2026年9月1日火曜日

技術メモ QGISのGeoPackage

 Technical Note: QGIS and GeoPackage


I am currently using QGIS to perform fabric analysis on 3D models of shell-layer profiles, and I frequently find myself copying the QGIS project file to a different folder for use. When working with the original QGIS file in a separate folder, storing the QGIS layers in a GeoPackage file is convenient because it means moving only two files in total—the main QGIS project file and the GeoPackage file.


貝層剥取断面3Dモデルのファブリック分析をQGISを使って行っていますが、同じQGISファイルを別フォルダーにコピーして使うことが多くなっています。別フォルダーで元QGISファイルを使う場合、QGISレイヤをGeoPackageファイルに格納すると、QGIS本体ファイルとGeoPackageファイルの合計2つのファイル移動だけで済みますから便利です。

1 GeoPackageを使わない場合の例

QGISで1つのshapeファイルの場合、shapeファイル本体(.shp)以外に.cpg,.dbf,.shxなどの関連ファイルが同時に必要になります。QGISファイルを別フォルダーにコピーして使うばあい、このshapeファイル1つだけのQGISでも、これら4つの本体・関連ファイルを同じフォルダーにコピーする必要があります。現実は多数レイヤになりますから、極めて多数のファイルを本体ファイルと一緒にコピーする必要があります。現実的対応ではありません。

2 GeoPackageを使う場合の例

多数レイヤ(ベクター、ラスター)を1つのGeoPackageに格納すれば、QGIS本体ファイルとGeoPackageファイルの2つだけを別フォルダーにコピーすれば、その別フォルダーで使えます。なお、QGIS本体のプロパティ→全般→保存パスを相対パスにしておく必要があります。(デフォルトで既にそうなっています。)

多数レイヤを1つのGeoPackageに格納する場合、プロセッシングツールボックス→レイヤをGeoPackage化を使えば、ベクターレイヤのシンボロジなど各種設定がそのまま保存される設定にデフォルトでなっています。


レイヤをGeoPackage化の画面(パラメーター)


レイヤをGeoPackage化の画面(ログ)


別フォルダーで元QGISファイルを開いて、レイヤの設定が保存されている様子

なお、ブラウザパネルのGeoPackageファイルにレイヤパネルのレイヤをdrag&dropで格納できますが、この場合シンボロジなどの各種設定は保存されません。

3 メモ

GeoPackageを自分と別人とのQGISデータのやりとりのツールと理解していました。しかしそれだけでなく、自分だけの作業でも別フォルダーで派生する類似関連作業のツールして気軽に使えることに気が付きました。QGISは特定フォルダーで集中して行うという昔の習慣が今頃になって改善しました。


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