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2026年10月14日水曜日

大和田機場排水による水面の渦と音の原因

 Causes of Surface Vortices and Noise from Owada Pumping Station Drainage


Following two heavy rain events in Chiba—one in August and another in September—the Owada Pumping Station discharged water at peak capacity into the Hanami River. At that time, vortices and a roaring sound were observed specifically beneath the Keisei Main Line railway bridge. Upon closer inspection of the area recently, I noticed a projection on the revetment, which I inferred to be the cause.


8月と9月の2度の千葉豪雨の直後の花見川では大和田機場から最大級の排水がありました。この時、京成本線鉄橋直下だけで渦と轟音を観察しました。最近その付近をよく観察すると護岸にはねがあり、それが原因だと推察できました。

1 京成本線鉄橋直下右岸の護岸はね


京成本線鉄橋直下右岸の護岸はね


京成本線鉄橋直下右岸の護岸はね

2 大和田機場排水による水面の渦(京成本線鉄橋直下)


大和田機場排水による水面の渦(京成本線鉄橋直下)2026.08.15


大和田機場排水による水面の渦(京成本線鉄橋直下)2026.09.22

水面の渦とそれにともなう轟音は低水護岸はねによる効果であると推察します。

3 高津川河口堆積物


高津川河口堆積物2026.08.11(8月千葉豪雨前)


高津川河口堆積物2026.10.12(9月千葉豪雨後)

高津川河口堆積物の大きさに興味をもちました。高津川は中上流より河口付近の川幅がとても狭くなるという世にも不思議な河川(行政上は雨水排水路)ですが、その狭い河道が河口では一挙に広くなります。その結果流速が落ちて、運ばれてきた土砂が堆積するのだと思います。その現象は大和田機場から排水が無い状況で生起しているのだと考えられます。2026.08.11写真では特大のがれきは見当たりません。いつもはこのようなせいぜいこぶしの大きさ程度までの土砂を運んできているのかもしれません。ところが8月と9月の千葉豪雨後の2026.10.12写真では人の頭の2~3倍もあるがれきが散乱しています。これは2度の千葉豪雨で河道や流域の破壊により大きながれきが発生し、それが流れてきたもののように感じられます。

高津川河口堆積物が変化していて、それが観察できることが判ったので、これから折に触れて観察することにします。



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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)

散らかった書斎を、これ以上放置できない状況になって、しかたなく整理し始めたら、これまで見つからなかった図書、資料、物品が次々に出てきました。その中に「月刊考古ジャーナル」の特集「3D考古学の新展開」があり、これから読むことにします。最近その内容を見たくなり、web検索しましたが、売り切れで入手できなかったものです。自分の手元にあったことは忘れていました。


2026年8月15日土曜日

2026.08.15大和田機場排水による花見川水面変化の様子

 August 15, 2026: Changes in the water level of the Hanami River due to drainage from the Owada Pumping Station


August 13, 2026: The Hanami River basin sustained damage due to exceptional heavy rainfall in northwestern Chiba Prefecture and surrounding areas. As of August 15, the flow rate of the Hanami River has reached near-peak levels due to pump drainage from the Owada Pumping Station; the following photographs document the situation and allow for a comparison with normal conditions.


2026.08.13千葉県北西部等の特異な大雨により花見川流域も被害を受けました。08.15現在大和田機場ポンプ排水により花見川の流量が最大級になっていますので、写真記録して普段と比較しました。

1 花見川水面の様子


花見川水面の様子(京成本線鉄橋下)2026.08.15

京成本線鉄橋下ではゴーという音を立てて排水が流下しています。

2 高津川合流部


高津川合流部 2026.08.15


高津川合流部 2026.08.09

いつも釣り人がいる護岸天端も完全に水没しています。

3 花見川堤防から上流京成本線鉄橋方向


花見川堤防から上流京成本線鉄橋方向 2026.08.15


花見川堤防から上流京成本線鉄橋方向 2026.08.09

堤防からいつもは水面がほとんど視角に入らないのですが、今日は水面の波がよく見えます。

4 勝田川合流部から勝田川上流方向


勝田川合流部から勝田川上流方向 2026.08.15


勝田川合流部から勝田川上流方向 2026.08.09

バックウォーターで勝田川の水位が上昇していmす。

5 勝田川合流部から弁天橋方向


勝田川合流部から弁天橋方向 2026.08.15


勝田川合流部から弁天橋方向 2026.08.09

今朝は水面上昇により岸に繁茂した草が水没して開けた水景観が広がっていました。

6 弁天橋から花見川上流方向


弁天橋から花見川上流方向 2026.08.15


弁天橋から花見川上流方向 2026.08.09

広い水面が広がり、さざ波がたっています。

7 弁天橋から花見川下流方向


弁天橋から花見川下流方向 2026.08.15


弁天橋から花見川下流方向 2026.08.09

2026.08.09写真にはゴムボートに乗った釣り人が写っています。2026.08.15では釣り人やボート遊びの人はゼロでした。

8 弁天橋から花見川下流方向2


弁天橋から花見川下流方向2 2026.08.15


弁天橋から花見川下流方向2 2026.08.09

9 メモ

2026.08.13千葉県北西部等の特異な大雨により花見川流域も被害を受けました。被災された皆様にお見舞い申し上げます。08.14買い物で高津川沿いを自動車走行したのですが、過去にも浸水があったゾーンで床上浸水が続出し、濡れた畳や家具が路上近くに散乱し、道路は水没放置自動車で通行が危険な状況でした。自分が考えていた以上に深刻な被害です。この場所以外の国道などにも放置自動車がとても多く、道路は大渋滞していました。このような経験ははじめてです。

過去の大和田機場排水に関する記事例

2013.12.05記事「大和田機場から花見川への洪水排水統計」



2018年7月16日月曜日

竪穴住居床面傾斜を縄文人は好んだ

大膳野南貝塚後期集落竪穴住居の半数近くが床面に傾斜があります。現代人的感覚で言えば床面は水平にするのが最も好ましいと考えますが、どうも縄文人の居住環境の好みは違っていたようです。詳しい検討は後日おこなうこととして、とりあえず問題意識だけをメモしておきます。

1 J95竪穴住居の例

J95竪穴住居建物の検討
J95竪穴住居の床面はA断面で5°、B断面で1.6°ほど傾いています。
一方、発掘調査報告書記載により柱穴を色分けしてみると外側壁柱穴、内側壁柱穴、張出部柱穴、機能不明柱穴になります。住居の拡張が1回行われたと考えて、機能不明柱穴は棟木を支える補助柱と考えると、傾斜下側の補助柱が上側の補助柱の約2倍になり、傾く建物を下側で一生懸命支える姿がイメージできます。よく観察すると補助柱だけでなく、壁柱も内側、外側ともに傾斜下側に多く、上側に少なくなっています。
この様子をポンチ絵にするとつぎのようになります。

J95竪穴住居 模式断面(想定)
竪穴住居床面にわざと傾斜を設け、その傾斜に建物が耐えるように傾斜下側の柱を増やしている様子が観察できるのです。

2 J81竪穴住居の例

J81竪穴住居床面の勾配
J81竪穴住居床面の勾配は広い空間の部分で7.2°、全体平均で5.2°になります。

3 竪穴住居床面が傾斜している範囲

竪穴住居床面が傾斜している範囲
南貝層に関わる竪穴住居のほとんど全てと北貝層に関わる竪穴住居の多くの竪穴住居の床面が本来の自然地形を利用して傾斜しています。その数は後期集落全竪穴住居の半数近くになります。これらの竪穴住居は台地側に浅い掘り込み壁を有し、谷津側では掘り込みはありません。

4 竪穴住居床面傾斜の意味
わざわざ自然地形を利用して床面に傾斜を設けているので、縄文人は床面に傾斜をつけることを好んだのだと思います。
なぜ竪穴住居床面に傾斜をつけたかったのか、とりあえずの仮説は排水をよくするためと安眠を得るためであったとします。
床面に傾斜をつけておけば住居内に雨水が流れ込んできても貯まることはなく、全部流れ出てしまい、災害をやり過ごすことができます。
また、WEBでたまたま読んだ論文にはベッドの傾きを10°にすると0°や20°以上と比べて仰臥位での寝心地が最も良くなり、同時に入眠と睡眠維持でも最も良いことが判ったそうです。(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscn/41/6/41_505/_pdf/-char/en)
縄文人が寝心地をもとめて竪穴住居床面に傾斜を持ち込んだか否かなどと考えると、大膳野南貝塚学習がとても愉快なものになります。
竪穴住居床面傾斜の意味を今後折に触れて詳しく検討することにします。