Comparing Shell Layer Classifications of Sections 10 and 9
For the shell layers on the northern slope of the Ariyoshikita Shell Mound, the proposed shell layer classification of Section 10 was projected onto Section 9. Although only 2 meters apart, the changes in shell layer development are clearly visible.
有吉北貝塚北斜面貝層について、10断面貝層区分案を9断面に対比投影しました。2m離れているだけですが、貝層発達の様子変化を感じることができます。
1 10断面と9断面の貝層区分対比結果
10断面と9断面の貝層区分対比結果
9断面の貝層区分
10断面貝層区分案を9断面に対比投影しました。手がかりは貝層全体構造の対応関係、分層記載、縦断図による接合関係などです。
なお、10断面、11断面、剥ぎ取り断面、12断面は貝層断面写真が存在していて、貝層断面図資料を写真と照合することができ、貝層の相対的色(白色と黒色)を一つの指標に貝層区分を考えることができました。しかし、9断面は断面写真がないので、貝層の相対的色を指標に検討することはできませんでした。
縦断図による接合関係は、9断面(横断図)-17断面(縦断図)-10断面(上図)、9断面(横断図)-1断面(縦断図)-10断面(下作業図)のようになっています。
9断面(横断図)-1断面(縦断図)-10断面(作業図)
なお、9断面(横断図)-17断面(縦断図)-10断面の位置関係は次の通りです。
9断面(横断図)-17断面(縦断図)-10断面の位置関係
2 メモ
2-1 貝層発達の様子の変化
・10断面と比べて、9断面はS3の発達が悪いです。S3は斜面貝層の最上層です。S3は10断面より11断面、11断面より12断面とボリュームが増えますので、追って詳しく検討することにします。
・一方、10断面と比べて、9断面の方がR1やS1など斜面貝層の下層の発達が良いような印象を受けます。この当りも、追って別に詳しく検討することにします。
2-2 崩落層における貝含有層
9断面のH崩落層における貝含有層
9断面のH崩落層における貝含有層分布を見ると、崩落層の先端付近、つまりガリー流路(X、W、V付近)側がすべて分布域となっています。この様子から、台地面からの崩落現象が発生している状況でも貝層投棄がおこなわれ、Q混貝砂層が形成され、それが侵食運搬されて二次堆積した様子を想像しました。つまりこの断面付近のガリー侵食直後の急崖が不安定で崩落が続いていた時期に、すでに貝投棄がおこなわれていたことが判ると考えます。





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