Basic Techniques for Effectively Utilizing an Artifact Database for 3D Spatial Analysis
The main components of the 3D spatial analysis artifact database for the shell layer on the northern slope of the Ariyoshikita Shell Mound have been provisionally completed, and I am currently conducting a nearest-neighbor distance analysis of artifacts as a trial activity. Through this activity, I have come to realize that acquiring basic skills related to databases and 3D technology is essential to effectively utilize the database, so I have compiled a list of those skills.
有吉北貝塚北斜面貝層の3D空間分析用遺物データベースの主要部分が仮完成したので、現在、試用活動として遺物の最近隣距離分析を行っています。この活動のなかで、データベースを有効活用するためにはデータベースと3D技術に関する基礎技術習得が必須であることを痛感しましたので、その項目をリストアップしました。
最近隣距離分析を例に、状況を単純化して、以下に考えてみました。習得しなければならない技術の大要が見えてきました。
1 現在使っている技術
●postgreSQLからデータをcsvファイル(ID、x座標、y座標、z座標)でダウンロードする
↓
●Pythonでcsvファイルから最近隣距離を計算する
●Pythonで最近隣距離を類型区分して、その類型区分結果を整数でcsvファイルに書き込む
↓
●BlenderPythonでcsvファイルをBlender3Dビューポートに属性付きでプロットする
↓
●geometry nodesで遺物分布表示を類型結果区分毎などで行う。
・最近隣距離の類型区分は決まった方法があるわけではなく、試行錯誤を繰り返す必要があり、現状技術ではPython計算→Blender取り込み→Blender表示という操作を繰り返す必要があり、検討作業効率が悪いです。
2 習得を目指す技術 その1 Blenderでの最近隣距離分析と表示
1では最近隣距離計算やその類型区分・書き込みを、Pythonで行いました。しかし、Blenderのgeometry nodesを使ってで同じことができるので、その技術を早急に習得することにします。次の手順による技術です。
●postgreSQLからデータをcsvファイル(ID、x座標、y座標、z座標)でダウンロードする
↓
●BlenderPythonでcsvファイルをBlender3Dビューポートに属性付きでプロットする
↓
●geometry nodesで最近隣距離を計算し、類型区分し、その値を属性として格納し、必要な表示(類型区分毎の遺物分布表示など)を3Dビューポートで行う
・この技術が実現すれば、Blenderにおける操作で類型区分の様子をシミュレーション的に試すことが容易になり、検討作業効率が向上すると期待できます。
3 習得を目指す技術 その2 postgreSQLにおける最近隣距離分析
●postgreSQLクエリでpostgreSQL内データで最近隣距離計算、その類型区分を行い、その値を新しい列に書き込みます
●postgreSQLから最近隣距離データを含むデータをcsvファイルでダウンロードします
↓
●BlenderPythonでcsvファイルをBlender3Dビューポートに属性付きでプロットする
●geometry nodesで必要な表示(類型区分毎の遺物分布表示など)を3Dビューポートで行う
・この技術ではPythonの替わりにpostgreSQLクエリを使います。手順が一つ減ります。
4 習得を目指す技術 その3 postgreSQLデータをBlenderPythonで直接取り込む
●BlenderPythonでpostgreSQLを直接操作して、データ(ID、x座標、y座標、z座標)をBlenderに取り込む
●geometry nodesで最近隣距離を計算し、類型区分し、その値を属性として格納し、必要な表示(類型区分毎の遺物分布表示など)を3Dビューポートで行う
・この技術ではBlenderの操作で検討作業が完結しますので、効率的です。また操作が全て3Dビューポートで確認できるので、イメージ豊かな作業となり、検討が楽になります。
5 メモ
遺物3D分析ではより複雑な検討も行いますから、上記のような順番が技術の有用性の順番になるとは限らないです。しかし、当面はこの順番で技術習得を進めることにします。
最終的にはBlenderを最大限活用して、絶えず操作を3Dビューポートで確認・表現しながら進めることにします。postgreSQL、Python(Rも)、Blenderの3つの主要ツールの中でも、特にBlender(その中でもgeometry nodes)の操作に習熟することを目指します。
Blenderでgeometry nodesを使っている様子(2画面用カスタマイズ画面)

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