貝塚を例とした千葉県遺跡DB活用方策の検討 8 考古遺跡お国自慢
1 都道府県別貝塚数
2018.11.19記事「千葉県貝塚 自治体別集計」で千葉県遺跡DBの貝塚数を自治体別に集計してみました。その時は「遺跡DBの内容につて自治体別に集計する必要性は自分の学習では少ないと考えます。しかし絶無とは考えられないので、貝塚について集計してみました。」と書きました。
しかしその後、自分の狭い意味での学習興味とは別に考古遺跡に関するお国自慢みたいな興味のあり方もあることに気が付きました。
貝塚数という指標に注目して都道府県別に集計すると、全国で千葉県がダントツの1位になります。
都道府県別貝塚数
都道府県別貝塚数
縄文時代貝塚文化の列島における中心が千葉県であると言い切ることができます。
千葉県というくくりで、他の都道府県にはばかることなくお国自慢できます。
現代行政組織としての千葉県や千葉県民が特別偉いわけでも何でもありませんが、「貝塚数全国一」は文化にかかわる地域おこしの素材として利用できると思います。
参考 県別貝塚数
2 千葉県自治体別貝塚数
貝塚数を千葉県内で市町村別に集計すると、千葉市がダントツの1位になります。
千葉県市町村別貝塚数
千葉県市町村別貝塚数
都道府県別にみて貝塚数は千葉県がダントツの1位であり、その千葉県内で千葉市がダントツの1位になります。
千葉市というくくりで、他の県内市町村にはばかりながら、密かにお国自慢できます。
千葉市や千葉市民が県内で大声でお国自慢することは少し品がありませんが、統計数字を否定することは決してできませんから、それとなくオブラートに包んで、しっかりとお国自慢することはできそうです。
参考 千葉県 自治体別貝塚数
3 感想
考古歴史に関して、学習や研究といった学術指向の興味だけでなく、地域おこしや観光資源といった観点からの興味のありかたもあり得ることに気が付きました。
千葉県や千葉市は、縄文時代貝塚文化の学習研究フィールドとして特別重要であり、貝塚文化学習研究のメッカであると一般国民や世界の人々が認識し、来訪するようにならなければいけないと思います。
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