2025年7月28日月曜日

土坑3Dモデリングを楽しむ 1/3

 Enjoying 3D modeling of a pit 1/3


I'm enjoying 3D modeling the pit at Ariyoshi Kita Shell Mound (a pit with four cuts in between). 3D modeling of the sloped part is finished. The arrangement of pits A, B, and C cannot be considered a coincidence.


有吉北貝塚の土坑(4つが切りあっている土坑)の3Dモデリング作業を楽しんでいます。斜面部分の3Dモデリングが終わりました。なお、A土坑、B土坑、C土坑の配置は偶然とは考えられません。

1 有吉北貝塚土坑SK657A/B/C/Dの斜面部分3Dモデリング


有吉北貝塚土坑SK657A/B/C/Dの斜面部分3Dモデリング


有吉北貝塚土坑SK657A/B/C/Dの斜面部分3Dモデリング


有吉北貝塚土坑SK657A/B/C/Dの斜面部分3Dモデリング


有吉北貝塚土坑SK657A/B/C/Dの検討図

2 作業メモ

3Dモデリング作業は斜面部分→底面付加→穴付加(ブーリアン合成)という3段階作業で進めています。この記事では斜面部分だけの作業結果を示しています。

斜面部分は作業区域分割→分割部分毎に検討図から3D形状読み取り(イメージ)→3Dイメージのべジェ曲線に基づくモデリング(面貼り)というステップを踏んでいます。

平面図(検討図)で2本のべジェ曲線が完全に重なり、さらにその内の1本が立面図で見ると分岐する場合があります。あるいはべジェ曲線が垂直線になる場合があります。そうした状況を即座に理解できる能力が、慣れがないので、とても虚弱で手こずっています。

3 感想メモ


斜面部分3Dモデリング(上から、オルソ投影)


土坑の平面配置

現在は土坑を事例に、3Dモデリング習熟活動をしています。まだ、考古学的観点からの検討に入れる状況ではありません。しかし、否が応でも、考古学的観点からの問題意識が生まれてしまいます。

A土坑とB土坑は図面で判断すると、切りあっています。A土坑とB土坑は特別な関係があったに違いないと想像を刺激されます。姻戚関係があるような2家族の土坑でしょうか。A土坑とB土坑はつながっている大きな空間だったのでしょうか。

C土坑はA土坑とB土坑の交差部分を中心に、それぞれの土坑の面積を均等に使うように掘られています。とても偶然とは考えられません。A土坑とB土坑の背後に姻戚関係が感じられるように、C土坑とA・B土坑にも世代を経た血縁関係を感じてしまいます。A家族とB家族の双方に血縁のある後代のC家族がC土坑をわざと廃A・B土坑の土地につくったということでしょうか。



0 件のコメント:

コメントを投稿