2013年11月14日木曜日

柏井小崖(柏井断層)の縦ずれ量計測の考え方の変更

花見川流域の小崖地形 その56

柏井小崖(柏井断層)の縦ずれ量計測に違和感を感じたことに端を発して、泥縄ではありますが、次のように自分の認識を深めることができました。

・花見川流域付近の台地(下総上位面)が活褶曲変位地形であり、複数の活背斜軸と活向斜軸が狭い範囲で並行して走っている。

・柏井小崖(柏井断層)は活向斜軸と活背斜軸の間にある活断層である。

・これらの活背斜軸・活向斜軸・活断層群は、大局的な活構造としてみると、全体として一つの活背斜軸(下総台地西部流域帯)として地形学や地質学で認識されている。

・これらの活背斜軸・活向斜軸・活断層群はフィリピン海プレートと太平洋プレートが沈み込む運動に関連して生じた活褶曲であると考えられる。

・この活褶曲は地下の巨大な逆断層(陸側プレートとフィリピン海プレートの接触部分)の上にある構造で、いわば根なし構造(※)である。

このような地形の成り立ちを理解して、事の発端である柏井小崖(柏井断層)の縦ずれ量計測の考え方を次のように変更(訂正)することにしました。

違和感を感じた(間違っていた)、これまでの縦ずれ量計測方法

変更(訂正)した縦ずれ量計測方法

小崖(断層)が活褶曲変位地形の1構成要素にすぎないことが判ったので、今後は小崖(断層)だけに着目するだけではなく、褶曲の変位量をトータルで把握するように、焦点を少し変えていこうと思います。

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※ 参考 「池田安隆(2002):日本の活褶曲帯の形成メカニズムとその起源、活断層研究22、67~70」より引用

引用

decouple:分離
detachment断層:層面すべり

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2013年11月13日水曜日

映画アバターに出てくるGIS立体投影装置

TVドラマや映画はもう15年とか20年前から興味をなくしていますが、飛行機の中に長時間閉じ込められて、暇つぶしに旧作映画アバターを見ました。

その中にGIS立体投影装置が出てきて強く興味を持ちましたので紹介します。

映画アバターに出てくるGIS立体投影装置
惑星パンドラの地表とオーバーレイ情報を表示しています。

同上

同上

写真にすると博物館のジオラマのような感じになりますが、映画では地形が立体的に投影され、オーバーレイさせる情報が目線の高さ付近までの空間に投影されます。そしてそれらの情報全部が自由に拡大縮小、場所移動等できるようになっています。文字情報も適当な場所に投影されています。

空想の装置という意味で興味を持ったのではなく、既に実現していてもおかしくないという意味で、実際に使ってみたいという意味で興味を持ちました。立体式のGISコミュニケーションツールといったところでしょうか。

次のモニターは人を囲むような球面モニターで、これもGISとして使っていました。

映画アバターに出てくるGIS球面モニター

映画では、使うときだけ球面モニターが出現し、使わない時はモニターが消えるというものですから、球面というモニター面とそこに映す地理情報をセットで投影していることになります。
個人レベルの装置として使っていました。

平面モニター3枚を自分を囲むように置くより、球面モニターの方がはるかに見やすいのではないかと感じました。

単なる活劇なら見るのをやめて寝ようと考えて見始めた映画ですが、GISが使われる画面が何ヵ所かあり、内容も大人向けファンタジーといった印象で好感でき、結局最後まで見てしまいました。


2013年11月12日火曜日

2つのプレート運動と活褶曲地形との関係

花見川流域の小崖地形 その55

小崖(断層)の縦ずれ量計測に端を発し、下総上位面を褶曲変位地形として捉えるところまで思考が進展しました。

褶曲変位地形ということになれば、なぜ褶曲があるのかという疑問が自然に湧いてきます。
その疑問からプレートテクトニクス理論に到達するの時間は殆どかかりませんでした。
大震災に関連して関東地方の地下構造について、テレビでの情報発信が盛んで、幾つか見たことがあるからです。

花見川流域の活褶曲地形とプレート運動との関係について次のような思考(空想)をしました。この思考(空想)を密かな作業仮説として活用し、地形の成り立ちを把握したいと思います。

1 関東地方の地下に沈み込む2つのプレート
関東地方南部では太平洋プレートが沈み込み、その上にさらにフィリピン海プレートが重なるように沈み込んでいることが知られています。

関東地方南部のプレート模式図
「千葉県の自然史 本編2 千葉県の大地」による

2 プレート運動と地形との関係
貝塚爽平他編「日本の地形4 関東・伊豆小笠原」(東京大学出版会)によれば、「関東平野の南部は、フィリッピン海プレート東縁の伊豆外弧が相模トラフから沈み込むのを反映した地形を呈する。すなわち、そこには三浦・房総南部の高まりがあるが、それは沈み込み帯の内側にしばしば見られるアウターリッジと呼ばれる隆起帯で、その北の関東地方は隆起帯の内側の海盆に相当する(貝塚1974、1984)」

関東の地形とプレート運動の関係模式図
貝塚爽平他編「日本の地形4 関東・伊豆小笠原」(東京大学出版会)より引用

関東の第四紀後期の地殻変動
貝塚爽平他編「日本の地形4 関東・伊豆小笠原」(東京大学出版会)より引用

同書では、太平洋プレートの沈み込みが関東造盆地運動にかかわっているが、詳細はまだよくわかっていないとしています。

3 2つのプレートと活褶曲軸との対応(空想)
「千葉県の自然史 本編2 千葉県の大地」や貝塚爽平他編「日本の地形4 関東・伊豆小笠原」(東京大学出版会)等の情報から、2つのプレートと花見川流域付近の活褶曲地形との対応を次のように空想しました。

2つのプレートと活褶曲軸との対応(空想)

2013.10.30記事「下総上位面と活構造」で紹介した活構造のうち下総台地西部隆起帯等をフィリピン海プレートの運動と、下総台地東部隆起帯等を太平洋プレートの運動と関連付けるという考えです。

このような関連付けをすることにより、花見川流域の活褶曲軸や長沼の成因について、さらに言えば印旛沼の不思議な形状なども合理的に説明できる可能性が生れます。


この対応関係の空想を、密かな、しかし有力な作業仮説として、今後の検討に活用したいと思います。

2013年11月11日月曜日

基盤数値情報(標高)5mメッシュの広域利用

ささやかな夢 1

1 はじめに
実現したい夢を少しでも近づけるために、その夢が具体的にはどのようなものであるのか、実現するにはなにをしたらよいのか検討してみて、シリーズ記事にします。

そうすることによって夢がより意識化されて、本当に実現すると思います。

疲れた時に、ときどき夢について考え、記事にして、英気を養いたいと思います。

2 5mメッシュを広域利用したいという夢
最初の記事は基盤数値情報(数値標高モデル)5mメッシュ(航空レーザ測量)(公共測量による航空レーザ測量)のデータを広域的に利用したいという夢です。

現在は次の図で地形段彩図をつくった(塗色した)範囲の5mメッシュを利用していますが、この範囲を図郭一杯まで広げて利用したいという、ささやかな夢です。

現在活用している5mメッシュの範囲
約320km2、メッシュ数約12,800,000

図郭一杯に範囲を広げると海を除き約3100km2、メッシュ数124,000,000となります。
メッシュ数は約10倍となり1億を越えます。

この範囲について、5mメッシュ(標高の単位0.1m)を自由自在に使って地形段彩図等をつくることができれば、下総上位面の褶曲変位について詳細な分析をすることが可能となります。

3 夢の実現を阻むもの
5mメッシュはこの付近ではすべて整備されていて、国土地理院のWEBサイトで無償で入手できます。

基盤数値情報(数値標高モデル)5mメッシュ(航空レーザ測量)(公共測量による航空レーザ測量)の整備範囲

夢などと言わないで、今すぐにデータをダウンロードすればよさそうなものですが、心理的抵抗がかなりあります。

夢を実現させることを阻む心理的抵抗感
・データのダウンロードと解凍方法、GIS取り込み方法等を忘れた。(億劫感)
・データのロットが10近くありそうであり、ロット間でデータが重なって整備されている。ロット間の接合方法がわからない。(試行錯誤してみなければ、どのように解決できるのかわからない)
・GISソフト上で1億のメッシュを動かすだけのパソコンメモリー容量があるか不明。(64ビットパソコンで16ギガのメモリーを搭載しているが、どうなるかわからない。)

このように、自分で夢と云いながら、心の奥底では夢の実現を阻む心理が働いています。ですからこれまで、いつまでも夢にすぎませんでした。

4 夢の実現に向けて
ところが、下総上位面を褶曲変位地形として捉えるという新境地に到り、俄然意欲が湧いてきました。

紙の2万5千分の1地形図から標高を読み取り、接峰面図をつくり、下総上位面の波動を検討する調査精度次元と、標高の単位が10cmの5mメッシュで検討した場合の調査精度次元は全く異なると思います。

5mメッシュで下総上位面の波動を検討すれば、必ずや新発見が伴うと思います。

既に、1つの下総台地西部隆起帯(活背斜軸)と言われるものが実は複数の活背斜軸・活向斜軸・活断層群から構成されていることが判ってきました。

この夢は自分の決断だけで実現行動に踏み出せます。
技術的に判らないことは、公的専門機関で教えてもらえると思います。
パソコンのメモリー容量が足りなければ、多少の経費をかけて追加したいと思います。

とにかく、夢の実現にむけて、行動に踏み出したいと思います。


2013年11月10日日曜日

下総上位面を褶曲変位地形として捉える

花見川流域の小崖地形 その54

柏井小崖(柏井断層)の縦ずれ量を計測して違和感を感じました。

その点について検討して、下総上位面を単純に平面と捉えること自体が間違っているのではないかと気がつきました。

そこで、下総上位面が単純に平面ではない様子を捉えるために検討ツールを作成し、下総上位面の検討のための区分を行いました。
2013.10.29記事「下総上位面の大局把握」参照

この検討ツールと検討のための区分に基づき、下総上位面と活構造の関係、下総上位面と2つの隆起軸との関係を検討しました。
2013.10.30記事「下総上位面と活構造」参照
2013.10.31記事「2つの隆起軸の影響圏」参照

以上の検討から下総上位面が単純に平面と断層の組わせで変動しているのではなく、平面が自由変形している部分と断層の組わせで変動しているものと捉えました。

この検討結果を地形学的用語で表現するならば、この付近の下総上位面を「褶曲変位地形」として捉えることがふさわしいことに気がつきました。

褶曲変位地形の模式図
「建設技術者のための地形図読図入門 第4巻火山・変動地形と応用読図」(鈴木隆介著、古今書院)1147ページより引用

この模式図のようにこの付近の下総上位面の活褶曲のイメージを表現すると、次のようになると考えます。
(以下の図に示した褶曲軸以外に、図郭外を含めて別の複数の褶曲軸が平行して存在していると考えます。)

下総上位面の活褶曲軸のイメージ例(1)

下総上位面の活褶曲軸のイメージ例(2)

柏井小崖(柏井断層)及び花島小崖(花島断層)は活褶曲運動が断層運動に漸移している箇所であると考えます。

下総台地西部隆起帯(活背斜軸)は大局的に1本の線で示されていますが(2013.10.30記事「下総上位面と活構造」参照)、それを具体的に構成する要素としてこれらの活褶曲軸群(及びそれが漸移した断層)が存在すると考えます。

褶曲変位地形という概念を導入することにより、より合理的に地形の成り立ちを把握できる予感がします。

つづく

2013年11月9日土曜日

花見川流域が面白い2つの理由

突然ですが、花見川流域が面白い主な理由が2つあることに気がつきましたので、メモしておきます。

花見川流域を散歩し、その記録をブログ「花見川流域を歩く」(2011年1月15日開設)に書き、2年9ヶ月経ち、記事数も800になろうとしています。

花見川という超マイナーな流域を歩いて、感じたこと、考えたことを記事にしています。

ところが、全く意外なことですが、興味が尽きません。

それどころか、花見川流域について興味のテーマが雪だるまのように増えています。

その多くは、これまで先人がほとんど話題にしてこなかったことです。

花見川流域はまことに面白い場所です。

なぜ、花見川流域が私にとって面白い場所であるか? その主な理由として、次の2点を列挙することができます。

ア 花見川流域が近隣の流域と比べて、特段に濃密な自然史的・社会歴史的な舞台であること。

イ 「花見川流域を歩く」趣味活動に初歩的な次元でGIS等のICT技術を活用しており、それによって、流域の情報をある程度掘り下げて捉えることができていること。

アは客観的な理由です。
不覚にも、花見川流域がこのように濃密で重要な場所であるとは、当初は全く気がつきませんでした。
近隣地域とは河川争奪現象の存在により地勢が異なること。それにより原始時代から香取の海と東京湾の連絡通路であったこと。古代には東海道の一部として国家的規模の道路が二つの海を結んで建設されていたこと。…
これらの自然と歴史は、流域を散歩して、いろいろ調べて初めて知りました。
花見川が印旛沼堀割普請の舞台であることや現在の自然環境上の役割(東京湾と利根川水系を結ぶエコロード)を加えると花見川流域は際立って文化的価値のある場所です。
花見川は、日本のなかでも恐らく有数の歴史をもつ地峡河川です。

イは個人特有の理由です。
花見川流域の散歩を始めてから、生れて初めてGISソフトを使うようになりました。最近では情報の重ね合せ程度は手馴れて出来るようになりました。

自分が興味をおぼえるICT技術をより効率的に趣味活動に適用して、流域の情報をより深く掘り下げて捉えていると思っています。

趣味とはいえ、そうした取り組みをすることにより花見川流域に対する理解と興味がより確固としたものになっていると思います。

GISソフトを使いこなすなどの、以前はその実現を夢として描いていたICT技術を実際に初歩的ではありますが、実現したところに花見川流域に対する興味を深めている理由があることを実感しています。

現在は所持していないけれど、どうしても自分のものにしたいと考えたことがあるICT技術について、その習得にチャレンジして、そのプロセスを楽しみ、花見川流域に対する理解をより深めたいと思います。


花見川の風景

2013年11月6日水曜日

小崖付近の下総上位面の模式的把握

花見川流域の小崖地形 その53

下総上位面の大局的な検討を行い、また検討ツール(専用地形段彩図)でいろいろな地形をみて、下総上位面の捉え方を少し変更することにしました。

これまでの下総上位面の捉え方は、2013.10.26記事「柏井小崖(柏井断層)の縦ずれ量検討の違和感」で図解にて述べたように、あくまで地形面を平坦として扱ってきました。

しかし、次の地形段彩図でしめすように、小崖による高度の変化以外に下総上位面の高度はある傾向をもって変化しています。

地形段彩図

参考 同じ場所の標準地図
電子国土ポータルによる

そこで、下総上位面はあくまで平坦であり、それを変化させているのは小崖(断層)だけであるという前提を棄却して考えることにします。

今後は、下総上位面には比較的平坦なところもあれば比較的傾斜したところもあると考えることにします。

上図の白線に囲った部分の地形を例とすると、次のように模式化して捉えていくことにします。

下総上位面の模式的把握

模式的把握の断面説明

下総上位面には比較的平坦なところ(A)と、比較的傾斜したところ(B)があるとして捉えることにより、私が柏井小崖(柏井断層)縦ずれ量検討で感じていた違和感を解消できそうです。

従って、浅い谷の本質は侵蝕作用で形成された地形と考えません。

しかし、比較的傾斜したところ(B)は侵蝕作用の受けやすい場所ですから、なんらかの侵蝕作用を受けている可能性を絶えず考えることが必要な場所です。

浅い谷谷底(C)は流水が集まる場所であり、ここは侵蝕・堆積の影響を必ず受けている場所として考えます。


なお、下総上位面の把握は、AとBに区分して捉えることだけでなく、その同じ場所に原始的な谷津(北東方向に併行して流下する台地上の浅い谷)の痕跡を探すが大切であると考えています。

2013年11月5日火曜日

四街道検討面の不思議な地形 その2

花見川流域の小崖地形 その52

2013.11.1記事「四街道検討面の不思議な地形 その1」で述べた宇那谷川筋と新発見谷津の形状について、突拍子もない話ですが、次の図のような土地ブロック全体(柏井検討面・花島検討面・犢橋検討面等)の横ずれ移動と四街道検討面との衝突という印象を受けています。

土地ブロック全体の横ずれ移動と四街道検討面との衝突イメージ

新発見谷津の平面分布異常を引き金にして、このイメージを支持する別の多種情報をかなり集めることができて、突拍子がないことは判っていても、図化しました。検討すればするほどこのイメージが補強されていきます。

泥縄になりますが、今後変動地形の基礎知識を急いで得てから情報を整理して、仮説としてまとめたいと思います。

これまで下総台地の地形変動に関して、横ずれ移動はだれも着目してきませんでした。
従って、横ずれ移動のダイナミックな姿を浮き彫りにできれば、それは全く新たな知見となる可能性があります。

下総上位面の専用検討ツールとして作成した地形段彩図が、発想源として有効に機能しています。


2013年11月2日土曜日

90000ページビューありがとうございます

パソコンに向かっていた2013年11月1日20時55分に、ふとブログ画面をみるとページビューの合計が丁度90000になっていました。

とっさにPintScreenキーを押しました。

ページビューの合計が90000の画面

2011年1月15日にこのブログをスタートして本日まで1021日経っていますから、単純平均で88ページビュー/日になります。
10月の平均は176ページビュー/日でした。

多くの方にこのブログを読んでいただいており、記事作成をする上でとても励みになります。


このブログを読んでいただいている皆様に感謝申し上げます。

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参考
このブログを訪問者していただいた方の数が多い上位20県・地域(2013.04.14~)

1位 東京都 
2位 千葉県
3位 不明(日本) 
4位 カリフォルニア州(アメリカ)
5位 埼玉県
6位 神奈川県
7位 不明(アメリカ)
8位 大阪府
9位 ワシントン州(アメリカ)
10位 オンタリオ州(カナダ)
11位 愛知県
12位 茨城県
13位 兵庫県
14位 長野県
15位 福岡県
16位 広島県
17位 新潟県
18位 静岡県
19位 北海道
20位 岐阜県



このブログを訪問していただいた方の国旗地図(2013.04.14~)

2013年11月1日金曜日

四街道検討面の不思議な地形 その1

花見川流域の小崖地形 その51

2013.10.31記事「2つの隆起軸の影響圏」までの検討で、柏井検討面と柏井小崖(柏井断層)・花島検討面と花島小崖(花島断層)・犢橋検討面と犢橋小崖(犢橋断層)・長沼検討面の東端が四街道検討面に遮られて、途切れている状況を述べてきました。

柏井検討面・花島検討面・犢橋検討面・長沼検討面と四街道検討面は異なる様式の地殻運動で変形したものであると考えています。

再掲 二つの隆起帯のおおよその影響圏と検討面

さて、柏井検討面・花島検討面・犢橋検討面との境界付近の四街道検討面に不思議な地形を発見しましたので、検討します。

柏井検討面・花島検討面・犢橋検討面・長沼検討面と四街道検討面の(これまで誰からも注目されることがなかった)隠された関係を白日の下に暴き出す証拠になる地形ではないかと予感しつつ、検討に入ります。

次に発見した不思議な地形付近の範囲を図示した地形段彩図をパラパラ漫画風に掲載します。

24m図示

25m図示

26m図示

27m図示

28m以上図示

30m以上図示

地形段彩図

参考 標準地図
電子国土ポータルによる

以上のパラパラ漫画を見ていただいてわかっていただけたと思いますが、湾曲する宇那谷川筋(長沼池付近)と並行して東の台地上に同じように湾曲してつながる古い谷津地形を見つけることができます。水系上は宇那谷川の支川で分断されていますが、地形だけが残っています。

図示すると次のようになります。

湾曲して分布する宇那谷川筋と同じように湾曲して分布する谷津地形

宇那谷川筋とこの新発見谷津の東に凸の湾曲が重大な意味を持っていると予感されるので、引き続き検討します。


つづく