花見川流域の旧石器時代遺跡の分布
基図は地形段彩図(5mメッシュを地図太郎PLUSで加工)
旧石器時代遺跡を地形との関係で見ると、次のように3分類できるような気がしてきました。
A 谷津源頭部の湧泉を利用していると考えられる遺跡。奥まった場所の台地上にあります。(定住的な地域拠点?)
B 東京湾の幕張の入り江に直接面した台地上の遺跡。(海岸付近の猟に関係?)
C 河川の合流部(川付近の猟に関係?)
具体的には次のようになります。
花見川流域の旧石器時代遺跡の特徴(予察)
仮番号
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遺跡名
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特徴(予察)
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所在市
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1
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子和清水遺跡
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A 犢橋川の谷津源頭部(湧泉)
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千葉市
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2
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武石遺跡
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B 東京湾(幕張の入り江)
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千葉市
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3
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箕輪遺跡
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A 畑川の谷津源頭部(湧泉)
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千葉市
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4
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居寒台遺跡
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B 東京湾(幕張の入り江)
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千葉市
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5
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直道遺跡
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B 東京湾(幕張の入り江)
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千葉市
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6
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玄蕃所遺跡
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B 東京湾(幕張の入り江)
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千葉市
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7
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上志津大堀遺跡
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A 勝田川右岸支川の谷津源頭部(湧泉)
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佐倉市
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8
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桜ケ丘遺跡
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A 小深川の谷津源頭部(湧泉)
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四街道市
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9
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高津新山遺跡
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C 高津川と北高津川の合流部
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八千代市
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10
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高津新田遺跡
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A 芦太川の谷津源頭部(湧泉)
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八千代市
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同時に、これらの旧石器時代遺跡の年代が判っているものであるのか、学習します。
これらの遺跡はおそらく3万年前頃から1万6千年前頃だと思いますが、遺跡とその年代の地形(現在より100m以上海面が低い時期もあり、立川面〔千葉第2段丘〕が形成されていた頃)との関係について合理的にイメージできるようになりたいと思います。
旧石器時代の東京湾幕張の入り江は、現在より深い谷であったことは間違いありません。
最終氷期最盛期には海面はそこになかったのですが、1万6千年前頃にはフィヨルドみたいな海があったかもしれません。
Bと分類した遺跡の意味は「海」そのもの(海の猟)ではなく、海岸近くの「深い谷地形」(大型獣の狩猟の場)にあったのかもしれません。
これから、あれこれ思考・学習していきたいと思います。
つづく
縄文時代遺跡、弥生時代遺跡、古墳時代遺跡等について予察をする予定です。
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