Pottery: Four Nearest Neighbor Distance Categories Based on Standard Deviation
I examined pottery's nearest neighbor distances based on the standard deviation. Looking at the cross section, there are slightly denser clusters (yellow) near dense clusters (red), and together they are more prevalent at the bottom of the slope. On a frictional slope, I assume that creep forces acted more strongly on heavier pottery, causing it to move more rapidly downslope than bones and other objects.
土器の標準偏差による最近隣距離4区分を観察しました。断面で見ると、密集(赤)の近くにやや密集(黄色)が存在して、合わせると、斜面下部に多くなっています。摩擦のある斜面では重量が重い土器に葡行営力がより強く作用し、骨などよりも斜面移動が激しかったと想定します。
1 土器の4区分結果
1-1 土器 標準偏差による最近隣距離4区分 区分1(密集)
土器 標準偏差による最近隣距離4区分 区分1(密集)
0.007~0.098m
1-2 土器 標準偏差による最近隣距離4区分 区分2(やや密集)
土器 標準偏差による最近隣距離4区分 区分2(やや密集)
0.098~0.160m
1-3 土器 標準偏差による最近隣距離4区分 区分3(やや散在)
土器 標準偏差による最近隣距離4区分 区分3(やや散在)
0.160~0.258m
1-4 土器 標準偏差による最近隣距離4区分 区分4(散在)
土器 標準偏差による最近隣距離4区分 区分4(散在)
0.258~1.847m
1-5 観察
土器の密集域のまわりにやや密集域、そのまわりにやや散在域、さらにそのまわりに散在域が分布します。土器の密集域が斜面下部のガリー流路沿いに集中していることが特徴です。
摩擦のある斜面では重量が重い土器に葡行営力がより強く作用し、骨などよりも斜面移動が激しかったと想定します。
2 土器 標準偏差による最近隣距離4区分の谷中断面
土器 標準偏差による最近隣距離4区分の谷中断面土器 標準偏差による最近隣距離4区分 区分1(密集)3Dモデルに谷中部の断面を追記
谷中部断面
谷中断面の位置
有吉北貝塚北斜面貝層
3DF Zephyr v8.031でアップロード
3Dモデルの動画
3Dモデルの画像
3Dモデルの画像
3 考察
他の遺物と同様に土器の投棄のともなう斜面移動を次図のように想定しました。
考察
土器は斜面における重力・葡行移動とガリー流路における稀で強い流水移動の2つの移動種類により移動していたと想定します。









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