲線を加えてBlender3Dビューポートに配置し、アドオンCurves To Meshで土坑壁面3Dモデルを作成し、その3Dモデルに底面の面貼りと台地面造形(辺ループのブリッジ)を行いました。最上位開口部輪郭線は断面標高差を表現するために、約2度の傾斜を設けています。


事前作業図

将来的には動物が歩いてきて、この陥穴に落ちて、身動きできなくなる状況の3Dモデル(動画)を作成することにします。


2025年6月16日月曜日

イラン縦貫鉄道のルートとなっているアラーク南西山地地域

 The mountainous area southwest of Arak City, which is the route of the Trans-Iranian Railway


I learned about transportation in Iran by reading the article "Transportation in Iran" in the April issue of Geography magazine. I was interested in the Trans-Iranian Railway, which is a World Heritage Site, and created a 3D model of the terrain in the mountainous area southwest of Arak City using the DEM-Net Elevation API, and enjoyed looking at the relationship between the trans-Iranian railway track and the terrain.


雑誌地理4月号記事「イランの交通事情」を読んで、イランの交通について学習しました。世界遺産となったイラン縦貫鉄道に興味を持ち、アラーク南西山地地域の地形3DモデルをDEM-Net Elevation APIでつくり、縦貫鉄道軌道と地形との関係を眺めて楽しみました。

1 イラン縦貫鉄道のルートとなっているアラーク南西山地地域

イラン縦貫鉄道のルートとなっているアラーク南西山地地域

The mountainous area southwest of Arak city, which is the route of the Iranian trans-Iranian railway

Vertical ratio: ×3

Attributions

Generator: DEM Net Elevation API - https://elevationapi.com

Mesh reduction: geometry3Sharp (GradientSpace, Ryan Schmidt) BSL 1.0 License - https://github.com/gradientspace/geometry3Sharp/blob/master/LICENSE

Digital Elevation Model: AW3D30 OpenTopography - https://opentopography.org/

Imagery: OpenTopoMap - Map data: © <a href="https://www.openstreetmap.org/copyright">OpenStreetMap</a> contributors, <a href="http://viewfinderpanoramas.org"> SRTM</a> | Map style: &copy; <a href="https://opentopomap.org" > OpenTopoMap</a> (<a href="https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/" > CC-BY-SA</a>)


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像

2 メモ


イラン縦貫鉄道のルート Wikipediaから引用


イラン縦貫鉄道のルート


3Dモデルの場所

雑誌地理4月号記事、児井正臣著「イランの交通事情」を読んで、イランの交通について学習しました。世界遺産となったイラン縦貫鉄道は最近立て続けに何回か「世界の旅」的TV番組で見て興味を持ちました。そのルートをOpenTopoMapで追い、アラーク南西山地地域の地形3DモデルをDEM-Net Elevation APIでつくり、縦貫鉄道軌道と地形との関係を眺めて楽しみました。