2017.09.18記事「西根遺跡 焼骨と破壊土器が混ざって出土する理由」で頭部のない体部だけの幼獣焼骨の意義について考察しましたが、焼骨の意義、頭部のない獣骨の意義について図書「新津健(2011):猪の文化史 考古編、雄山閣」を入手して学習しました。
図書「新津健(2011):猪の文化史 考古編、雄山閣」
この図書ではイノシシをメインテーマにして、焼骨の意義、頭部の無い獣骨(焼骨)の意義について民俗例をふくめて考察しています。
この図書では、私が知りたかった事項がそのまま考察検討されている部分が多くあり、私にとっての良書となりました。
祭祀では、イノシシの頭部が体部とは別に扱われることは一般的であり、頭部は祭壇に飾られることが普通であることを知り、自分のこれまでの想定を変更する必要性は生じないことを確認できました。
儀式における猪の扱いの流れ
図書「新津健(2011):猪の文化史 考古編、雄山閣」から引用
この図書から有益な情報をさらに汲み取るつもりです。
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