Fabric Analysis of Shell Layer Cross Section (Test Analysis 2)
Test analysis 2 of fabric analysis was conducted using a stripped cross section of the shell layer on the north slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound as a case study. Fabric analysis is a method for analyzing the arrangement patterns and structures of unit components in a geological cross section. I hope to obtain clues about the high-concentration flow that formed the slope shell layer through fabric analysis.
有吉北貝塚北斜面貝層の剥取断面を事例としてファブリック分析のテスト分析2を行いました。ファブリック分析とは地層断面における単位構成要素の配列パターンや構造の分析手法です。ファブリック分析により斜面貝層を形成した高濃度流の手がかりを得ようと期待しています。
この記事は2026.04.26記事「貝層断面のファブリック分析(テスト分析)」の続きです。
1 テスト対象空間
テスト対象空間
テスト対象空間
左赤枠が今回テスト空間、右赤枠が2026.04.26記事テスト空間。
赤枠は約12㎝×12㎝の大きさです。
記号は貝層分層記号です。(分層記号の解説は発掘調査資料には掲載されていません。)
テスト対象空間
テスト対象空間(テスト分析2)
2 二枚貝の分布
2-1 二枚貝の分布
・分布
二枚貝の分布
二枚貝の分布
C(2)層はハマグリをメインとする貝層、CD層はイボキサゴをメインとする貝層です。
・ヒートマップ
二枚貝分布ヒートマップ
二枚貝分布が密なところ(赤いところ)は主にC(2)層に存在しますが、このテスト空間ではCD層にも分布します。
2-2 二枚貝の配向
2-2-1 二枚貝の傾斜
二枚貝の傾斜
C(2)層で分層線傾斜と異なる傾斜(+成分の傾斜)
詳細な分析は追っておこないますが、C(2)層では分層線傾斜と明らかに異なる傾斜(+成分の傾斜)の貝殻のまとまった分布を観察することができます。この分布はでたらめではなく、何か意味があると考えます。
2-2-2 二枚貝の方向(上凸・下凸)
二枚貝の方向(上凸・下凸) 青…上凸、赤…下凸
二枚貝の方向(上凸・下凸) 青…上凸、赤…下凸
このテスト空間では二枚貝の方向(青・赤区分)について直観的にその特徴を説明できません。追って定量的な分析を行います。
2-2-3 二枚貝の配向(傾斜・方向)
二枚貝の配向(傾斜・方向)
二枚貝の配向(傾斜・方向・ヒートマップ)
2026.04.26記事テスト空間の分析では「二枚貝方向が下凸(赤色)のものとヒートマップ密集域(赤色)が対応するところが多いことが観察できます。二枚貝下凸は安定している形状であり、高濃度流で多数の二枚貝が運ばれ停止する時に一斉に回転して沈下堆積したと予察します。」とメモしました。
ところが、このテスト空間ではこのような対応(下凸(赤色)と密集域(赤色)の対応)がありません。これはテスト空間の斜面における位置(斜面の中間か、それとも最下部か)という違いに対応している可能性があり、とても興味が湧きます。
3 メモ
まだ極狭い範囲のデータですが、ファブリック分析データの価値が大きい予感がしてきました。さらに分析を続けることにします。
次の記事ではデータを定量的に扱ってみることにします。













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