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2021年6月1日火曜日

加曽利EⅣ式土器11器の3Dモデル総集を作成する

 縄文土器学習 612

今年の2月まで加曽利貝塚博物館で開催された令和2年度企画展「あれもEこれもE -加曽利E式土器 北西部地域編-」で展示された加曽利E式土器のうち加曽利EⅣ式土器11器について観察記録3Dモデルを作成し、それを並べた総集モデルを作成しました。自分自身のための学習教材です。これまで中峠式土器、加曽利EⅠ式土器、加曽利EⅡ式土器、加曽利EⅢ式土器の総集モデルをつくっており、この企画展に関連する総集モデルシリーズの最後になります。

1 加曽利EⅣ式土器11器 観察記録3Dモデル総集

加曽利EⅣ式土器11器 観察記録3Dモデル総集

撮影場所:加曽利貝塚博物館令和2年度企画展「あれもEこれもE -加曽利E式土器 北西部地域編-」

撮影月日:2020.11.27 2021.02.16

ガラス面越し撮影

3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成

左から

1 加曽利EⅣ式深鉢(No.16)(市川市権現原貝塚) 観察記録3Dモデル

2 加曽利EⅣ式深鉢(No.17)(市川市高谷津貝塚(曽谷貝塚)) 観察記録3Dモデル

3 加曽利EⅣ式両耳壺(No.18)(市川市新田前貝塚) 観察記録3Dモデル

4 加曽利E式系壺(後期称名寺式期)(No.19)(市川市本北方3丁目) 観察記録3Dモデル

5 加曽利EⅣ式深鉢(No.28)(船橋市中野木新山遺跡) 観察記録3Dモデル

6 加曽利EⅣ式深鉢(後期称名寺式期)(No.29)(船橋市前貝塚堀込貝塚) 観察記録3Dモデル

7 加曽利EⅣ式深鉢(後期称名寺式期)(No.30)(松戸市一の谷西貝塚) 観察記録3Dモデル

8 加曽利EⅣ式深鉢(後期称名寺式期)(No.31)(松戸市一の谷西貝塚) 観察記録3Dモデル

9 加曽利EⅣ式瓢箪型注口土器(No.63)(流山市富士見台第Ⅱ遺跡) 観察記録3Dモデル

10 加曽利EⅣ式深鉢(後期称名寺式期)(No.65)(我孫子市鹿島前遺跡) 観察記録3Dモデル

11 加曽利EⅣ式深鉢(No.69)(鎌ヶ谷市中沢貝塚) 観察記録3Dモデル

10器の縮尺は同一

3DF Zephyr v5.019でアップロード

アノテーション移動は番号クリックあるは「K」で前進、「J」で後退。

Sketchfab画面の移動方法:Shiftキー+右押で移動(Shiftキーを先に押す)

個別3Dモデルも全てSketchfabサイト「arakiminoru」に掲載しています。


Sketchfabパソコン画面 全画面表示


3Dモデルの動画

2 参考 イノシシ顔面

左端「加曽利EⅣ式深鉢(No.16)(市川市権現原貝塚)」の表面にはイノシシ顔面が描かれています。


イノシシが描かれている説明

3 感想

これまで中峠式土器、加曽利EⅠ式土器、加曽利EⅡ式土器、加曽利EⅢ式土器の総集モデルをつくっており、加曽利EⅣ式土器総集モデルがシリーズの最後になります。

今後中峠式~加曽利EⅣ式までの総集モデルを全部総集した大モデル作成にチャレンジし、学習資料としての使い勝手がどのようになるのか、テストしてみることにします。


2020年3月25日水曜日

獣面把手(?)付加曽利EⅣ式土器

縄文土器学習 385

現在、加曽利貝塚博物館E式土器企画展(終了)の展示土器について学習しています。この記事では加曽利EⅣ式土器学習として、加曽利EⅣ式深鉢(後期称名寺式期)(印西市馬込遺跡)企16土器を観察します。(企16はこのブログにおける整理番号です。)

1 加曽利EⅣ式深鉢(後期称名寺式期)(印西市馬込遺跡)企16 観察記録3Dモデル正置

加曽利EⅣ式深鉢(後期称名寺式期)(印西市馬込遺跡)企16 観察記録3Dモデル正置
撮影場所:加曽利貝塚博物館 企画展「あれもE これもE ―加曽利E式土器(印旛地域編)―」
撮影月日:2019.11.19
整理番号:企16
ガラス面越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v4.530 processing 49 images

展示の状況

展示土器を3Dモデルで側面から見た画像
土器が20度ほど傾かせて展示されている様子がわかります。技術的に正置が困難だったのでしょうか。

2 3Dモデルから作成した文様浮彫展開写真
GigaMesh Software Frameworkを使って3Dモデルから文様浮彫展開写真を作りました。

加曽利EⅣ式深鉢(後期称名寺式期)(印西市馬込遺跡)企16 文様浮彫展開写真 1

加曽利EⅣ式深鉢(後期称名寺式期)(印西市馬込遺跡)企16 文様浮彫展開写真 2(参考)

3 観察と感想
・口縁部文様帯がなく、弧線文が単位文になっていることから加曽利EⅣ式土器として判定されたものと考えます。
・最も大きな把手を上から見ると三角形で口先のとがった蛇をイメージするような形状となっていて、獣面把手であると考えます。この把手にある多数の穴がどのような思考・感覚に伴って作られたのかわからないので、異様に感じます。

3Dモデルを上からみた画像

・波状口縁や大げさで凝った立体文様を施した把手のある土器が多い時期(場所)は生活の困難さが大きかった時期(場所)であると仮説していて、その仮説の立証を目指して学習を進めています。

弧線文が単位文になった加曽利EⅣ式土器

縄文土器学習 384

現在、加曽利貝塚博物館E式土器企画展(終了)の展示土器について学習しています。この記事では加曽利EⅣ式土器学習として、加曽利EⅣ式深鉢(佐倉市神門房下遺跡E地点)企12土器を観察します。(企12はこのブログにおける整理番号です。)

1 加曽利EⅣ式深鉢(佐倉市神門房下遺跡E地点)企12 観察記録3Dモデル

加曽利EⅣ式深鉢(佐倉市神門房下遺跡E地点)企12 観察記録3Dモデル 
撮影場所:加曽利貝塚博物館 企画展「あれもE これもE ―加曽利E式土器(印旛地域編)―」 
撮影月日:2019.11.19 
整理番号:企12 
ガラス面越し撮影 
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v4.523 processing 46 images

展示の状況
ライトが近く、壁面がハレーションしています。

2 3Dモデルから作成した文様浮彫展開写真
GigaMesh Software Frameworkを使って3Dモデルから文様浮彫展開写真を作りました。

加曽利EⅣ式深鉢(佐倉市神門房下遺跡E地点)企12 文様浮彫展開写真 1

加曽利EⅣ式深鉢(佐倉市神門房下遺跡E地点)企12 文様浮彫展開写真 2(参考)

3 観察と感想
・口縁部文様帯を有していません。
・ハレーションのため文様浮彫展開写真では十分に確認できませんが、沈線で磨消部と区画される弧線文は単位文として胴下部まで連続しています。
・この土器は連携すべき弧線文が単位文に独立したものであると専門家が考えている土器のようです。

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参考

参考


2020年3月23日月曜日

加曽利EⅣ式の入組系横位連携弧線文土器観察

縄文土器学習 383

現在、加曽利貝塚博物館E式土器企画展(終了)の展示土器について学習しています。この記事では加曽利EⅣ式土器学習として、加曽利EⅣ式深鉢(佐倉市宮内井戸作遺跡)企1土器を観察します。(企1はこのブログにおける整理番号です。)

1 加曽利EⅣ式深鉢(佐倉市宮内井戸作遺跡)企1 観察記録3Dモデル

加曽利EⅣ式深鉢(佐倉市宮内井戸作遺跡)企1 観察記録3Dモデル
撮影場所:加曽利貝塚博物館 企画展「あれもE これもE ―加曽利E式土器(印旛地域編)―」
撮影月日:2020.01.07
整理番号:企1
ガラス面越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v4.523 processing 38 images

展示の状況

2 3Dモデルから作成した文様浮彫展開写真
GigaMesh Software Frameworkを使って3Dモデルから文様浮彫展開写真を作りました。

加曽利EⅣ式深鉢(佐倉市宮内井戸作遺跡)企1 文様浮彫展開写真 1

加曽利EⅣ式深鉢(佐倉市宮内井戸作遺跡)企1 文様浮彫展開写真 2(参考)

3 観察と感想
・口唇部に4単位の小波状(小突起)を持ちます。
・加曽利EⅣ式の入組系横位連携弧線文土器です。

参考

・文様浮彫展開写真の左の弧線文の中に隆線で渦巻が描かれています。この渦巻付弧線文がこの土器正面である可能性が濃厚です。

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参考

参考