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2026年3月4日水曜日

動物形土製品4点(佐倉市吉見台遺跡)観察記録3Dモデル

 3D Observation Record Models of Four Animal-Shaped Earthenware Figures (Yoshimidai Site, Sakura City)


I created 3D observation record models of four animal-shaped earthenware figures (Yoshimidai Site, Sakura City) that are on display at the Chiba City Archaeological Research Center's special exhibition "The Mysterious Late Jomon Period."

The exhibit description reads, "It's difficult to determine what they represent. Some of the clay figures resemble Pikachu." It's fun to imagine what animals they represent. Perhaps imaginary animals?


千葉市埋蔵文化財調査センターで開催中の特別展「謎多き縄文晩期」で展示されている動物形土製品4点(佐倉市吉見台遺跡)の観察記録3Dモデルをつくりました。

「何を表現したのか判断が難しい。ピカチュウのような土製品も。」という展示説明があり、モデル動物が何であるか考えると楽しくなります。想像動物も?

1 動物形土製品4点(佐倉市吉見台遺跡)観察記録3Dモデル

動物形土製品4点(佐倉市吉見台遺跡)観察記録3Dモデル

何を表現したのか判断が難しい。ピカチュウのような土製品も。

撮影場所:千葉市埋蔵文化財調査センター 令和7年度特別展「謎多き縄文晩期」

撮影月日:2026.02.12


展示の様子

ガラスショーケース越し撮影

3DF Zephyr v8.038で生成 processing 127 images


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像(テクスチャ有り)


3Dモデルの画像(テクスチャ無し)


3Dモデルの画像(テクスチャ有りと無しのピンライトミックス)

2 メモ

展示説明「何を表現したのか判断が難しい。ピカチュウのような土製品も。」の通り、この4点の動物形土製のモデル動物が何であるか考えることは誠に楽しいことです。


ピカチュウ似

ピカチュウ似のモデルはリスでしょうか?

右上の頭に瘤(角?)があり、装甲をまとっているような動物は想像動物のように感じてしまいます。


2026年3月2日月曜日

独鈷石(佐倉市宮内井戸作遺跡)観察記録3Dモデル

 3D Model of Observation Records of a Dokkoishi (Miyauchi Idosaku Site, Sakura City)


I enjoyed creating a 3D model of the observation records of a Dokkoishi (Miyauchi Idosaku Site, Sakura City) from the Early Yayoi period, which is on display at the Chiba City Buried Cultural Properties Research Center's special exhibition "The Mysterious Late Jomon Period."

While many Jomon ritual implements have disappeared, this one is being exhibited in the context of being passed down to the Yayoi people.


千葉市埋蔵文化財調査センターで開催中の特別展「謎多き縄文晩期」で展示されている弥生時代前期の独鈷石(佐倉市宮内井戸作遺跡)の観察記録3Dモデルをつくり楽しみました。

縄文時代の多くの祭祀具が姿を消すなか、弥生人に受け継がれたものとしての文脈で展示されています。

1 独鈷石(佐倉市宮内井戸作遺跡)観察記録3Dモデル

独鈷石(佐倉市宮内井戸作遺跡)観察記録3Dモデル

千葉県指定文化財

弥生時代前期

撮影場所:千葉市埋蔵文化財調査センター 令和7年度特別展「謎多き縄文晩期」

撮影月日:2026.02.12


展示の様子

ガラスショーケース越し撮影

3DF Zephyr v8.038で生成 processing 164 images


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像(テクスチャ有り)


3Dモデルの画像(テクスチャ無し)


3Dモデルの画像(テクスチャ有りと無しのハードライトミックス)


3Dモデルの画像(テクスチャ有りと無しの差の絶対値ミックス)

2 展示の文脈

2-1 弥生人に引き継がれたもの

縄文時代晩期前葉を境に、縄文人が使っていた多くの祭祀具は姿を消していきますが、弥生人に受け継がれたものもあります。


独鈷石

2-2 独鈷石という名前の由来


独鈷石という名前の由来

3 空想

縄文時代・弥生時代の独鈷石のルーツは大陸にあり、それと仏具としての独鈷杵のルーツ(武器)は、同じものに収れんするのではないだろうかと素人空想を楽しみます。


2026年2月13日金曜日

弥生時代前期 人面付土器(佐倉市大崎台遺跡)観察記録3Dモデル

 3D Observation Record Model of Early Yayoi Period Pottery with a Human Face (Osakidai Site, Sakura City)


I created a 3D observation record model of the Early Yayoi period pottery with a human face, which is currently on display at the Chiba City Archaeological Research Center's special exhibition "The Mysterious Late Jomon Period."

The face is gentle, but the closed eyes, sagging nose, and wrinkles suggest it is the face of a deceased person.


千葉市埋蔵文化財調査センターで開催中の特別展「謎多き縄文晩期」で展示されている弥生時代前期 人面付土器の観察記録3Dモデルをつくりました。

顔付は柔和ですが、眼をつぶり、鼻頭の肉が落ち、皺が表現されていることから、死者の顔であると想像します。

1 弥生時代前期 人面付土器(佐倉市大崎台遺跡)観察記録3Dモデル

弥生時代前期 人面付土器(佐倉市大崎台遺跡)観察記録3Dモデル

撮影場所:千葉市埋蔵文化財調査センター 令和7年度特別展「謎多き縄文晩期」

撮影月日:2026.02.12


展示の様子

ガラスショーケース越し撮影

3DF Zephyr v8.038で生成 processing 157 images


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像(テクスチャ有り)


3Dモデルの画像(テクスチャ無し)


3Dモデルの画像(テクスチャ有りと無しの差の絶対値ミックス)

2 展示の文脈

次のような文脈でこの弥生時代前期 人面付土器(佐倉市大崎台遺跡)が展示されています。

「縄文時代晩期前葉を境に、縄文人が使っていた多くの祭祀具は姿を消していきますが、弥生人に受け継がれたものもあります。

●弥生時代前期の土偶・人面表現

 縄文時代後晩期までは女性を表現したものが多く、安産や豊穣を願う祭祀に用いられたと考えられている土偶ですが、徐々にその形や正確を変化させていきます。女性をかたどったものだけでなく、男女一対の表現となったり、土偶形容器や顔付の壺などが出現し、祭祀の道具ではなく蔵骨器などに用いられるようになります。」

3 感想

顔面は眼をつぶり、鼻頭の肉が落ち(従って鼻孔が上を向き)、顔表皮の皺が表現されているように観察できます。顔つきは柔和ですが、死後時間が経った死者の顔であると考えます。


2020年1月6日月曜日

加曽利博あれもE企画展の佐倉市13土器の3Dモデル作成

縄文土器学習 305

加曽利貝塚博物館で現在開催されている企画展「あれもE これもE ―加曽利E式土器(印旛地域編)―」(2019.11.16~2020.03.01)では自治体別(佐倉市、印西市四街道市、成田市、酒々井町)に加曽利E式土器が展示されています。そのうち企画展前半の佐倉市分13土器について観察記録3Dモデルを作成しました。

企画展の佐倉市分展示(前半)の様子

企画展展示土器の観察記録3Dモデル掲載サイト
https://sketchfab.com/arakiminoru/models

佐倉市分13土器観察記録3Dモデルのサムネール

撮影はガラスのあるショーケース越しに撮影したものであるため、ガラスのない展示と比べると3Dモデルの質には限界があります。またショーケースの端におかれた土器は視線が届く範囲が限られますので、3Dモデルにできる範囲も極限されます。また、ショーケース空間が限られているため、土器と土器の間が狭いので、視線が届かず(視線入射角が極端に小さくなり)観察や3Dモデル作成に影響が出ています。

カメラ配置の例

素3Dモデルの例
素3Dモデルから対象土器を切り抜いて観察記録3Dモデルを作成しています。

観察記録3Dモデルから作成したオルソグラフィック画像の例
(加曽利EⅢ式深鉢(佐倉市内田端山越遺跡)企2 観察記録3Dモデル)

感想
・加曽利EⅡ式期が縄文社会の人口急増期ですが、ここに展示された土器は多くが加曽利EⅢ式とEⅣ式です。佐倉市は鹿島川流域から印旛沼にかけて広がっています。加曽利貝塚をはじめとする東京湾岸地域における顕著な加曽利EⅡ式期の発展ピークの印象を展示から受けることはできません。これは東京湾岸地域と佐倉市など鹿島川流域とでは社会消長の様相が異なるからであると想定できます。以前から、加曽利EⅡ式期の人口急増は東京湾岸の貝塚ゾーンを軸としていて、その後の顕著な衰退期には鹿島川流域方面に人口(集落)が散らばったと考えていますが、それが展示に表現されていることになります。
・昨年の企画展(千葉市編)の展示土器と比べると完形のものが少なく、断片的な資料が多くなっています。土器のつくりも貧弱(雑?)であるような印象を受けます。展示は典型例を表示しようしていると考えられますから、佐倉市出土E式土器の復元があまり芳しくないということは重要な情報であると考えます。加曽利E式土器が出土する遺跡があまり勢いがない(集落が小さい、短期間だけ営まれた)ため、母数が少ない証拠です。
・最近学習した長野県八ヶ岳付近や飯田市付近の土器模様と比べると、加曽利E式土器の模様は大変定型的です。土器模様に物語(活動、情念)を投影しているという感想を持つことはほとんどできません。
・個別土器の観察と考察は別に行います。