ラベル 3Dモデル の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 3Dモデル の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026年10月11日日曜日

バイオリン形土偶3Dモデル 現物とレプリカの比較

 3D Model of the Violin-Shaped Dogu: Comparison Between the Original and the Replica


I compared the 3D model of the violin-shaped dogu with the original artifact and the replica, and noted down my impressions.


バイオリン形土偶3Dモデルについて、現物とレプリカを比較して、感想をメモしました。

1 代表的撮影写真


バイオリン形土偶(船橋市小室上台遺跡)現物の撮影写真(トリミング)


バイオリン形土偶(船橋市小室上台遺跡)レプリカの撮影写真(トリミング)

2 観察記録3Dモデル

現物の観察記録3Dモデル

レプリカの観察記録3Dモデル

3 3Dモデルの画像


現物の観察記録3Dモデル画像


レプリカの観察記録3Dモデル画像

4 3Dモデルの動画


現物の観察記録3Dモデル動画


レプリカの観察記録3Dモデル動画

5 実測図


実測図(飛ノ台史跡公園博物館展示資料)

6 メモ

自分はこの土偶について、「生まれた乳児が餓死しないように、自分の母乳がいつまでも出るように、特別大きな乳房を祈願するツール」と考えています。特別に大きな乳房がこの土偶のメイン趣旨であると考えます。

こうした考えからレプリカをみると、乳房の大きさは現物より巨大さという点で見劣りします。

よく見ると、レプリカは実測図に忠実につくられているように感得できます。

レプリカ作者は現物ではなく、実測図を見ながら作製したと想像します。

この土偶は最大長2㎝程度という土偶としては最小級であるため、手指でこれを作製するのは困難を極めると考えます。

フォトグラメトリによる3Dモデルから3Dプリンターで一度出力して、それをベースに現物を見ながら手指で補正すれば、大きな乳房をよりリアルに表現できると考えます。



……………………………………………………………………
【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)
今朝の散歩でも夜露に濡れたコスモスの花が日の出太陽に輝き、とても素晴らしかった。

バイオリン形土偶3Dモデルの比較(写真6枚の場合と写真241枚の場合)

 Comparison of 3D Models of a Violin-Shaped Clay Figurine (Based on 6 Photos vs. 241 Photos)


I originally created a 3D model of a violin-shaped clay figurine in 2019 using six photographs. Now, seven years later, I created a 3D model of the same figurine using 241 photographs and compared the two. Naturally, the model created from 241 photos is of higher quality. However, what struck me even more was the realization—once again—that a 3D model can be created from just six photos.


バイオリン形土偶の3Dモデルを2019年に6枚の写真から作成しました。7年後の今回、同じ土偶3Dモデルを241枚の写真から作成し、比較しました。241枚写真から作成した3Dモデルの方の質が高いのは当然です。しかしそれよりも、6枚写真でも3Dモデルができることに改めて驚きました。

1 代表的撮影写真


6枚写真のうち1枚(トリミング)(2019.04.21)


241枚写真のうち1枚(トリミング)(2026.10.07)

2 観察記録3Dモデル

6枚写真から作成した観察記録3Dモデル(2019.04.27)

241枚写真から作成した観察記録3Dモデル(2026.10.8)

3 3Dモデルの画像


6枚写真から作成した観察記録3Dモデルの画像(2019.04.27)


241枚写真から作成した観察記録3Dモデルの画像(2026.10.8)

4 3Dモデルの動画


6枚写真から作成した観察記録3Dモデルの動画(2019.04.27)


241枚写真から作成した観察記録3Dモデルの動画(2026.10.8)

5 メモ

2019年に6枚の写真から作成した3Dモデルより、7年後に241枚の写真から作成した3Dモデルの方の質が高いのは当然です。しかしそれよりも、6枚写真でも3Dモデルができることに改めて驚きました。

この2つの3Dモデルの質を比較する指標としてどのようなものがあるのか、十分に判らずに比較していることに気が付きました。3つの3Dモデルの質比較の指標について、今後調べることにします。

現状ではカバー率(3Dモデル化した面積比)だけしか念頭にありませんが、凹凸にどれほど違いがあるのか見た目では判断が困難です。

7年間の3Dモデル作成生活の中で、展示物の写真を100枚以上撮れば、それなりの3Dモデルができることを体験的に理解してきています。



……………………………………………………………………

【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)

Excelで2軸グラフを作成しようとしたが、入り口から進めない。自分のExcelが古くて今のバージョンならできるということだという判断となり、がっかりした。しかし、よくよくいじっていると、データそのものが数値でないことが判明し、数値に直したらすぐに2軸グラフができた。とてもうれしかった。うれしいと思う自分が単純な感情の持ち主であるとわかっているが、それでもできないことができるようになることはうれしい。



2026年9月30日水曜日

横置展示深鉢を3Dモデルで正置して観察

 Observing a Deep-Bodied Vessel by Reorienting Its 3D Model to the Upright Position


I examined a deep-bodied vessel—which was displayed lying on its side—by creating a 3D model and reorienting it to an upright position on my computer. This revealed that the vessel had a slightly flared shape at its base. I also confirmed the existence of a similarly shaped deep-bodied vessel excavated from the same site (Dwelling Site No. 112).


横置して展示された深鉢を、観察記録3Dモデルを作成することによってパソコン内部で正置して観察しました。土器下部がわずかにラッパ状形状となっている深鉢であることが判りました。同じ112号住居跡から出土した深鉢に同じような形状のものがあることを確認しました。

1 横置展示された深鉢


横置展示された深鉢

2026年9月28日月曜日 深鉢(千葉市加曽利貝塚)観察記録3Dモデル

2 観察記録3Dモデルの正置と復元イメージ


観察記録3Dモデルの正置(Blender画面)


観察記録3Dモデルと土器形状復元イメージ(Blender画面)


観察記録3Dモデルの正置(Blender画面)


観察記録3Dモデルと土器形状復元イメージ(Blender画面)


観察記録3Dモデルの正置(Blender画面)


観察記録3Dモデルと土器形状復元イメージ(Blender画面)


観察記録3Dモデルの正置 下から(Blender画面)


観察記録3Dモデルと土器形状復元イメージ(Blender画面)


観察記録3Dモデルの正置 下から(Blender画面)


観察記録3Dモデルと土器形状復元イメージ(Blender画面)

3 復元イメージについて

観察記録3Dモデルから作成した復元イメージではこの深鉢の下部はわずかにラッパ形形状となっています。

この時期の加曽利B3式土器深鉢の下部がラッパ形になっている例を見かけないので、探してみました。

なんと同じ112号住居跡から出土した加曽利B3式土器の下部がかすかにラッパ形になっていました。


112号住居跡から出土した加曽利B3式土器

2019年6月8日土曜日 加曽利B3式土器 浅鉢及び深鉢 加曽利貝塚出土

断面形状がラッパ形になった理由は、この土器は大きく土器底部を厚みを持ってしっかりつくることが必要であったためであると考えます。つまり、ラッパ形を特段意図することなく、底とそれより上部を滑らかにすりつける結果としてラッパ形になったのだと考えます。


……………………………………………………………………

【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)

堤防の淡いピンク色のコスモスの花に見とれました。子供のころからコスモスの花が好きです。子供のころコスモスの花と何か良い事柄が結びついた体験があったのかもしれませんが、思い出すことはできません。


2025年10月12日日曜日

土器部位別分布類似度を比較する画像、動画、3Dモデル

 Images, videos, and 3D models comparing the distribution similarity of pottery by part


I created images, videos, and 3D models to intuitively compare the distribution similarity of pottery by part: rim, base, and handle. The limited distribution of handles is clearly evident.


口縁部、底部、把手という部位別土器分布の類似度を直観的に比較するための画像、動画、3Dモデルを作成しました。把手の分布が限定されていることがよくわかります。

1 土器口縁部-底部分布オーバーレイ


土器口縁部-底部分布オーバーレイ画像


土器口縁部-底部分布オーバーレイ動画

土器口縁部-底部分布オーバーレイ3Dモデル

2 土器口縁部-把手分布オーバーレイ


土器口縁部-把手分布オーバーレイ画像


土器口縁部-把手分布オーバーレイ動画

土器口縁部-把手分布オーバーレイ3Dモデル

3 土器底部-把手分布オーバーレイ


土器底部-把手分布オーバーレイ画像


土器底部-把手分布オーバーレイ動画

土器底部-把手分布オーバーレイ3Dモデル

4 メモ

動画、3Dモデルにより、把手分布域の限定を直観的に観察できます。把手分布域からどのような意味を読み取れるのか、今後の検討課題です。把手投棄場所は貝層内活動主部に対応しているような印象をうけます。


2025年9月7日日曜日

技術メモ 3DモデルのGigaMesh Software Framework展開前に行うMeshLab変換の意義

 Technical Note: The Significance of MeshLab Conversion Before Deploying 3D Models to the GigaMesh Software Framework


3D models (Wabefront (.obj)) must be converted to MeshLab before deploying them in the GigaMesh Software Framework. After four years, I finally understand why this is necessary. ChatGPT explained it to me.


3Dモデル(Wabefront(.obj))をGigaMesh Software Framework展開する前にMeshLab変換が必要です。なぜ必要なのか、4年経ってようやく理解できました。ChatGPTに教えてもらいました。

1 3DモデルのGigaMesh Software Framework展開方法

2021.09.27記事「GigaMesh Software Frameworkの使い方 その1 6面図の作り方」

2021.09.30記事「GigaMesh Software Frameworkの使い方 その2 展開図の作り方」


MeshLabに3Dモデルを読み込んだ様子

2 3DモデルのGigaMesh Software Framework展開前に行うMeshLab変換の意義

【ChatGPTへの質問】

フォトグラメトリソフト(3DF Zephyr Lite)で3Dモデルを作成し、それをGigaMesh Software Frameworkで展開しています。その際、3Dモデル(Wabefront(.obj))をMeshLabで変換(MeshLabに3Dモデル読み込み→書き出し)しないとGigaMesh Software Frameworkではテクスチャが貼り付きません。従って必ずMeshLabでWabefront(.obj)を変換します。

このMeshLabによる変換とは何を変換しているのか教えてください。MeshLabによる変換の意義を教えてください。

【ChatGPT回答】

良い質問です。結論から言うと、MeshLabでの「変換」とは、OBJファイルの形式・構造を標準的な形に書き直していることです。これは単なる「形式変換」や「保存し直し」に見えますが、実は以下のような意義があります。

1. OBJファイルの仕様の違いを吸収する

OBJ(Wavefront .obj)は非常に古いフォーマットで、拡張仕様や書き方の揺れがあります。

頂点(v)、法線(vn)、テクスチャ座標(vt)の書き出し順序や有無

マテリアルファイル(.mtl)の参照方法

パス表記(相対パス/絶対パス)

エンコードや改行コードの違い

Zephyr Liteが出力するOBJは、GigaMeshが想定している書式とは一部異なり、そのままではテクスチャ情報が正しく読み込めない場合があります。MeshLabで一度読み込み→書き出しを行うと、MeshLabが内部で解釈し、標準的なOBJ/MTLの形式に整理して出力してくれます。

2. マテリアルとテクスチャのリンクを再構成する

OBJには通常、外部ファイル(.mtl)を参照してマテリアルやテクスチャを読み込みますが、以下の問題が起こりやすいです。

.mtlファイル内のテクスチャパスがZephyr独自の書き方になっている

ファイル名にスペースや特殊文字が含まれている

相対パスが不正確でGigaMeshが見つけられない

MeshLabはこれらを適切に書き直し、パスを正規化します。そのため、GigaMeshで正しくテクスチャが貼り付くようになります。

3. データの整合性を保証する

フォトグラメトリ由来のモデルには、次のような「クセ」が含まれている場合があります。

重複頂点や未使用のテクスチャ座標

異常な法線の記録

サポートされないOBJ要素(グループ指定、smoothing groupなど)

MeshLabで「インポートしてエクスポート」する過程で、余計な情報が整理され、純粋な形状+マテリアル+テクスチャのセットに変換されます。

まとめ:MeshLab変換の意義

OBJ/MTLの仕様の揺れを吸収し、標準化する

テクスチャリンクを正しく修正する

不要・不正確なデータを整理して、GigaMeshが読み込めるようにする

つまり、MeshLabは「中継フィルタ」として働き、Zephyr出力 → GigaMesh入力 の間で互換性と安定性を保証する変換をしているのです。

👉 確認ですが、ユーザーさんはMeshLabで「単に読み込み→そのままエクスポート」していますか? それともエクスポート時に何か特定のオプション(例:法線の再計算、テクスチャを埋め込む、など)を設定していますか?

【あなた:】

MeshLabで「単に読み込み→そのままエクスポート」しています。

【ChatGPT:】

なるほど、ありがとうございます 🙆‍♂️

それならまさに 「MeshLabが内部でOBJ/MTLを標準化し直している」 だけで、ユーザー側の操作は不要という状況ですね。

具体的に何が起こっているか

1. OBJの構造整理

Zephyrが出力したOBJは、OBJの「ゆるい仕様」の範囲で独自の順序や書き方をしていることがあります。

MeshLabが読み込むと、一度内部の統一的なデータ構造に変換されます。

その後、MeshLabからエクスポートすると、一般的な書式に従ったOBJ/MTLファイルとして書き直されます。

2. MTLとテクスチャ参照の修正

Zephyrが書き出したMTLファイルには、テクスチャファイルの参照に「相対パスのずれ」や「特殊な記述」が含まれていることがあります。

MeshLabは読み込み時にそれを解釈し、エクスポート時に単純で標準的な相対パスに書き換えます。

その結果、GigaMeshがテクスチャを正しく見つけて読み込めるようになります。

3. データのクリーンアップ

ZephyrのOBJには、未使用のUV座標・法線・マテリアル参照が残っている場合があります。

MeshLabは不要な情報を整理してからエクスポートするため、余分なデータが除去されたクリーンなOBJ/MTLになります。

●意義まとめ

ユーザーがMeshLabで「ただ読み込んで書き出す」だけでも、

ファイル形式のゆれを吸収

MTL/テクスチャ参照を修正

不要なデータを整理

という処理が裏で行われており、結果としてGigaMeshが問題なくテクスチャを扱えるようになっています。

🔎 ちなみに、もしMeshLabを経由せずに直接GigaMeshで使いたい場合は、ZephyrのOBJエクスポート設定(特に「テクスチャの書き出し方法」や「マテリアルパス」)を調整すれば解決できる可能性もあります。

👉 ご希望があれば、「MeshLabを経由せずZephyr→GigaMeshを直結できる設定」についても調べて整理してみますか?

【あなた:】

MeshLabを経由せずZephyr→GigaMeshを直結できる設定について教えてください。

【ChatGPT:】

お待たせしました!MeshLabを経由せずに 3DF Zephyr Lite → GigaMesh Software Framework へ直接つなげるための設定手順について、以下に整理してご案内します。

1. 3DF Zephyr Lite のエクスポート設定

OBJ/MTL 書式の選択

Zephyr Lite では、「Export Textured Mesh」機能を使い、出力形式として OBJ/MTL を選びます

3Dflow

テクスチャ形式とリスケール

テクスチャの形式としては、PNG や JPG が選択可能です。

高解像度テクスチャが必要な場合は、「Rescale Texture to Nearest Power of Two(最も近い2の冪乗サイズへのリスケール)」をONにしておくと、後工程で非対応になる可能性が減ります

3Dflow

パス指定の注意

古いバージョンでは、単一テクスチャエクスポート時に 絶対パス が出力されてしまうバグがありました。これによりスペースを含むフォルダ名でテクスチャが読み込めないことがあったため、必要に応じて .mtl ファイルを手動修正するケースもあります

Steam Community

2. Zephyr 出力ファイルの内容確認

GigaMesh では OBJ/MTL ファイルから以下が正しく読み込まれることが前提となります:

.mtl ファイルが正しくリンクされているか(mtllib と usemtl 記述)

map_Kd に正しい 相対パス or シンプルファイル名が記述されているか

テクスチャ画像ファイル(例: JPG or PNG)が .obj・.mtl と同じフォルダにあるか

これらは Blender や他のツールでも確認できる一般的なチェック項目です

Blender Stack Exchange

YouTube

SourceForge

3. GigaMesh 側の対応能力と制約

MTL の読み込み対応

GigaMesh は元来 PLY 形式を推奨している側面が強く、OBJ/MTL の取り扱いは限定的である点に注意が必要です

ウィキペディア

テクスチャ読み込みに関するバグ報告

開発側のリリースノートでは、「複数のテクスチャが欠落しているメッシュのインポートが正しく機能しないバグ」が報告されています

gigamesh.eu

これは、MTL に複数のテクスチャ指定(たとえば複数の map_Kd)がある場合、正しく読み込めない可能性を示唆しています。

4. まとめ:直結できるか?条件は?

項目 推奨設定/確認点

出力フォーマット OBJ/MTL(テクスチャ付き)

テクスチャ形式 PNG or JPG。できれば「Nearest Power of Two」にリスケール

パス指定 .mtl は相対パスかファイル名のみ

.obj 内の記述 正しく mtllib と usemtl があるかチェック

GigaMesh 読み込み 複数テクスチャがないシンプルな構成なら比較的安定

実際に直結できるか?

可能性は高いですが保証はできません

上記の通り形式を整え、シンプルな構成にすれば、多くの場合 MeshLab を挟まずに GigaMesh へとデータを渡すことが可能です

ただし、出力時のバグや GigaMesh 側の不具合のため、事前テストが推奨されます

もしよろしければ、実際にエクスポートした OBJ/MTL + テクスチャを GigaMesh に読み込む際に直面したエラーや挙動を教えていただければ、より詳しく原因を調べてアドバイスできます。お気軽にお知らせくださいね!

3 感想

なぜMeshLab変換が必要なのか、GigaMesh Software Frameworkのマニュアルでは理解できず、実務的経験的にだけ必要性がわかっていたのですが、今回ChatGPTに質問してみて、はじめてその意義を理解することができました。

ChatGPTがなければ、この状況を質問できる人やサイトはなく、永遠にわからなかったかもしれません。




2025年8月16日土曜日

技術資料 フォトグラメトリ生成3Dモデルのテクスチャを画像編集ソフトで直接編集可能にする方法

 Technical Information: How to Edit the Texture of a Photogrammetry-Generated 3D Model Directly in Image Editing Software


I've been working on a method for directly editing the texture of a photogrammetry-generated 3D model in image editing software for the first time in a while, and I've finally managed to get it done. I cut a Katsusaka-style pottery vessel on display at "Shining! Kashiwa's Jomon All-Stars" (Kashiwa City Local History Exhibition Room) in half and traced the spiral and trident patterns.


フォトグラメトリ生成3Dモデルのテクスチャを画像編集ソフトで直接編集可能にする方法に久しぶりに取組み、なんとかかんとか、形になりました。「輝く!柏の縄文オールスター」(柏市郷土資料展示室)展示勝坂式土器を半裁し、渦巻文と三叉文をなぞりました。

1 画像ソフトでテクスチャ編集した勝坂式土器(柏市大松遺跡)(半裁)3Dモデル

画像ソフトでテクスチャ編集した勝坂式土器(柏市大松遺跡)(半裁)3Dモデル

元3Dモデルの撮影場所:歴史企画展「輝く!柏の縄文オールスター」(柏市郷土資料展示室)

元3Dモデルの撮影月日:2025年7月29日

半裁した3Dモデルのテクスチャに、画像編集ソフトで渦巻文と三叉文を描き加えた3Dモデル


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像

2 フォトグラメトリ生成3Dモデルのテクスチャを画像編集ソフトで直接編集可能にする方法

この方法の原理は既に次の記事で説明しています。

ブログ花見川流域を歩く 番外編 2022.05.26記事「3Dモデル直接描画方法」

3 今回の取組み

2の方法で勝坂式土器(柏市大松遺跡)のテクスチャを編集して、文様をなぞった3Dモデルを作成しようと試みました。

ところが思うようにできません。3日間程「あーだ、こーだ」と時間を浪費して、ようやく解決の糸口をみつけた段階にたどりつきました。

とりあえず、土器を半裁にして、隠れた「穴」(土器外面と内面をチューブ状につなぐ穴)を見つけて対処したところ、所望する結果に至りました。

今後、さらに技術的吟味をして、土器全体について所望する結果を得たいと思います。(3Dモデルにもともと開いている穴3箇所と、普通に見ただけでは判らない隠れた穴2箇所の対処をすれば、所望する結果を得られると期待しています。)

4 フォトグラメトリ生成3Dモデルのテクスチャと画像編集ソフトで編集できるテクスチャ


フォトグラメトリ生成3Dモデルのテクスチャ

一般にフォトグラメトリ生成3Dモデルのテクスチャは人の目では理解できない画像となっていますから、画像編集ソフトでは編集できません。


3DF Zephyr LiteとBlenderの連携により作成した人が理解できるテクスチャ画像


同上画像に画像編集ソフト(Illustrator)で渦巻文と三叉文を書きこんだ画像


2025年7月15日火曜日

土坑SK773A/B(千葉市有吉北貝塚)3Dモデル

 Pit SK773A/B (Ariyoshikita Shell Mound, Chiba City) 3D Model


I created a 3D model of two pits that are cut one after the other. As a beginner in Blender 3D modeling, this was a slightly more difficult task for me. When I observed the completed 3D model, I was reminded of the possibility of using A/B simultaneously, which was not possible from the planar and cross-sectional data.


切った切られたの関係にある2つの土坑の3Dモデルを作成しました。Blender3Dモデリング初心者の自分にとって少し難易度が上がった作業となりました。完成3Dモデルを観察すると、平面・断面資料からは生まれなかった、A/B同時利用の可能性を想起しました。

1 土坑SK773A/B(千葉市有吉北貝塚)3Dモデル

土坑SK773A/B(千葉市有吉北貝塚)3Dモデル


発掘調査報告書資料

3DF Zephyr v8.013でアップロード


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像

2 モデリング技術メモ

2-1 モデリングの順番

土坑周辺の地面(a)、切った土坑概形(b)、切られた土坑概形(c)、土坑に掘られた穴5箇所(d)のパーツに分け次の順序でモデリング作業を行いました。

b→c→bとcの統合→d(5つ)→bとcの統合モデルとdの合成(5回)→a→bcd合成モデルとaの統合

2-2 ブーリアン合成(ユニオン)

段階的に下に凸形状で構成される土坑、陥穴、竪穴住居、炉穴などの縄文遺構ではブーリアン合成(ユニオン)が有用性あるツールになります。


ブーリアン合成イメージ


参考 資料の分析

3 メモ

「土器1~3はAに、土器4~6はBに帰属する。土器は両土坑ともに磨消文成立前後の加曽利EⅡ式がまとまっている。両土坑とも9群~10群土器の範囲でとらえる。ただし、遺物の出土状況はAよりBの方が新しい様相を呈している。」(発掘調査報告書から引用)

「遺物の出土状況はA(切った土坑)よりB(切られた土坑)の方が新しい様相を呈している。」との記述が具体的に何を指しているのか、断面図を見ても判りません。もしかしたら、覆土層の中に上下関係が観察され、B覆土層がA覆土層の上に乗っているように観察されたのかもしれません。

発掘調査報告書のこの記述を信じると、自分が抱いていた次のイメージが崩れます。

●資料から自分が抱くイメージ。

・土坑Bが掘られ、使われ、廃用となり、覆土で覆われた。

・覆土で覆われた土坑Bの近くで土坑Aが掘られ、土坑Aが利用された。土坑Aの壁の一部は土坑Bの覆土層である。

・土坑Aが廃用となり、覆土で覆われた。

発掘調査報告書記述から、次のような状況も検討する必要があると考えます。

●土坑A/Bの利用イメージ例

・土坑Bが掘られ、使われた。

・ある時期に土坑Aが掘られ、空間的に土坑Bと連結して、土坑A・B空間が同時に使われた。

・土坑A/Bが廃用になり、深い土坑A部分が先に覆土で覆われ、その後、浅い土坑Bが覆土で覆われた。この様子が覆土層に表現され、発掘調査者は、A覆土層の上にB覆土層が乗っているように観察した。


2025年7月11日金曜日

土坑SK082(千葉市有吉北貝塚)3Dモデル

 Pit SK082 (Ariyoshikita Shell Mound, Chiba City) 3D Model


I created a 3D model of a pit with two holes dug at the bottom that overhang the wall. It seems worthwhile to investigate why the holes overhang the wall.


底面に、壁面に対してオーバーハングしている穴が2つ掘られた土坑の3Dモデルを作成しました。穴が壁面に対してオーバーハングしている理由の検討は価値があるように感じます。

1 土坑SK082(千葉市有吉北貝塚)3Dモデル

土坑SK082(千葉市有吉北貝塚)3Dモデル


発掘調査報告書資料

3DF Zephyr v8.013でアップロード


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像

2 メモ

自作Blenderアドオン「Bezier Z Interpolator」を使うことにより、精度の高い3Dモデリングが可能となり、3Dモデリング作業に対する納得感が少しずつ出てきました。

3Dモデルは底面の2つの穴のうち1つを除いたモデルを作成し、除いた穴のモデルを別につくり、ブーリアン(アドオンbool tool利用)で合成しました。


参考 資料の分析

土坑底面に、壁面に対してオーバーハングしている穴が2つ掘られています。2つの穴が底面に対してオーバーハングしている理由の検討は価値があるように直観します。方位に関連して風除けとか日射量などに関連するのでしょうか?そもそもこの土坑の利用の仕方自体が自分には全くわかっていません。当面は、考古学的考察ではなく、3Dモデリング技術習得に焦点を当てた活動を展開することにします。

2025年6月25日水曜日

陥穴TP005(千葉市有吉北貝塚)3Dモデル

 3D model of pitfall TP005 (Ariyoshikita Shell Mound, Chiba City)


A 3D model of a pitfall that completely drops animals into a space they cannot escape from was created. In the excavation report, we can see what appears to be a device for deception.


動物が脱出できない空間に完全に落としこむタイプの陥穴の3Dモデルを作成しました。欺瞞のための工夫装置らしきものが観察できます。

1 陥穴TP005(千葉市有吉北貝塚)3Dモデル

陥穴TP005(千葉市有吉北貝塚)3Dモデル


発掘調査報告書資料

3DF Zephyr v8.013でアップロード


3Dモデルの動画


3Dモデルの動画(ワイヤフレームバージョン)


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像

2 メモ

陥穴底面付近空間が広がっているので、動物が脱出できないようになっています。大きな動物は脱出のために側壁を蹴ることができず、小さな動物は側壁をよじ登る足がかりがありません。

実測図を観察すると陥穴四隅に半円柱形を想起させるような掘り込み跡が表現されています。


実測図に表現されている陥穴四隅の掘り込み跡

この掘り込み跡の一つの解釈例として、陥穴が付近の地面と同じである欺瞞を草や土で行うときに、その重量を支える棒を固定する装置の跡であるのではないだろうかと考えます。

次の記事で3Dモデルのその様子を描き込んでみることにします。


2025年6月18日水曜日

陥穴TP008(千葉市有吉北貝塚)3Dモデル

 3D model of TP008 (Ariyoshikita Shell Mound, Chiba City)


I created a 3D model of a type of trap that restricts animals from moving in a small space.


動物を狭い空間で身動きさせないタイプの陥穴の3Dモデルを作成しました。

1 陥穴TP008(千葉市有吉北貝塚)3Dモデル

陥穴TP008(千葉市有吉北貝塚)3Dモデル


発掘調査報告書資料

3DF Zephyr v8.011でアップロード


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像

2 メモ

3本の輪郭線(べジェ曲線)に1本の補助曲線を加えてBlender3Dビューポートに配置し、アドオンCurves To Meshで土坑壁面3Dモデルを作成し、その3Dモデルに底面の面貼りと台地面造形(辺ループのブリッジ)を行いました。最上位開口部輪郭線は断面標高差を表現するために、約2度の傾斜を設けています。


事前作業図

将来的には動物が歩いてきて、この陥穴に落ちて、身動きできなくなる状況の3Dモデル(動画)を作成することにします。