花見川河川争奪を知る13 花見川河川争奪の成因検討2 oryzasan氏の説と感想2
oryzasan氏論文「花見川の地学」 第1章引用に対する感想を述べます。
感想
ア 自分の思考に時間観念が無いことに気がつく
最新地学の基礎をわかりやすく噛み砕いて教えていただき、ありがとうございます。
図1と図2で花見川付近の地形発達の模式がとてもよくわかりました。
この模式図をみて、私の花見川河川争奪のイメージには地史的な時間観念がないことに気がつきました。
この教えていただいた地形発達モデルを思考の基盤として、それに自分の考えていた花見川河川争奪の概念をあてはめたところ、次のようなことが、まず、わかりました。
イ 沖積層を切るような形での河川争奪ではないこと
oryzasan氏の次の文章から、花見川河川争奪は沖積層を切るような形での河川争奪ではないことに気がつきました。
「浸食作用の卓越は、海水面低下期に伴う、海と陸との相対的な高度差の増加によってもたらされたと考えられ、その条件の失われた入り江の時代以降、低地の川が新たに川底を削り込むようなことは起きていません。」
時間観念なしに考えてきたので、思考の中に河川争奪により、沖積層を切ることがあったかのような一種の勘違いが混在していたことを意識することができました。
ウ 花見川河川争奪の谷地形変化モデル
oryzasan氏の図2のモデルに従って、自分のイメージしている花見川河川争奪プロセスを想像たくましく整理して時間軸に投影してみました。
花見川河川争奪による谷地形変化モデル
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