宇那谷川流域紀行2 宇那谷川流域の風景
宇那谷川は小深川と合流するポイントから上流500mまでの区間は谷津の左岸が埋め立てられ(み春野業務団地)、川は地下水路となっています。この区間は行き止まりとなっているため散歩する人もなく、もったいない土地利用となっています。花見川から犢橋川を経て宇那谷川に至る高圧送電線(花見川線)が通っていますが、この区間は高圧送電線を通すためだけの敷地のような景観を呈しています。
小深川合流部付近の宇那谷川谷津(地下水路部)
み春野業務団地から東関東自動車道までの区間の宇那谷川は、鋼矢板や鋼鉄製梁を利用した柵渠となっています。谷底の土地利用は畑や資材置き場、子ども用野球グラウンドなどです。地形図には水田の記号が出ていますが、現在の宇那谷川の谷津には水田耕作は全く見られなくなっています。
宇那谷川の柵渠
宇那谷川脇の資材置き場
東関東自動車道より上流には谷底平野を利用した洪水防御用の調整池ができています。宇那谷川から調整池に越流する部分のみ開水路となっていますが、ここより上流は全て蓋架けされている地下水路になっています。
宇那谷川の調整池越流部
調整池脇の蓋架けされた宇那谷川
かつてあった長沼は埋め立てられ住宅地になっています。宇那谷川はその脇を地下水路で流れています。地下水路の地表部分は未利用地になっています。
長沼付近の宇那谷川地下水路(千葉市稲毛区長沼原町)
地下水路化した宇那谷川の痕跡は国道16号の長沼陸橋付近の、閉店したイトーヨーカドー建物近くまで確認できます。
蓋架けされた宇那谷川(千葉市稲毛区長沼町)
通路として利用されています。
人家の間の宇那谷川源流部
閉店した長沼イトーヨーカドー建物付近で、未利用地が行き止まりになります。
0 件のコメント:
コメントを投稿