3D mesh cover of the north slope shell layer of Ariyoshi Kita Shell Midden
I have begun work on digitizing the 38 years ago relics ledger (Ariyoshi Kita Shell Mound north slope shell layer, 63,000 relics).
I created a 3D mesh cover for expressing and analyzing the general condition of the shell layer using computerized data. This 3D mesh cover already represents the 3D outline of the shell layer.
38年前遺物台帳(有吉北貝塚北斜面貝層、63000遺物)の電子化作業を進めています。電子化データを使った貝層3D概況表現、概況分析のための3Dメッシュカバーを作成しました。この3Dメッシュカバーは貝層3D概形をすでに表現しています。
1 電子化作業進捗状況
全体作業量の28.7%が済んでいます。
電子化作業進捗状況 2024.02.07
遺物台帳電子化割合 2024.02.07
2 作業関連メモ
・遺物台帳に土器と骨が一緒に出土し、その旨特記している事例が多数あり、土器の利用と骨が関係ある事象なのか興味が深まります。入力作業後、発掘調査報告書と対照して調査することにします。(埋葬関連か?)
・貝刃、石斧などの道具類と土器がかたまって出土している状況が読み取れます。精細3D分布図作成後の重要な分析事項になります。
・磨貝も土器と一緒に出土しています。磨貝も土器も斜面を転がって移動しているとはいえ、精細な3D分布図を作成すれば、磨貝の意義について何か情報を得られるかもしれません。
3 北斜面貝層の3Dメッシュカバー
遺物台帳だけのデータからでも、2m×2m×2m3Dメッシュならば、3Dデータを作成することができます。北斜面貝層の遺物と貝層の概況を表現したり、概況分析する上で、2m3Dメッシュを活用することにします。そのための第1歩として、北斜面貝層の3Dメッシュカバーを作成しました。
有吉北貝塚北斜面貝層3Dメッシュカバー
有吉北貝塚北斜面貝層3Dメッシュカバー
有吉北貝塚北斜面貝層3Dメッシュカバー
有吉北貝塚北斜面貝層3Dメッシュカバー
メッシュ数は346です。
作成方法は次のとおりです。
1 3Dメッシュカバーの平面範囲は遺物台帳掲載メッシュとする。
2 3Dメッシュカバーの垂直方向範囲は貝層及び遺物出土土層範囲とする。
今後この3Dメッシュカバーを利用して、各種情報をプロットして遺物・貝層概況に関する3D表現方法及び3D分析方法を試行して3D情報の扱いに習熟することにします。
4 3Dメッシュカバー作成に関する感想
3Dメッシュカバー作成に予想以上に手間取りました。BlenderPythonを使って、ある程度効率的に作業したのですが、3D空間における貝層分布と3Dメッシュの関連を、肝心なところで、視覚的に確認しながらアナログ作業したためです。今後3Dメッシュを利用した表現・分析にはPython、BlenderPythonの活用が必須です。
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