20121021記事「印旛沼堀割普請の土木遺構説明板の設定」で報告したとおり、江戸時代の土木遺構を説明した説明板が作られましたので、その経緯と設置場所を述べます。
ア 説明板が作られた経緯
千葉市花見川区横戸台の消防用地(※)に隣接する土地(花見川区柏井町)の開発が行われることになり、今年の春に突如工事が始まりました。
この開発地には江戸時代(天保期)の貴重な土木遺構である「印旛沼堀割普請の捨土土手」が存在しています。
この開発により土木遺構の一部が改変されることになりましたが、この土木遺構は文化財指定等はされておらず、開発の影響をなくすことはできないことがわかりました。
そこで次善の策として横戸台自治会より開発業者にお願いして説明板を設置してもらい、土木遺構の存在を人々が知ることができるようにしてもらいました。
なお、説明板の文章は千葉市立郷土博物館に監修・チェックしていただきました。
また掲載イラストは原本(久松宗作著「続保定記」…山形県指定文化財)の所持者(酒田市在住久松龍子氏)の許可を得るとともに、説明板に拡大印刷するに足る精細な写真ファイルを山形県教育委員会から提供していただきました。関係者の皆様に感謝申し上げます。
*この消防用地はこのブログでたびたび記事にしている双子塚古墳のあった場所です。
土木遺構説明板
イ 土木遺構説明板設置場所
土木遺構説明板の設置場所は次の通りです。
土木遺構説明板の設置場所
土木遺構説明板設置場所(広域図)
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