2013年2月27日水曜日

花見川流域地誌作成のための素材集サイト開設にこぎつく

花見川流域地誌作成を目指した活動を、今年の1月から展開しています。
ブログ「花見川流域を歩く」では2年間に500以上の記事を書きましたが、これをベースにして、今後必要と思われる専門的情報を加えて、史上初の花見川流域を対象にした地誌作成を目論んでいます。
1月からこれまでに次のような活動をしました。
① 活動方針の作成(「花見川流域7つの課題と流域地誌作成」)
② ブログアーカイブ構築
・アーカイブ「花見川流域を歩く」2013.01.08 開設
・花見川流域資料1 下総台地の地形発達史 開設
・花見川流域資料2 考古学的遺跡等からみた古代文化 開設
・花見川流域資料3 小金牧と六方野 開設
・花見川流域資料4 印旛沼堀割普請 開設
・花見川流域資料5 二つの陸軍演習場 開設
・花見川流域資料6 戦後印旛沼開発と地域開発
・花見川流域資料7 現在の自然環境と風景

現在、これらのブログアーカイブに基づいて、7つの課題別にブログ記事に基づいて流域地誌目次をつくっています。そして、その目次に記事をあてはめて、それを素材集としています。
その素材集のサイトを立ち上げましたので報告します。

花見川流域地誌素材集

花見川流域地誌素材集のトップ画面(平成25年2月27日現在)

今日(平成25年2月27日)時点ではコンテンツはわずかですが、3月の中ごろまでには完成させる予定です。
このサイトはブログ形式ではなく、ホームページ形式です。
なお、このサイトは一つの作業上のステップとして作成しているものであるため、サイトのデザイン等にはエネルギーを使っていませんのでご了承ください。

花見川流域地誌素材集が完成した後に、7つの課題別調査研究計画を作成します。そして、4月から課題別調査研究を行い、その結果と素材集コンテンツを集成編集して花見川流域地誌を作成していく予定です。

この個人趣味活動は2015年3月までの期間限定プロジェクトです。

2013年2月26日火曜日

紅梅のつぼみ

散歩道にある紅梅の木のつぼみが膨らみ、少し咲き出しました。
 
 

紅梅の赤と青い空の対比がきれいです。
 
 

紅梅・白梅の花が満開になるのもまぢかです。

2013年2月17日日曜日

軽便鉄道橋台が良く見えるようになる

花見川堀割付近のボーリング調査が10日程前に終わり、桟橋やモノレールが撤去されましたが、その後軽便鉄道橋台が良く見えることに気がつきました。

横戸緑地からみた花見川西岸(軽便鉄道橋台付近)

横戸緑地からみた軽便鉄道橋台

サイクリングロードからみた軽便鉄道橋台

昨年末にトーチカの現地調査をおこない、その報告書を千葉県千葉土木事務所にも届けました。
その報告書の中で、軽便鉄道橋台を住民が見ることができるように蔦類をきりとってほしいと要望しました。
おそらく、ボーリング調査関係者の手でモノレール撤収の際に蔦類等を除去していただいたのだと思います。
千葉土木事務所の好意的なおとりはからいに感謝します。

白日に誰の目でも軽便鉄道橋台が見えるようになることによって、これまで関心の持ちようがなかった地域の歴史に、住民の目が向くようになると思います。

この軽便鉄道とトーチカの説明看板をサイクリングロードにつくりたいと思っています。

2013年2月15日金曜日

春の予感



花見川の岸部付近の水面に浮かんでいた水草が2、3日前の強風でちぎれて流れ出したようです。

堀割の数か所で川面一杯に浮かんでいました。

昨年には緑の絨毯のようであった浮き草も今は枯葉となり、ゴミと一緒に離岸して流れだしました。

新しい世代の浮き草が成長できるように場所を譲ったことが春がそこにあることを予感させます。

水面に流れ出した枯れた浮き草

水面に流れ出した枯れた浮き草
ゴミと一緒です。

今日の早朝は気温も高く、カメラを持つ手がかじかむこともありませんでした。


散歩する人

散歩する人に慣れたマヒワがすぐ足元にきます。

足元のマヒワ

秋には人の気配を感じるとすぐに林間に入り、その姿をほとんど見かけることができなかったのですが、今はスズメより人を避けません。


足元のマヒワ

2013年2月9日土曜日

「ツールとスキル」に関するアーカイブサイト公開

ブログ「花見川流域を歩く」の過去ログ(2011.01.15~2013.01.07)の中から現場の散歩に関するツールやスキル、あるいは室内における情報解析に関するツールやスキルを扱ったものを抽出してアーカイブサイトとして参考までに公開しました。

資料 ツールとスキル

趣味の花見川流域散歩の楽しさの源泉の一つが、活動を効率化する新しいツールを見つけ出し、その扱いに習熟することにあります。

立川断層トレンチの現場から見た富士山

2013年2月8日金曜日

立川断層トレンチの見学

(「立川断層トレンチ公開のお粗末」に関する後日談記事を2013.3.29記事として掲載してあります。)

花見川流域の小崖地形(断層地形)をつくった地殻運動が花見川河川争奪の大きな要因の一つであり、また花見川流域に見られる浅い谷形成の主因であります。
長沼池も小崖地形をつくった地殻運動で生まれました。

昨日の記事(「下総台地の地形発達史」の過去記事とりまとめ資料の作成方針)を書くために、この小崖地形をつくった断層について考えている最中に、新聞やTVで立川断層トレンチの一般公開があることを知りました。
断層調査についての最新動向を知ることのできる向学の良い機会だと直感し、早速見学してきました。

以下、立川断層トレンチ見学について報告します。

1 立川断層帯トレンチ調査一般公開の概要
・趣旨:東京大学地震研究所は、「立川断層帯の重点的調査観測」(文部科学省)の一環として、立川断層の地表付近の構造や活動履歴を推定するためのトレンチ(調査溝)調査を実施し、断層が露出しています。この度、調査現場の一般公開を以下の要領で実施します(後援;日本地質学会関東支部)。
・開催日:2月8日、9日
・場所:真如苑プロジェクト用地(武蔵村山市榎1-17)

2立川断層の概要とトレンチ調査の背景
立川断層帯は立川断層と北に続く名栗断層で構成され、長さ約33kmで、平均変位速度は0.2-0.3m/千年程度(上下成分)、横ずれ成分は不明です。 最新活動は約2万年前以後、1万3千年前以前で、平均活動間隔は1万-1万5千年程度です。

2011年東北太平洋沖地震後首都圏での地震活動が増加し、活断層による被害地震の発生が危惧されています。しかし、立川断層の活動履歴については充分な資料がなく、また横ずれ成分の平均変位速度が不明となっています。また立川断層付近は人口密集地となっており、精度の高い強震動予測が必要とされています。

3 見学報告
次の図に、トレンチ掘削前の写真にトレンチの位置、立川断層の位置、私の移動ルートを書き込みました。
この土地は既に小崖地形(断層地形)は失われています。

トレンチの位置と見学ルート

次の写真がトレンチの全景です。正面にきれいな富士山が見えました。

トレンチ全景

次は立川断層の説明板です。断層が立川礫層を切っています。

立川断層の説明板

この説明板と同じ場所の写真です。

立川断層の様子

立川断層の様子(拡大)

4 感想
花見川流域の小崖地形(断層地形)について今後どのように調査していくか、予備知識もほとんどなく、思案も進んでいなかったので、今回のトレンチ見学は大いに参考になりました。

この記事では省略しますが、立川断層帯調査の資料が東京大学地震研究所のホームページで公開されていて、小崖地形及びそれをつくった断層についてどのようにアプローチしたらよいか幾つかのヒントをえることができました。

この見学で知った最先端技術を動員した調査を花見川流域で望めないことは当然ですが、無手勝流の私一人でも花見川流域で何かできそうだというポジティブな感情を持つことができたことはうれしいことです。

5 参考 花見川流域の小崖地形

花見川流域の小崖地形
北(図の右側)から小崖2、小崖1、小崖3の3つの小崖地形が確認できる。

小崖地形
小崖1によりできた坂道(千葉市千種町)

2013年2月7日木曜日

「下総台地の地形発達史」の過去記事とりまとめ資料の作成方針

1 過去記事の整理
「下総台地の地形発達史」の過去記事はWEBサイト「花見川流域資料1下総台地の地形発達史」に掲載しました。

2 主なテーマ
この過去記事に、その内容の特徴を表すラベルを全て貼り、そのラベル毎に記事内容を読むことにより、これまでのブログ記事の主要テーマは次の5つに分類できることが、(自分自身のことではありますが)判りました。

1 花見川筋谷津の地形発達史(主なキーワード:河川争奪)
2 芦太川筋谷津の地形発達史(主なキーワード:浅い谷)
3 横戸川筋谷津・宇那谷川支川筋谷津の地形発達史(主なキーワード:谷津勾配逆転)
4 宇那谷川本川筋谷津・長沼池筋の地形発達史(主なキーワード:湖沼形成)
5 縄文海進の古地理復元(主なキーワード:海進ピーク時汀線分布)

上記主要テーマの内、1花見川筋谷津の地形発達史(特に河川争奪)が私にとって最重要テーマです。

3 展開ストーリー
この5つのテーマについて次のような展開をすることがふさわしいと考えました。

1 花見川筋谷津の地形発達史
1-1 印旛沼堀割普請前の自然地形の復元と地形面の対比(谷中分水界、古柏井川などの復元)
1-2 河川争奪現象存在の証明(東京湾水系谷津による印旛沼水系谷津の直接争奪)
1-3 河川争奪現象の成因仮説検討(断層と地殻傾動による印旛沼水系谷津の勾配逆転、東京湾水系の卓越する浸食力、特異な地理的位置関係)
1-4 成因仮説のモデル図、説明イラスト等によるわかりやすい説明
1-5 参考 巨智部忠承の花島村活断層説が生まれた理由
2 芦太川筋谷津の地形発達史
2-1 断層と地殻傾動による印旛沼水系谷津の浅い谷化(谷中分水界の成立、東京湾水系の卓越する浸食力)
2-2 小崖地形(断層地形)の水平移動成分
3 横戸川筋、宇那谷支川筋谷津の地形発達史
3-1 断層と地殻傾動による印旛沼水系谷津の勾配逆転と浅い谷化(谷中分水界の成立、東京湾水系の卓越する浸食力)
4 宇那谷川本川筋谷津、長沼の地形発達史
4-1 断層と地殻傾動による印旛沼水系谷津の湖沼化(谷中分水界の成立)
4-2 古長沼の成立と大決壊(東京湾水系の卓越する浸食力)
5 縄文海進の古地理復元
5-1 東京湾及び香取の海における縄文海進の範囲
5-2 埋没谷復元

4 とりまとめ資料の作成方針
・全記事を上記5つのテーマの展開ストーリー別に分類してつなぎ合わせた資料をつくります。
・その際、ブログ運営期間の間に、花見川流域の地形発達史に係る認識が深化したプロセスがあるため、現在では正確でないと判断する情報(間違っていると考える情報)が初期記事には含まれている場合もあり、そうした記事はとりまとめでは扱いません。
・また、テーマの展開ストーリーと離れる話題についても、冗長になるので扱いません。
・しかし、過去記事をとりまとめただけでは緻密な論理展開が不十分であったり、項目により情報の精粗がバラバラであったりします。そこで、そうした問題点をメモしておきます。

5 とりまとめ資料作成後のステップ
・上記1~4により作成したとりまとめ資料とその問題点メモにもとづいて、今後の調査研究計画を作成します。
・調査研究計画には、次の項目を含めるつもりです。

ア 空中写真判読、地形の3D分析および現場調査を組み合わせて行う体系的な地形面対比作業
イ 露頭観察場所の探索と観察結果による地形面対比の精度向上
ウ ボーリングデータの体系的活用による地形面対比の精度向上
エ 地形地質にかかる既往文献の整理
オ 参考資料(古絵図等)の整理分析

本日早朝の花見川堀割の風景

2013年2月1日金曜日

このブログを動的ビュー(Dynamic Views)で表示する方法

アーカイブ花見川流域を歩く2013.01.08及び花見川流域資料1~7は動的ビュー(Dynamic Views)で表示しています。

 このブログ「花見川流域を歩く」も動的ビュー(Dynamic Views)で表示できます。

 このブログ「花見川流域を歩く」を動的ビュー(Dynamic Views)で表示するためには、URL「http://hanamigawa2011.blogspot.jp」の後ろに「/view/」をアドレスバーで追加すると、動的ビューのsidebarで表示することができます。
 Sidebarの表示から画面左上のプルダウンメニューで他の6つの動的ビュー(Dynamic Views)の表示に切り替えることができます。

また、動的ビュー(Dynamic Views)の7つの表示別に直接表示するには、例えばURL「http://hanamigawa2011.blogspot.jp」の後ろに「/view/mosaic」をアドレスバーで追加すると、動的ビュー(Dynamic Views)のmosaicで表示することができます。

(bloggerブログはこの方法ですべて動的ビュー(Dynamic Views)表示ができます。)

 次のリンクをクリックしていただいても動的ビュー(Dynamic Views)で表示できます。
ブログ「花見川流域を歩く」classic表示
ブログ「花見川流域を歩く」flipcard表示
ブログ「花見川流域を歩く」magazine表示
ブログ「花見川流域を歩く」mosaic表示
ブログ「花見川流域を歩く」sidebar表示
ブログ「花見川流域を歩く」snapshot表示
ブログ「花見川流域を歩く」timeslide表示 

動的ビュー(Dynamic Views)表示から、元のオーソドックスな表示に戻るためには、画面上の表題「花見川流域流域を歩く HANAMIGAWA RYUIKI wo ARUKU」をクリックします。

 動的ビュー(Dynamic Views)では最新のソフトウェア技術を使用しているため、Internet Explorer 8 以降、Firefox 3.5 以降、Chrome、Safari など、一般的なブラウザの最新バージョンが必要です。 

いずれの表示でも画面右上で検索ができます。

 動的ビュー(Dynamic Views)の表示別特徴
 ●classic表示
ブログ「花見川流域を歩く」classic表示画面

 ・スクロール機能を利用できます。スクロールすると、次々に投稿が読み込まれます。
 ・キーボードショートカットを使用して、投稿間をすばやく移動できます。前の投稿に移動するにはJキー、次の投稿に移動するにはKキーを押します。矢印キーを使用して投稿間を移動することもできます。

 ●flipcard表示
ブログ「花見川流域を歩く」flipcard表示画面

・いずれかのカードの上にカーソルを合わせると、投稿のタイトルとコメント数が表示されます。下にスクロールすると、その他の投稿が続けて読み込まれます。
・カードをクリックすると、投稿が全画面表示されます。前の投稿に移動するにはJキー、次の投稿に移動するにはKキーを押します。矢印キーを使用して投稿間を移動することもできます。
 ・Escキーを押すか、[すべての投稿に戻る]をクリックすると、フリップカードビューに戻ります。

 ●magazine表示
ブログ「花見川流域を歩く」magazine表示画面

 ・先頭の(最新の)ブログの上にカーソルを合わせると、ハイライト表示され、コメントのバルーンのアニメーションが表示されます。
 ・「X」を選択すると閉じて、デフォルトビューに戻ります。

 ●mosaic表示
ブログ「花見川流域を歩く」mosaic表示画面

 ・個々のタイルをクリックすると、その投稿が展開され、ページ幅いっぱいに表示されます。もう一度クリックすると、投稿が折りたたまれ、元の位置に戻ります。
 ・タイルの正確な場所はブログを読み込むたびにランダムに決定されますが、日付順に左上から右下に表示されます。
・タイルを展開したら、↑キーや↓キー、JキーやKキーを使用して移動することができます。
・このビューはタブレットでの表示用に最適化されており、画面の回転に対応しています。

 ●sidebar表示
ブログ「花見川流域を歩く」sidebar表示画面

 ・左側のサイドバーは日付順の投稿の一覧です。各投稿にはコメント数とサムネイルが表示されます。
 ・JキーやKキー、矢印キーを使用して、投稿間を移動することができます。

 ●snapshot表示
ブログ「花見川流域を歩く」snapshot表示画面

 ・このビューでは、画像のある投稿だけが表示されます。画像はすべて表示されます。
 ・写真をクリックすると投稿ページが全画面で表示され、下部に[前]と[次]のナビゲーションリンクが表示されます。
 ・いずれかの写真にカーソルを合わせると、投稿の抜粋が表示されます。

 ●timeslide表示
ブログ「花見川流域を歩く」timeslide表示画面

 ・このビューでは、ブログのコンテンツが次の3つの領域に分けられます。
左の列:投稿の抜粋が付いた拡大写真、タイトル、抜粋が日付順に表示されます
中央の列:投稿のタイトルと抜粋のみが表示されます
右の列:個々の投稿のタイトルのみが表示されます
 ・このビューで投稿を検索すると、検索結果がハイライト表示されます。