2017年8月8日火曜日

縄文時代後期の戸神川谷津海岸線の推定

縄文時代後期(西根遺跡の加曽利B式土器時期)の戸神谷津付近の海岸線の位置を想定してみました。

2017.08.06記事「縄文時代後期谷津形成モデル」に基づく試算です。

仮定に仮定を積み重ねていますから大ざっぱなあまり当てにできない想定であることには間違いありません。しかし、検討ゼロで考えることを止めたり、検討ゼロで勝手な想定をするよりもましな学習であると思います。

縄文時代後期谷津形成モデルに基づく海岸線位置の試算

発掘調査報告書におけるC14年代測定では第1集中地点の年代が約3600年前、第7集中地点の年代が約3300年前となっています。
約6000年前の海面高度が3.2m、現在の海面高度を0mとして按分比例計算すると、第1集中地点時期の海面高度は約1.9m、第7集中地点時期の海面高度は約1.8mになります。
上記試算ではこの按分比例計算結果を概括的に利用しました。

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参考 流路1底の標高データ
西根遺跡断面図から縄文時代流路(流路1)の流路底高度を測定した作業図

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