2026年9月5日土曜日

バイオリン形土偶(千葉市中鹿子第2遺跡)の過去観察ふりかえり

 Reflecting on Past Observations of the Violin-Shaped Clay Figurine (Nakakanoko No. 2 Site, Chiba City)


In 2022, I created a 3D model based on observation records of the violin-shaped clay figurine from the Nakakanoko No. 2 Site in Chiba City and conducted a detailed examination; here, I look back on that process. The 3D model produced at the time was of high quality, allowing for precise observation. For the sake of comparison, I also reviewed my observations of the violin-shaped clay figurine from the Komuro-Uedai Site in Funabashi City.


バイオリン形土偶(千葉市中鹿子第2遺跡)は2022年にも観察記録3Dモデルを作成し、詳しく観察していますので、ふりかえりました。今回より良い3Dモデルが出来て、観察も精細です。また、比較のためバイオリン形土偶(船橋市小室上台遺跡)の観察もふりかえりました。

1 バイオリン形土偶(千葉市中鹿子第2遺跡)の2022年観察

バイオリン形土偶(千葉市中鹿子第2遺跡)が2021年12月に葉市立郷土博物館「千葉市出土考古資料優品展」に展示され、その時撮影して、観察記録3Dモデルを作成し、観察を深めました。展示が台ショーケースでカメラを四周から接近させやすかったことと、ライトが明るく、今回作成3Dモデルよりより良い3Dモデルを作成することが出来ました。

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2022年1月9日日曜日 縄文時代早期土偶(千葉市中鹿子第2遺跡)の3Dモデルによる観察

2022年1月11日火曜日 縄文早期土偶の4種3Dモデルによる実験的観察

1-1 2022年作成観察記録3Dモデル

縄文時代早期土偶(千葉市中鹿子第2遺跡) 観察記録3Dモデル Clay Figurine in Initial Jomon period

高さ約3.0㎝、最大幅約2.3㎝、脚部付近の厚さ約0.7㎝

撮影場所:千葉市立郷土博物館「千葉市出土考古資料優品展」

撮影月日:2021.12.22


展示の様子

ガラスショーケース越し撮影

3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v6.010 processing 119 images

3Dモデル動画

1-2 3Dモデルの主な観察

首の位置にある小孔の側面に筋を観察しました。小孔を開ける際に凹凸のある枝を使っているようです。


首にある小孔


首にある小孔側面の拡大


向かって左乳房跡の四角の小孔

向かって左乳房跡にある四角の小孔は乳房粘土を胴体としっかりと軸で固定させ、その軸の胴体側受け口と考えました。


縛り跡

紐で縛った跡が胴体に観察できます。体や衣服や常時持っている品(物入れなど)にこの土偶を縛って、肌身離さずこの土偶を持っていたのでしょか。

2 バイオリン形土偶(船橋市小室上台遺跡)の観察

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2019年4月27日土曜日

バイオリン型土偶の3Dモデル観察

2020年11月16日月曜日

縄文早期バイオリン型土偶[レプリカ](船橋市小室上台遺跡)の3Dモデル作成

2-1 観察記録3Dモデル

縄文早期撚糸文土器と共伴出土したバイオリン型土偶

小室上台遺跡

船橋市飛ノ台史跡公園博物館展示

2019.04.21撮影

3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v4.353 processing 6 images


撮影写真

2-2 レプリカ観察


レプリカ写真(2020年11月、千葉県立中央博物館令和2年度企画展「ちばの縄文」 展示)

レプリカについても観察記録3Dモデルを作成しました。

3 バイオリン形土偶に関する感想

千葉市小室上台遺跡出土バイオリン形土偶の乳房は強調されて(特段に大きく)造形されています。強調しているという意思は千葉市中鹿子第2遺跡出土バイオリン形土偶に乳房を軸で胴体と接着しようしている様子からもうかがえます。恐らく当時の妊娠女性の最大形乳房を表現しようしたのではないかと想像します。この乳房強調の趣旨を次のように考えます。

妊娠して折角赤ん坊を産んでも、母乳が十分出なければ赤ん坊は餓死してしまいます。そのような悲しい出来事は日常茶飯事にあったと想像します。生まれた赤ん坊を母乳だけで育てなければならない1年くらいの間の赤ん坊の命をつなぐために、母乳がでる乳房の存在(つまり大きな乳房の存在)は女性の強い祈願事項であったと想像します。その母乳がたくさんでる乳房(大きな乳房)の祈願ツールがこのバイオリン形土偶であったと考えます。この土偶は妊娠した女性が身に着けていたと想像します。


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