2026年9月10日木曜日

二枚貝殻密集度と対応する二枚貝殻偏位角分布グラフ

 Bivalve Shell Density and Corresponding Deviation Angle Distribution Graphs


Bivalve shell density was defined based on the area of ​​Voronoi polygons representing the shell distribution; specifically, the Voronoi polygon areas were categorized into five classes, each containing an equal number of samples. A comparison of the deviation angle distribution graphs across different density levels reveals marked differences, indicating an interesting relationship between shell density and deviation angle.


二枚貝殻密集度を二枚貝殻分布のボロノイ多角形面積で設定しました。具体的にはボロノイ多角形面積をサンプル数等量5段階に階級区分しました。密集度別の二枚貝殻偏位角分布グラフを比較すると顕著な差異が見られ、密集度と偏位角の間に興味深い関係が見られます。

1 二枚貝殻密集性指標としてのボロノイ多角形面積


二枚貝殻分布とボロノイ多角形の関係

ボロノイ多角形…平面上に並んだ複数の点(母点)から「どの点に一番近いか」によって領域を区切ったときにできる多角形。

二枚貝殻密集性指標として、ボロノイ多角形面積を利用します。最近隣距離ではなく、ボロノイ多角形面積を利用する理由は次の記事で説明しています。

2026年9月3日木曜日 二枚貝殻密集性の指標検討

2 二枚貝殻密集度設定

検討範囲のボロノイ多角形面積を次のようにサンプル数等量5段階に階級区分して、二枚貝殻密集度を設定しました。


二枚貝殻密集度

二枚貝殻密集度の分布は次の通りです。


二枚貝殻密集度5


二枚貝殻密集度4


二枚貝殻密集度3


二枚貝殻密集度2


二枚貝殻密集度1


二枚貝殻密集度5~1(濃赤5~白1)

3 密集度別二枚貝殻偏位角分布グラフ

二枚貝殻偏位角分布グラフを密集度別に作成しました。二枚貝殻偏位角は垂直線上を基準に時計回りで計測しています。


密集度5 二枚貝殻偏位角分布グラフ


密集度4 二枚貝殻偏位角分布グラフ


密集度3 二枚貝殻偏位角分布グラフ


密集度2 二枚貝殻偏位角分布グラフ


密集度1 二枚貝殻偏位角分布グラフ


密集度5~1 二枚貝殻偏位角分布グラフ

4 考察

密集度3 二枚貝殻偏位角分布グラフを見ると、偏位角100~110°が突出し、次いで90~100°が多く、斜面角度120°での重力性移動で生じる代表的偏位角が表現されていると仮定します。

この仮定に基づくと密集度5 二枚貝殻偏位角分布グラフは偏位角70~120°までがあまり数の変化がなく出現していて特徴的です。二枚貝殻が密集しすぎて多数貝殻がパックされたような塊になって、その塊が重力性移動したため、二枚貝殻とは異なる姿勢が一定数以上生まれていると仮想します。


二枚貝殻が密集してパックされた(塊になった)ように観察できる様子(4ヶ所)

密集度と偏位角には重力性移動に起因する興味深い関係があると考えます。



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