1 学習方法の軌道修正
船尾白幡遺跡の検討に入り、鳴神山遺跡と同じ方法で検討することができるようになりました。
今後詳しい検討を行います。
同時に船尾白幡遺跡の一部と考えられる西根遺跡の報告書も取り寄せ、古墳時代後期から奈良・平安時代の記述をざっと読みした。
西根遺跡の発掘調査報告書
西根遺跡は戸神川沖積地の水辺の遺跡であり、台地上の居住空間と異なります。発掘調査報告書では祭祀空間であると論じています。
このブログでは以前、西根遺跡の縄文時代の項について学習したことがあり、とても興味のある場所です。
2014.09.28記事「印西市西根遺跡埋蔵文化財調査報告書を学習する」など多数
また、西根遺跡発掘調査報告書では西根遺跡、船尾白幡遺跡、鳴神山遺跡の関係を論じています。
西根遺跡、船尾白幡遺跡、鳴神山遺跡の位置関係
そこで、これからの検討は船尾白幡遺跡と西根遺跡を一体のものとして学習・検討していくことにしました。
さらに、自分の問題意識を鮮明にするために、西根遺跡の概要を最初に学習し、次いで船尾白幡遺跡の学習を鳴神山遺跡と絶えず関係づけながら行うことにします。
また、必要に応じて萱田遺跡群の再検討を行い、萱田遺跡群と西根遺跡、船尾白幡遺跡、鳴神山遺跡を関連付けて検討することにします。
萱田遺跡群と鳴神山遺跡及び近隣遺跡の位置
遺跡発掘調査報告書の悉皆学習ということで進めている学習ですが、問題意識が煮詰まってきましたので、あまりに機械的な学習を進めても、非効率になります(学習のための学習になってしまいます)ので、学習方法を軌道修正する次第です。
2 ブログ記事データベースの作成
1学習方法の起動修正とも関連しますが、ブログ記事データベースをFile Makerで作成しました。
鳴神山遺跡検討記事が全部で76あるのですが、残念ながらその詳細を全部記憶している状況ではありません。さらに検討事項の相互関連性とか、検討発展性をつぶさにチェックしてきていません。
ブログ記事ということですから、どうしてもその日暮らしの学習検討になってきてしまっています。
そこで、鳴神山遺跡の過去記事を「軽い操作」で閲覧して自分のメモを書けるファイルを作成しました。
これまで、検討を振り返るには、ブログの検索機能を使ったり、過去記事リストを使ったりしていたのですが、対象記事が多く、「検索結果を自分の物に出来ない」という感覚を持つようになりました。記事に対するメモを書けないことが違和感に繋がっていると思います。
このような違和感を取り除き、過去の検討の長所・短所を自ら知るためにデータベースを作成した次第です。
ブログ「花見川流域を歩く」記事のデータベース画面(リスト)
ブログ「花見川流域を歩く」記事のデータベース画面(カード)
記事そのものはpdfで収録し、他の項目は日付、表題、検索用分類、メモ欄だけのシンプルなものとしてスタートしました。
(ブログ記事のpdfを作成して、それをFile Makerに取り込む作業が思いのほか簡便です。)
現在は鳴神山遺跡検討が始まった2015年9月以降分が全部入る200記事をデータベース化していますが、今後萱田遺跡群検討分も全部データベース化する予定です。
ブログ記事データベースを有効活用して、学習・検討の質を高めたいと考えています。
0 件のコメント:
コメントを投稿