Log of inputting coordinates for artifact distribution map of shell layer on north slope of Ariyoshi Kita Shell Mound (2025.07.27)
We are promoting the activity of acquiring 3D coordinates for all artifacts in the shell layer on the north slope of Ariyoshi Kita Shell Mound. So far, the 3D distribution of 21,760 artifacts has been clarified. Several disposal (burial) flow routes of artifacts have emerged. We look forward to the further information and analysis in the future.
有吉北貝塚北斜面貝層の全遺物3D座標取得活動を推進しています。これまでに21760遺物の3D分布が明らかとなりました。遺物の投棄(埋納)流動ルートが幾つか浮かび上がってきました。今後の情報充実とその分析が楽しみです。
1 有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図データ(2025.07.27現在)
有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図データ(2025.07.27現在)21760遺物データ
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2 メモ
遺物分布図データをみると、遺物の投棄(埋納)流動ルートが幾つか浮かび上がってきました。今後の情報充実とその分析が楽しみです。
3 技術メモ
これまでに作業対象とした遺物は全部で25653遺物(全体の40%)で、そのうち3D座標が揃った遺物は21760遺物です。これまでのところでは、遺物の約85%について3D座標を取得できています。残りの15%遺物は、その多くが遺物台帳で「一括」として扱われ、高さ情報(Z座標)はありますが、平面座標(XY座標)はありません。
将来の検討課題として、「一括」扱い遺物の3D座標仮想付与があると考えています。発掘活動のなかで、ある一定活動(一区切りの活動)の結果得た後、その活動で生まれた「個別記録に値しない遺物群」を「一括」扱いで記録しています。従って「一括」扱いの遺物群はそれが記録される前の「一定活動」に対応しています。その「一定活動」は当該「一括」扱いの前の「一括」遺物群以降の活動であることが判ります。一方、遺物台帳から、「一括」に対応する「一定活動」の遺物範囲が判ります。従って、「一括」遺物のXY座標範囲をかなり絞り込むことができます。
「一括」遺物群のドンピシャの位置は判りませんが、ある程度の誤差を容認すれば、「一括」遺物のXY座標の仮想付与が可能であると考えます。分析内容によっては「一括」遺物の仮想3D座標を含んだデータを分析に使うことも有効であると考えます。
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