Kasori E Ⅴ type deep bowl (No.39) (Rokutsu Shellmound,Chiba City) Observation record 3D model
Kasori Shellmound Museum Reiwa 3rd year special exhibition "That is also E Kasori E type pottery Chiba City 2 -Kasori E IV type pottery and its descendants-" Kasori E Ⅴ type deep bowl (No.39) (Rokutsu Shellmound,Chiba City) was used as a 3D model for observation.Deployed pottery with the GigaMesh Software Framework.
加曽利貝塚博物館令和3年度企画展「あれもE これもE 加曽利E式土器 千葉市編2 -加曽利EⅣ式土器とその末裔たち-」に展示されている加曽利EⅤ式深鉢(No.39)(千葉市六通貝塚)を3Dモデルにして観察しました。
1 加曽利EⅤ式深鉢(No.39)(千葉市六通貝塚) 観察記録3Dモデル Kasori E Ⅴ type deep bowl
加曽利EⅤ式深鉢(No.39)(千葉市六通貝塚) 観察記録3Dモデル撮影場所:加曽利貝塚博物館令和3年度企画展「あれもE これもE 加曽利E式土器 千葉市編2 -加曽利EⅣ式土器とその末裔たち-」
撮影月日:2022.02.22
展示の様子
ガラスショーケース越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v6.010 processing 114 images
Kasori E Ⅴ type deep bowl (No.39) (Rokutsu Shellmound,Chiba City) Observation record 3D model
Location: Kasori Shellmound Museum Reiwa 3rd year exhibition "That is also E Kasori E type pottery Chiba city edition 2 -Kasori E IV type pottery and its descendants-"
Shooting date: 2022.02.22
Shooting through a glass showcase
Generated with 3D model photogrammetry software 3DF Zephyr v6.010 processing 114 images
3Dモデルの動画
2 GigaMesh Software Frameworkによる展開
GigaMesh Software Frameworkによる展開(外面)
GigaMesh Software Frameworkによる展開(内面)
3 メモ
土器上半部外面の断面は直線状を呈しています。
オルソ投影「正面から」画像
しかし土器断面を詳しくみると、外面は直線的ですが、内面は外側に向かって凸の形状をしています。いわゆるキャリパー形をしています。
土器断面
このような外面・内面の断面形状が微妙に異なる土器はこれまでも幾つか見た記憶があります。
精細な検討は後日行うことにして、現状の知識直観から次のように考えますのでメモしておきます。
(1) 外面形状は意思表現である表示すべきデザインであるが、内面の形状は実用的機能に関わるのではないかと考えます。
(2) この土器の内面形状がキャリパー形をしているのは、実用機能に関わるものであり、次の2点が指摘できる可能性があります。
ア 通常調理の際、液体内容物をこぼれにくくしている。
イ 土器を倒して調理する時、その調理がしやすい形状にしている。
参考図 土器外面黒変と土器内面おこげの対応考察
中段のような調理をする際に、土器内面がキャリパー形であると都合がよかったと考えます。
参照 2020.02.17記事「称名寺式土器黒変部の観察と考察」
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