2026年5月22日金曜日

有吉北貝塚北斜面貝層の剥取断面と地形断面線との関係 追補

 Relationship between the exfoliation section and topographic section of the shell layer on the north slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound: Supplement


I improved the 3D model of the ground topography of the shell layer on the north slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound by adding the surrounding topography. Based on this improved 3D model of ground topography, I have supplemented the data on the relationship between the exfoliation section and the topographic section. This allows for a more rational assumption about the location where the Jomon people discarded the shells.


有吉北貝塚北斜面貝層の地山地形3Dモデルに周辺地形を加えた改良をしました。その改良地山地形3Dモデルに基づいて剥取断面と地形断面の関係資料を追補しました。縄文人が貝殻を投棄した場所の想定が合理的に出来るようになりました。

この記事は2026.05.17記事「有吉北貝塚北斜面貝層の剥取断面と地形断面線との関係」の追補記事です。

1 剥取断面が含まれる鉛直平面と地山地形3Dモデルが成す断面線の生成


剥取断面と地山地形3Dモデル


剥取断面が含まれる鉛直平面と地山地形3Dモデル


剥取断面と「剥取断面が含まれる鉛直平面と地山地形3Dモデルが成す断面線」

2 地形断面と剥取断面の関係


地形断面と剥取断面の関係

3 貝殻投棄場所の想定


貝殻投棄場所の想定

縄文人といえども傾斜30°の斜面を日常的に降りてきて、そこから貝殻を投棄することはしなかったと考えられます。この断面でいえば傾斜16°の斜面から貝殻を投棄したと、人間工学的合理性をもって想定できます。

●関連思考

図のような貝殻投棄を考えると、30°や40°の斜面に投棄された貝殻や土器片の多くは重力等でほとんどが下に移動しますが、その場所に残るものも必ずあります。しかし、この投棄場所は北斜面貝層発掘区域(グリッド設定区域)外となり、同時に発掘調査のための準備土工(足場づくりのための掘削)で現場自体の大部分が発掘前に失われたと考えます。


発掘前の北斜面貝層(発掘調査報告書から引用、Photoshopでカラー化)

足場づくりの準備土工で斜面が掘削され、同時に貝層上部の表土が除去されています。

白い貝層が完全に出るまで表土を除去しているので、本来「混貝土層」として扱われるべき縄文時代貝層がかなり失われています。

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