2017年6月14日水曜日

大膳野南貝塚 縄文時代後期 学習再開

大膳野南貝塚縄文時代後期集落の学習を再開します。
西根遺跡学習と併行して進める予定です。

大膳野南貝塚後期集落記事の最後は2017.05.08記事「後期集落竪穴住居の柱穴予察検討」ですから1か月以上中断してしまいました。
1か月以上「大膳野南貝塚データこねくり回し現場」から離れたので大膳野南貝塚関連思考回路が錆びついてしまいました。
そこで次のようなステップを踏みながら思考回路の錆をとりつつ、充実した学習を展開したいと思います。

1 竪穴住居柱穴分析の本格スタート
予察検討で分析パワー投入効果ありと直観できましたので、後期集落竪穴住居93軒の柱穴分析を行います。
分析といってもほとんどの作業はIllustratorにおける色塗り作業です。
全ての活動を中断してこの作業だけに熱中すれば数日以内にはできると思われる作業量ですが、そうもいかないので少しづつ作業を積み上げていくしかありません。
作業結果は次のようにGISにプロットして分布図の中の情報として捉えられるようにします。

柱穴分析結果のGISプロット

柱穴のうち発掘調査報告書で「説明の無い柱穴」を黄色で着色していますが、この中に竪穴住居廃絶後の祭祀で設置された祭壇(イナウ、ヌササン)跡が含まれてるのではないかと強く疑っています。

2 発掘調査報告書まとめの先行学習
1の作業と併行して発掘調査報告書の後期集落部分のまとめを先行的に学習します。学習結果はその都度記事にします。

発掘調査報告書後期集落のまとめ目次

自分の興味に忠実に1の作業だけを進めるのも一つの方法ですが、遺跡発掘結果の全体像を概観できるようにすることも大切であると気が付いたので、行う学習です。
この学習の中で、興味ある事象が浮かびあがりそうな効果的詳細分析項目を設定したいと考えています。

なお、土器について竪穴住居出土分だけそのまとめが無いようです。何故無いのか不思議ですし、まとめ統計情報を自分で簡易的にでも作成する必要がありそうです。

3 学習におけるGIS技術の向上
これまで竪穴住居のデータ(量や質に関するExcelデータ)を点データに紐づけてGIS上で利用してきましたが、今後は面データ(ポリゴン)に紐づけて利用できるようにしたいと考えています。

データベースを点データに紐づけした例(イメージ)

データベースを面データ(ポリゴン)に紐づけした例(イメージ)

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