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2024年5月26日日曜日

1949年撮影米軍空中写真から作成した3Dモデルの干渉色バージョン

 Interference color version of 3D model created from 1949 US military aerial photographs


I had fun creating an interference color version of a 3D terrain model created from several aerial photographs taken 75 years ago. I not only enjoy the colors, but also use them as schematic topographical models to promote thinking. The interference color set was developed by Koji Yamada, and the coloring was done using the Blender function.


75年前の空中写真から作成した地形3Dモデルの干渉色バージョンを作成して楽しみました。色を楽しむだけでなく、思考促進のための模式地形モデルとして使います。干渉色セットはやまだこーじさんが開発したもので、塗色はBlender機能で行いました。

1 1949年撮影米軍空中写真から作成した地形3Dモデル(花見川付近) 干渉色バージョン

1949年撮影米軍空中写真から作成した地形3Dモデル(花見川付近) 干渉色バージョン

この3Dモデルは利用(思考促進)のために、地形を極端にデフォルメしています。(地形垂直比率:×6.0)

元3Dモデルはhttps://skfb.ly/oUOBQ

干渉色セットはやまだこーじさん(地図アート研究所)が開発したものです。

Blenderにおける干渉色セット塗色は自作BlenderPythonスクリプトで行いました。

2024.04.28記事「技術メモ BlenderPythonによるオブジェクトの干渉色塗色


3Dモデル画像


3Dモデル画像


3Dモデル動画

2 感想

この干渉色バージョンをつくる過程で、干渉色の色味調整を行い、色を大いに楽しむことができました。

この干渉色バージョンは、自分が、花見川付近の地形や歴史に関する思考促進のツールとして使うために作成したものです。この地形3Dモデルを見ていると、これまでの趣味活動で興味をもった事柄、分かった事柄、疑問に思った事柄などが止めどもなく浮かんできます。


感想例

横戸に天保期印旛沼堀割普請の捨土土手が乗った印旛沼水系河岸段丘が存在し、印旛沼堀割普請以前の地形を観察することができます。この河岸段丘の露頭では東京軽石層を観察できます。


2024年5月21日火曜日

1949年撮影米軍空中写真から作成した3Dモデルのカラー化

 Colorization of 3D model created from U.S. military aerial photographs taken in 1949


A 3D terrain model created from an aerial photograph taken 75 years ago was transformed into pseudo-color using AI functionality. It's now much easier to see. It is a valuable resource simply because it allows us to observe the intact remains of the Inba-numa Horiwari construction work (horiwari and dumped earth bank) in its original state during the Tenpo period. You can also observe the remaining war ruins.


75年前の空中写真から作成した地形3DモデルをAI機能を利用して疑似カラー化しました。かなり見やすくなりました。天保期印旛沼堀割普請の遺構(堀割と捨土土手)の「無傷」な状況をそのまま観察することができるだけでも貴重な資料です。残置する戦争遺跡も観察できます。

1 1949年撮影米軍空中写真から作成した地形3Dモデル(花見川付近) 疑似カラー版

1949年撮影米軍空中写真から作成した地形3Dモデル(花見川付近) 疑似カラー版

元3Dモデルはhttps://skfb.ly/oUOBQ

疑似カラー化はテクスチャをPhotoshopニューラル機能「カラー化」により行う

概ね樹林が緑、畑が茶色、裸地が白で表示されている

3DF Zephyr Lite v.7.529でSketchfabにアップロード


3Dモデル画像


3Dモデル画像


3Dモデル動画

2 1949年地形3Dモデルの見どころ

2-1 天保期印旛沼堀割普請の堀割と捨土土手


天保期印旛沼堀割普請の堀割と捨土土手

1949年地形3Dモデルは昭和期印旛沼開発事業以前の地形モデルであり、天保期印旛沼堀割普請の遺構(堀割と捨土土手)を手つかずで表現している点でとても貴重です。天保期印旛沼堀割普請は黒船来航時代に東北から銚子-利根川-印旛沼-東京湾の舟運ルートを開く意義があり、外国勢力による東京湾封鎖に備える国家リスク管理に係る一大ビッグプロジェクトでした。


堀割を掘削して土を捨土土手に運ぶ様子

江戸働黒鍬之者、大もっこうにて堀捨土かつく図

但し、土の重サ三、四十貫目ゟ、水つき候土ハ七十貫目位迄もかつき候由

久松宗作著続保定記掲載絵図

「天保期の印旛沼堀割普請」(千葉市発行、平成10年3月)より絵図と文章転載

2-2 戦争遺跡


戦争遺跡の様子

鉄道連隊の架橋訓練地(柏井橋)が花見川区横戸台付近にありました。軽便鉄道橋梁や普通鉄道橋梁が演習として架橋されました。コンクリート橋台1基、トーチカ及びコンクリート製監視塔下部は現存しています。(立ち入れない場所にあるので、ほとんど知られていません。過去に住民グループで現場調査して報告書を刊行しています。)


花見川における架橋作業

出典:「写真に見る鉄道連隊」(髙木宏之著、光人社発行)

2-3 東京湾水系と印旛沼水系の谷中分水界跡


印旛沼水系と東京湾水系の谷中分水界跡(推定)

この付近に東京湾水系と印旛沼水系の谷中分水界が存在していたと推定しています。この谷中分水界を手がかりに印旛沼水系と東京湾水系を繋ぐ印旛沼堀割普請が試みられたと考えます。

この谷中分水界は奈良時代には印旛沼水系舟運と東京湾水系舟運を繋ぐ船越(陸路)として利用されていたと考えられます。


谷中分水界を利用した船越のイメージ


2024年5月19日日曜日

速報 1949年撮影米軍空中写真から地形3Dモデル作成に成功

 Breaking news: Successful creation of 3D terrain model from 1949 US military aerial photographs


With the photogrammetry software 3DF Zephyr Lite, you can create 3D terrain models from drone photos. Therefore, I thought that it would be possible to create a 3D terrain model from U.S. military aerial photographs taken just after the end of the war, and even though it was impossible, I tried it. I was able to create a 3D terrain model very easily. It's amazing to me that I can freely create a 3D model of the terrain right after the end of the war (before development).


フォトグラメトリソフト3DF Zephyr Liteでドローン撮影写真から地形3Dモデル作成ができます。ですから、終戦直後撮影米軍空中写真からでも地形3Dモデルができるに違いないと考え、ダメモトで試してみました。極簡単に地形3Dモデルができました。終戦直後(開発前)の地形3Dモデルが自由につくれることは驚愕です。

1 1949年撮影米軍空中写真から作成した地形3Dモデル(花見川付近)

1949年撮影米軍空中写真から作成した地形3Dモデル(花見川付近)

垂直比率:×3.0


実際に作成した3Dモデルの範囲


使用空中写真(1949年4月撮影、1万6千分の1)


標定図

3Dモデルは3DF Zephyr Lite v.7.529で作成、Blenderで垂直比率調整

3DF Zephyr LiteでSketchfabにアップロード


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像


3Dモデルの動画

2 感想

今回の作業で、米軍空中写真から地形3Dモデルができるということが分かったことは、自分にとって驚愕であり、うれしい出来事です。開発前の地形が等高線ではなく、リアルな凸凹として観察できることになるのです。貴重な情報になります。現在熱中している有吉北貝塚学習も、開発前の遺跡付近地形の3Dモデルができることになるのですから、遺跡認識を深めることができ、楽しみです。

米軍空中写真だけでなく、国土地理院サイトから入手できる各種空中写真も同様に3Dモデル化できるか順次試してみます。

なお、今回は全く未調整の生の写真を使っていますから、精度という点では専門性はありません。精度向上は今後の課題です。

3 参考 3Dモデル画像と現状


3Dモデル画像と現状