2024年4月29日月曜日

顔面付釣手土器(飯田市北田遺跡)観察記録3Dモデル(2024年3月撮影版)

 Observation record 3D model of Vessel with handles for suspension and a face (Iida City,Kitada site) (Photographed in February 2024)


I had fun creating a 3D model of Vessel with handles for suspension and a face on display at the Iida City Art Museum. I was able to improve the 3D model I created in 2019.


飯田市美術博物館に展示されている顔面付釣手土器(飯田市北田遺跡)の観察記録3Dモデルを作成して楽しみました。2019年に作成した3Dモデルより改良することができました。

1 顔面付釣手土器(飯田市北田遺跡)観察記録3Dモデル(2024年3月撮影版)

顔面付釣手土器(飯田市北田遺跡)観察記録3Dモデル(2024年3月撮影版)

縄文時代中期

撮影場所:飯田市美術博物館美術・自然・文化展示室

撮影月日:2024.03.17


展示の様子

ガラス面越し撮影

3DF Zephyr v7.517 processing 148 images


3Dモデルの画像


3Dモデルの動画

2 メモ

この土器は2019年12月に最初の3Dモデルを作成しています。

縄文中期顔面付釣手土器(飯田市北田遺跡) 観察記録3Dモデル

今回作成3Dモデルは2019年版より改良することができました。

土器頂部にあるカップには香草などを入れて、土器内部に置かれる熾火で熱したものと考えます。熱せられた香草などから匂いや覚醒成分が蒸発し、室内の特別環境形成に役立てたものと想像します。

顔面付釣手形土器(伊那市御殿場遺跡)観察記録3Dモデル(2024年2月撮影版)

 Observation record 3D model of Vessel with handles for suspension and a face (Ina City,Gotenba site) (Photographed in February 2024)


I created a 3D model of the Vessel with handles for suspension and a face on display at the Ina City Souzou-kan. The result was a very harmonious 3D model considering it was shot through a glass surface. I think of it as an vessel that comes close to a pregnant woman during childbirth.


伊那市創造館に展示されている顔面付釣手形土器(伊那市御殿場遺跡)の3Dモデルを作成しました。ガラス面越し撮影にしてはとても円満な3Dモデルとなりました。出産時産婦に寄り添う土器であると考えます。

1 顔面付釣手形土器(伊那市御殿場遺跡)観察記録3Dモデル(2024年2月撮影版)

顔面付釣手形土器(伊那市御殿場遺跡)観察記録3Dモデル(2024年2月撮影版)

縄文時代中期

撮影場所:伊那市創造館常設展示室

撮影月日:2024.02.21


展示の様子

ガラス面越し撮影

3DF Zephyr v7.517 processing 222 images


3Dモデルの画像


3Dモデルの動画

2 メモ

この土器は2021年11月に最初の3Dモデルを作成しています。

顔面付釣手形土器(伊那市御殿場遺跡)観察記録3Dモデル Incense Burner

ガラスケースに格納展示されていますが、3面から撮影できるため、ガラスケース越しとは思えないとても円満な3Dモデルを、今回、作成することができました。

この土器に関する感想や考察は過去に多数記事にしています。その過去記事を読み返して、次の過去記事は今の自分がとても興味を深めるものです。

2021.11.23記事「顔面付釣手形土器(伊那市御殿場遺跡)の実用的側面の考察

土器背面に小カップ存在を想定し、その小カップに香草等を入れて熱し、産婦出産の苦痛を和らげたという検討(想像)です。


小カップ存在の可能性


小カップの機能


土器の利用方法

顔面は苦痛にあえぐ産婦に香草の匂いをかがせることによって、柔和な顔つきになってほしいという期待が込められていると想像します。

釣手形土器にカップがあることは一般的であると言えます。


顔面付釣手土器(飯田市北田遺跡)縄文時代中期 飯田市美術博物館展示

この土器のカップは香草等を焚くためのもので、人面描写は記号的表現になっていますが、「柔和な顔つき」を表象していると考えます。


2024年4月28日日曜日

技術メモ BlenderPythonによるオブジェクトの干渉色塗色

 Technical memo

Interference coloring of objects with BlenderPython


I created a BlenderPython script with the help of ChatGPT that can paint selected objects with interference colors in Blender and make adjustments. The interference color scheme was developed by Koji Yamada.


Blenderで、選択したオブジェクトを干渉色に塗り、調整ができるBlenderPythonスクリプトをChatGPT支援により作成しました。干渉色配色はやまだこーじさん開発によるものです。

1 オブジェクトの例

次のオブジェクト(フォトグラメトリで作成した土偶3Dモデル)を例に説明します。


オブジェクト


オブジェクトのノード

以下、このオブジェクトに干渉色を塗色する手順をメモします。

2 オブジェクトのテクスチャ画像ノードを外す

オブジェクトのテクスチャ画像ノードをプリンシプルBSDFから外します。オブジェクトを選択します。


オブジェクトの様子


オブジェクトのノード

2 BlenderPythonスクリプト「干渉色ノード生成」をテキストエディターに読み込み、スクリプトを実行します。

BlenderPythonスクリプト「干渉色ノード生成」


import bpy

# 選択されたオブジェクトのアクティブなマテリアルを取得
obj = bpy.context.object
material = obj.active_material
nodes = material.node_tree.nodes

# テクスチャ座標設定
ndtc = nodes.new("ShaderNodeTexCoord")
ndtc.location = -1140, 350

# マッピング設定
ndmp = nodes.new("ShaderNodeMapping")
ndmp.location = -970, 350

# 波テクスチャ設定
ndtw = nodes.new("ShaderNodeTexWave")
ndtw.location = -800, 350

# グラデーションテクスチャ設定
ndgr = nodes.new("ShaderNodeTexGradient")
ndgr.location = -630, 350

# カラーランプノードの追加と設定
ndvr = nodes.new("ShaderNodeValToRGB")
ndvr.location = -450, 350
ndvr.color_ramp.color_mode = "RGB"
ndvr.color_ramp.interpolation = "LINEAR"

# やまだこーじさん開発干渉色カラーグラデーションの設定
ndvr.color_ramp.elements[0].position = 0.0
ndvr.color_ramp.elements[0].color = 0.949,0.996,0.984,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.042).color = 1.000,0.965,0.784,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.083).color = 0.961,0.784,0.369,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.125).color = 0.796,0.455,0.020,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.167).color = 0.490,0.000,0.627,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.208).color = 0.000,0.408,0.925,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.250).color = 0.000,0.757,1.000,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.292).color = 0.525,0.961,0.871,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.333).color = 0.863,1.000,0.522,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.375).color = 1.000,0.886,0.000,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.417).color = 1.000,0.620,0.482,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.458).color = 0.945,0.220,0.835,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.500).color = 0.604,0.259,0.984,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.542).color = 0.000,0.639,0.929,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.583).color = 0.000,0.882,0.694,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.625).color = 0.306,0.976,0.373,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.667).color = 0.839,0.925,0.412,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.708).color = 1.000,0.749,0.718,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.750).color = 1.000,0.498,0.902,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.792).color = 0.957,0.380,0.922,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.833).color = 0.616,0.561,0.788,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.875).color = 0.000,0.769,0.584,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.917).color = 0.000,0.890,0.510,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=0.958).color = 0.420,0.902,0.659,1.000
ndvr.color_ramp.elements.new(position=1.000).color = 0.812,0.820,0.816,1.000

# ガンマ設定
ndgm = nodes.new("ShaderNodeGamma")
ndgm.inputs[1].default_value = 2.2  # ガンマ値を設定
ndgm.location = -180, 350

# ノード間のリンク設定
material.node_tree.links.new(ndtc.outputs[0], ndmp.inputs[0])
material.node_tree.links.new(ndmp.outputs[0], ndtw.inputs[0])
material.node_tree.links.new(ndtw.outputs[0], ndgr.inputs[0])
material.node_tree.links.new(ndgr.outputs[0], ndvr.inputs[0])
material.node_tree.links.new(ndvr.outputs[0], ndgm.inputs[0])

# ガンマ設定ノード(ndgm)をプリンシパルBSDFにリンクする
# アクティブなマテリアルのプリンシパルBSDFノードを取得
principled_bsdf = None
for node in nodes:
    if node.type == 'BSDF_PRINCIPLED':
        principled_bsdf = node
        break

# プリンシパルBSDFノードが見つかった場合にのみリンクを作成
if principled_bsdf:
    material.node_tree.links.new(ndgm.outputs[0], principled_bsdf.inputs[0])
else:
    print("Principled BSDF node not found in material.")

3 オブジェクトが干渉色で塗色される

オブジェクトが干渉色で塗色されます。


オブジェクトの様子


オブジェクトのノード

ノードは左からテクスチャ座標、マッピング、波テクスチャ、グラデーション、カラーランプ、ガンマが生成し、プリンシブルBSDFにリンクします。

マッピングと波テクスチャはデフォルト設定になっていますので、干渉色塗色は望むような塗色になっていない可能性が高いので、調整が必要です。


マッピングと波テクスチャによる調整項目

カラーランプはやまだこーじさん開発干渉色の設定になっています。


干渉色設定のカラーランプ

ガンマはRGBのガンマ補正値2.2が設定されています。これは、BlenderのRGBはガンマ補正がされていないためです。ちなみに、ガンマ補正値に2.2より大きな数を入力すると全体が濃い色に小さな数を入力すると薄い色になります。

4 「マッピング 回転」の調整


「マッピング 回転」でYに90°を入力した様子


「マッピング 回転」でYに90°を入力した様子(上から)

この事例では「マッピング 回転」にY:90°を入力し、私が望むようなカラーランプ軸を設定しました。

5 「波テクスチャ スケール」の調整


「波テクスチャ スケール」の値に3を入力した様子

「波テクスチャ スケール」のデフォルト値5を3に変更してみました。

「波テクスチャ スケール」の値は干渉色セットの繰り返し回数の係数です。

6 「波テクスチャ 位相オフセット」の調整


「波テクスチャ 位相オフセット」の値に0.2を入力した様子

「波テクスチャ 位相オフセット」のデフォルト値0を0.2に変更してみました。

「波テクスチャ 位相オフセット」の値は干渉色セットの始まる位置をずらす係数です。

7 感想メモ

やまだこーじさん開発の干渉色変換ツール機能に相当する機能を、今回Blenderで実現できたと考えます。

干渉色カラーランプの原型は2023.06.17記事「干渉色生成BlenderPythonスクリプトを作成して干渉色を楽しむ」で作成しましたが、今回新たに次の工夫を行いました。

・干渉色のガンマ補正

・「マッピング 回転」によるカラーランプ軸設定

・「波テクスチャ スケール」による干渉色セット繰り返し回数設定

・「波テクスチャ 位相オフセット」による干渉色セット始点設定

・作成ノード群とプリンシプルBSDFノードとのリンク

干渉色変換ツールを開発し、その情報を公開しているやまだこーじさんに感謝します。

なお、カラーランプを改変すれば、自由な配色セットによるオブジェクト塗色が可能となります。


2024年4月24日水曜日

顔面把手付大深鉢(伊那市月見松遺跡)観察記録3Dモデル(2024年2月撮影版)

 Observation record 3D model of deep bowl with face handle (Ina City,Tsukimimatsu site) (Photographed in February 2024)


I created a 3D model of the deep bowl with a face handle (Ina City,Tsukimimatsu site) displayed at the Ina City Souzou-kan. It was slightly improved over the 2021 model. I will enjoy learning and see if new ideas will come from observing new models.


伊那市創造館に展示されている顔面把手付大深鉢(伊那市月見松遺跡)の3Dモデルを作成しました。2021年モデルより少しだけ改良できました。新モデル観察で新しい発想が生まれるか、学習を楽しむことにします。

1 顔面把手付大深鉢(伊那市月見松遺跡)観察記録3Dモデル(2024年2月撮影版)

顔面把手付大深鉢(伊那市月見松遺跡)観察記録3Dモデル(2024年2月撮影版)

縄文時代中期中葉

撮影場所:伊那市創造館常設展示室

撮影月日:2024.02.21


展示の様子

ガラス面越し撮影

3DF Zephyr v7.517 processing 249 images


3Dモデルの画像


3Dモデルの動画

2 GigaMesh Software Frameworkによる展開


GigaMesh Software Frameworkによる展開

3 メモ

この土器は2021年11月に最初の3Dモデルを作成しています。

顔面把手付大深鉢(伊那市月見松遺跡) 観察記録3Dモデル Deep bowl

今回撮影によるモデルは2021年最初モデルよりわずかに良いモデルとなりました。しかし、ガラス面反射が激しく、これ以上の改良は望めないことを悟りました。

この土器に関する検討は過去に多数の記事にしています。その過去記事を読み直して、果たして新たな発想が生まれるか、新モデルを観察しながら、学習を深め楽しむことにします。


干渉色仮面土偶3Dモデル

 Interference color mask clay figurine 3D model


It is very interesting to play with painting the clay figurine 3D model in interference colors. This clay figure is all the more interesting because it is a mask.


土偶3Dモデルを干渉色に塗る遊びはとても面白いです。この土偶は仮面ですから、なおさら面白いです。

1 干渉色仮面土偶3Dモデル

干渉色仮面土偶3Dモデル

元モデル:仮面土偶頭部(伊那市百駄刈遺跡)観察記録3Dモデル

地図アート研究所開発「干渉色変換ツール」で干渉色テクスチャ画像を生成


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像


3Dモデルの動画

2 干渉色仮面土偶3Dモデル作成方法メモ

2-1 元モデルのWabefront(.obj)ファイルを作成する。(テクスチャ画像は不用)

【Blender作業】

2-2 Wabefront(.obj)ファイルをBlenderにインポートする。


テクスチャ画像なしのオブジェクト

2-3 オブジェクトの顔面を水平にして、高さ方向で、ノード「カラーランプ」を使って黒-白のグラデーションで色を塗る。


黒-白グラデーションカラーのオブジェクト

2-4 オブジェクトをUV展開してから、テクスチャ(デフューズ色)をベイクし、ファイル出力する。


ファイル出力されたテクスチャ

2-5 ベイクしたテクスチャファイルをリンクしたオブジェクトをWabefront(.obj)でエクスポートする。

【干渉色変換ツール作業】

2-6 Wabefront(.obj)ファイルのテクスチャ画像を干渉色変換ツールで干渉色に変換する。


干渉色テクスチャ画像 例1


干渉色テクスチャ画像 例2


干渉色テクスチャ画像 例3


干渉色テクスチャ画像 例4

3 感想

土偶3Dモデルを干渉色に塗る遊びはとても面白いです。この土偶は仮面ですから、なおさら面白いです。

干渉色変換ツールを開発された地図アート研究所やまだこーじさんに感謝します。

4 参考 干渉色変換ツール画面の様子


干渉色変換ツール画面の様子


2024年4月23日火曜日

仮面土偶頭部(伊那市百駄刈遺跡)観察記録3Dモデル

 Masked clay figurine head (Ina City,Hyakudangari site) observation record 3D model


It's an impactful mask. Is it because the round mouth imitates a mask that utters a story? The ears are depicted behind the eyes, and I interpret them to be the ears of a masked sorcerer.


インパクトのある仮面です。丸い口は物語を発声する仮面を模しているからでしょうか。耳は目の後ろに表現されていて、仮面を付けた呪術者の耳であると解釈します。

1 仮面土偶頭部(伊那市百駄刈遺跡)観察記録3Dモデル

仮面土偶頭部(伊那市百駄刈遺跡)観察記録3Dモデル

縄文時代後期

撮影場所:伊那市創造館常設展示室

撮影月日:2024.02.21


展示の様子

ガラスケース越し撮影

3DF Zephyr v7.517 processing 147 images


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像


3Dモデルの動画

2 感想

インパクトのある仮面です。鼻から眉につづく隆起は縄文人の特徴のようです。丸い口は物語を演じる(発声する)ための仮面を模しているからでしょうか。耳は目の後ろに表現されていますが、この耳は仮面を付けた呪術者の耳であると解釈します。頭頂に孔がありますから、この土偶が使われたとき、髪飾りなどをイメージした何かを挿したのでしょうか。


2024年4月22日月曜日

展示土偶のパラパラ動画作成を楽しむ

 Enjoy creating flip videos of the clay figurine on display


I enjoyed the different colors of the exhibited clay figurine photos and created flip videos.


展示土偶写真のフィルター別色合いを楽しんだり、パラパラ動画作成を楽しみました。

1 展示土偶写真のフィルター別色合い


フィルター ナチュラル

カメラの撮影フィルター機能


フィルター ポップアート

カメラの撮影フィルター機能


フィルター ポップアートⅡ

カメラの撮影フィルター機能


フィルター モノクロ

カメラの撮影フィルター機能


フィルター ドラマチックトーン

カメラの撮影フィルター機能


フィルター リーニュクレール

カメラの撮影フィルター機能


フィルター 輪郭検出

Photoshopフィルター機能(表現手法)


フィルター 輪郭検出+ポップアート

Photoshopオーバーレイ機能(乗算)


フィルター 干渉色

地図アート研究所開発干渉色変換ツール機能

2 パラパラ動画


フィルタードラマチックトーン写真によるパラパラ動画


フィルターポップアート写真によるパラパラ動画

3 参考  展示土偶関連記事

2024.02.22記事「ガラスケース入り 土偶(飯田市大明神原遺跡)観察記録3Dモデル


ガラスケース入り 土偶(飯田市大明神原遺跡)観察記録3Dモデル

 Clay figurine in a glass case (Iida City,Daimyojinbara site) observation record 3D model


I enjoyed creating a 3D model of a clay figurine in a glass case (Iida City,Daimyojinbaru site) exhibited at the Iida City Archaeological Museum. I also tried to express the glass case in the 3D model.


飯田市考古博物館に展示されているガラスケース入り土偶(飯田市大明神原遺跡)の観察記録3Dモデル作成を楽しみました。3Dモデルはガラスケースも表現してみました。

1 ガラスケース入り 土偶(飯田市大明神原遺跡)観察記録3Dモデル

ガラスケース入り 土偶(飯田市大明神原遺跡)観察記録3Dモデル

撮影場所:飯田市考古博物館常設展示

撮影月日:2024.03.24


展示の様子

3DF Zephyr v7.517 processing 114 images


3Dモデルの画像


3Dモデルの動画

2 5面図


5面図

GigaMesh Software Frameworkで作成

3 感想

土偶製作者が立体的に強調しようとした部位は出っ張った尻と乳房、正中線であると感じました。頭部は後がえぐられていて、顔は確かに立体ですが、お面としてつくられていると感じました。

3Dモデルはガラスケースも表現しました。ガラスケースや土偶添具を削除すると貧相な3Dモデルになってしまいます。