2012年12月8日土曜日

花見川河川敷内で発見された戦争遺跡の予備調査参加者募集

このブログで記事にしてきた花見川河川敷内(花見川区柏井町地先)の軽便鉄道橋台とトーチカ(※)と考えられる構造物の予備調査を下記の要領で実施します。

予備調査に興味のある方はクーラーまでメールでお問い合わせください。

花見川河川敷内で発見された戦争遺跡の予備調査について(参加者募集)
●予備調査の趣旨
今回新たに見つかった戦争遺跡が学術的等の観点から本格調査するに足る対象であるか否か検討判断するための情報を得る。

●予備調査の概要
1 軽便鉄道橋台を確認する。
2 トーチカと考えられる構造物の全体像を、それを覆っている草を一部除去するなどして把握する。
具体的には、構造物内部(地下部分)への出入り口を探すとともに、構造物全体の大きさを推察できる情報を集める。
なお、今回の予備調査では構造物内部への出入り口を発見しても、内部への立ち入り調査は安全性等の観点から行わないこととします。

●予備調査の日時
平成24年12月18日(火)13時~15時 (雨天の場合12月20日(木)13時~15時)

●参加費:無料

●問い合わせ及び参加申し込み
予備調査に関する問い合わせ及び参加申し込みは予備調査呼びかけ人(クーラー)までメールでお願いします。
(参加申し込み締め切り:12月14日(金))
集合場所や注意事項等は参加申込者に直接お知らせします。

予備調査呼びかけ人(クーラー)のメールアドレス
arakiあ246.ne.jp
「あ」を「@」に差し替えてください

●自己責任による参加
この予備調査の現場は普段は人が入らない、背丈以上の笹が茂り、急斜面もある河川敷です。怪我や事故に対して自己対処、自己責任を持てる方のみご参加ください。(保険は入りません)

●予備調査結果の公表
予備調査後、参加者が連絡を取り合うなどして調査結果をとりまとめ、参加者、地元団体、関係機関等で共有します。
また、ブログ「花見川流域を歩く」で公表します。

●参考
なお、調査に伴う河川敷草刈は河川管理者から、下水道管理用道路の通行については下水道管理者から許可を得ています。

軽便鉄道橋台
樹木に覆われた崖にあり外部から見ることができない。
最近、河川管理者によるボーリング調査用通路が切り開かれ、到達できるようになった。

トーチカの監視塔と考えられる構造物
下見の際は草で完全に覆われていたが、手で排除して構造物を露出させた。
写真に写る飛び出した鉄筋はここに捨てられた戦後の鉄筋で、トーチカとは無関係

トーチカの監視塔と考えられる構造物
壊れたコンクリートから粗末な鉄筋のかけらが見える。
右面が花見川東岸に面する。銃眼口が3つある。
左面が軽便鉄道橋梁に面する(南に面する)。銃眼口が4つある。下部の銃眼口の1つは現在の地表すれすれに位置している。
下見の際にはこの構造物の中にははいれないかったが、北側には出入り用の切欠きがあり、内部は周辺と同じような高さに落ち葉が積もっている。
銃眼口の位置から、本来は、内部は深い構造であったと考えられる。

戦争遺跡が存在する場所
グーグルマップにより作成

※トーチカ:鉄筋コンクリート製の防御陣地を指す軍事用語。トーチカが城塞と区別される点は機関銃やそれ準ずる自動火器、あるいは小型高性能な火砲の登場でごく小規模な単位で、敵部隊の攻撃を阻止できるようになった事である。トーチカは一般に円形や方形などの単純な外形で、全長が数メートルから十数メートル程度、銃眼となる開口部を除いて壁でよく保護された防御施設である。(出典:ウィキペディア)

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