Prototype 3D distribution model of relics in the shell layer on the north slope of Ariyoshi Kita Shell Mound
I created a prototype 3D distribution model of relics for a very small area (2m x 2m grid) of the shell layer on the north slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound. Visualization of the 3D distribution of relics in the slope shell layer is finally becoming a reality.
有吉北貝塚北斜面貝層の極小範囲(2m×2mグリッド)について遺物3D分布モデルを試作しました。斜面貝層遺物3D分布の見える化がいよいよ現実のものとなりそうです。
1 有吉北貝塚北斜面貝層の遺物3D分布モデル試作
有吉北貝塚北斜面貝層の遺物3D分布モデル試作Ⅱ-27グリッド(遺物数544)の遺物3D分布モデル
X座標、Y座標は遺物分布図から計測、Z座標は遺物台帳から取得
座標数値精度は0.001m
遺物座標は0.01m×0.01m×0.01mのCUBEで表示
Ⅱ-27グリッドの位置図
3Dの画像
2 作成手順の概要
遺物分布図から遺物のX座標、Y座標を計測します。
遺物分布図
遺物台帳から遺物のZ座標を読み取ります。
遺物台帳(の1ページ)
遺物毎にX座標、Y座標、Z座標、分類、出土層相を整理し、Blenderにプロットして3D分布モデルを作成します。
3 感想
63000遺物について遺物台帳電子化作業が6月中には完工できる見通しとなりました。次の作業である遺物分布図電子化作業(半年予定)取り組みの意欲を増進するために、一足速く、極小範囲について遺物3D分布図を作成してみました。
斜面貝層の遺物3D分布の姿がはじめて眼前に現れ、感動します。
引き続いて、Ⅱ-27グリッドについて、遺物分類別分布と遺物分類間の関係、出土層相と遺物との関係などについて、予備的な検討をしてみます。
63000遺物の3D分布見える化を実現し、有吉北貝塚北斜面貝層の貝層発達史や貝層利用史の基礎資料として活用できる可能性が高まります。
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