2011年1月21日金曜日

花見川上流紀行 2散歩の目印

 散歩の目印となる構造物等を上流から下流に向かって、紹介します。

●大和田排水機場
 印旛沼の洪水を花見川を通じて東京湾に排水するためのポンプ施設です。最大毎秒120トンの能力を有します。同じ敷地内にある独立行政法人水資源機構千葉用水総合管理所が管理しています。
 印旛沼の水管理の説明看板や巨大なポンプ用スクリューの展示などもあります。新川側に出ると風景が一変して、新川の広々した水面風景となります。

●大和橋と歩道橋
 成田街道の橋梁で、道幅に較べて交通量が多いため歩道橋が併設されています。
 大和橋から上流は右岸側には道がありません。左岸側は道が新川方向に通じています。下流は右岸側は花見川沿いに弁天橋まで道が通じています。左岸側は京成本線鉄橋手前で道が途切れます。

●京成本線鉄橋
 花見川沿いの道はこの鉄橋により左岸側では通じていません。左岸の下流方向から堤防沿いに散歩してきた人は人家の裏を通り、川から離れて、京成本線の小さなガードをくぐって、上流方向に行けます。右岸側は狭いガードがあり、川沿いを通れます。
 この鉄橋を通るとき、車窓から大和田排水機場がよく見えます。

●高津川の流入(右岸)
 コンクリート3面張の高津川が京成本線直下流右岸で花見川に合流します。行政上は下水道施設(雨水排水路)であり、一見して河川の面影は感じられません。しかしこの河川は予想以上に多様な生物が利用しているようです。この合流部より下流が常時水流のある区間ですから、高津川が花見川の源流河川であるといえます。

●流域下水道水管橋
 現場の表示板には名称「千葉県印旛沼流域下水道印旛沼放水路水管橋」と書いてあります。この水管橋の右岸すぐに印旛沼流域下水道八千代ポンプ場があります。

●勝田川の流入(左岸)
 勝田川下流部の河川改修工事が継続的に行われており、花見川合流部は最近供用されました。旧合流部もまだ撤去されないで残っています。旧合流部は段差があり水生動物の移動が出来なかったと思われますが、新しい合流部では改善されました。
 勝田川の合流部では、勝田川に橋が架けられています。

●弁天橋
 この橋から上流は勝田川と高津川が作った沖積低地、下流は台地となり、この場所は地形の変換点に位置します。従ってこの橋より下流は堀割が深くなります。
 弁天橋から上流花見川右岸は舗装道路が通じています。上流左岸は砂利道が京成本線鉄橋まで通じています。下流右岸は道がありません。下流左岸はサイクリング道路として位置付けられる砂利道が東京湾まで通じています。(花島橋より下流は舗装道路)
 仮設トイレがありますが、勇気のある人しか利用していないと思います。

●水道局水管橋
 現場の表示板には「千葉県水道局花見川水管橋」と書いてあります。
 堀割が深い部分(台地を削ったところ)は弁天橋と花島橋の間ですが、水道局水管橋はほぼその真ん中付近に位置します。

●柏井橋
 右岸側は花見川団地方面からの浅い谷(柏井町の谷津)、左岸側は柏井浄水場方面からの浅い谷が花見川に合流する場所に位置する橋です。歩道橋がなく、歩行者にとって安全ではありません。
 柏井橋付近では、左岸にしか花見川沿いの道はありません。

●花島橋と歩道橋
 右岸の花島観音と谷津を利用した花島公園の近くに花島橋と歩道橋があります。
 花島橋付近では、左岸にしか花見川沿いの道はありません。左岸の道(サイクリング道路)は、ここから下流は舗装されています。
 花島公園には清潔なトイレがあります。

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