2023年6月15日木曜日

空間視認性の良い地形面3Dモデル カラー段彩と等高縞模様のミックス

 Terrain surface 3D model with good spatial visibility of the slope shell layer Mix of color gradation and contour striped pattern


As an effective method of expressing topographical surfaces that serve as a spatial framework for observing shell layers on the north slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound, I examined a mixture of color gradation and contour striped patterns. In the future, I will find a combination that makes it easy to understand the 3D spatial distribution of the relics shown in CUBE, and use it.


有吉北貝塚北斜面貝層観察の空間的枠組みとなる地形面の効果的表現方法として、カラー段彩と等高縞模様のミックスを検討しました。今後、CUBEで示す遺物の3D空間分布が判りやすい組合わせを見つけて、活用することにします。

1 カラー段彩と等高縞模様のミックス


カラー段彩と等高縞模様のミックス

有吉北貝塚北斜面貝層の3D地形面モデル(ガリー侵食基底地形及び周辺一般地形の3Dモデル)のテクスチャ画像を合計15種作成しました。その内訳はカラー段彩と等高縞模様をそれぞれ3種、その組合わせ9種です。

この資料は、ガリー侵食地形(箱形にえぐられた地形。その地形を埋めて斜面貝層が発達する。)の3D空間にCUBEで遺物分布をプロットしたとき、遺物分布や遺物と地形との関係が視認しやすいテクスチャ画像を探すために作成したものです。

結果として15種のうち8種が実用性があると判断し、赤枠で囲みました。またそのうちの1種は特に使い勝手がよさそうだと判断し、赤枠を2重にしました。


実用性があると判断した中で最も使い勝手がよさそうだと判断したミックステクスチャ画像

2 カラー段彩と等高縞模様ミックステクスチャ画像の地形3Dモデル

カラー段彩と等高縞模様ミックステクスチャ画像の地形3Dモデル

有吉北貝塚北斜面貝層の3D地形面モデル(ガリー侵食基底地形及び周辺一般地形の3Dモデル)

CUBEは阿玉台式土器3D空間プロット


3モデルの動画

3 メモ

・カラー段彩の配色は国土地理院のデジタル標高地形図を参考に設定しました。

・等高縞模様は縞模様画像をBlenderで地形面に投影して作成しました。縞模様を等高線に見立てると、おおよそ60㎝間隔等高線になります。

・BlenderのColorRampではカラーストップ設定数上限が32であり、ColorRampを使った等高縞模様作成は困難です。

・カラー段彩と等高縞模様のミックスはカラーミックスノードで「スクリーン」設定で行いました。

・Blender画面で作成した画像をベイクして(書き出して)画像ファイルにして使うのですが、ベイクした時Blender画像より鮮やかに変化しており、当初の想定と少し異なった結果になりました。


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