2023年1月28日土曜日

手形壁画の切手

 考古学切手趣味 1


handprint mural stamp

Archaeological stamp hobby 1


I enjoyed stamps with handprint murals as designs. Cueva de las Manos Cave in Argentina and El Castillo Cave in Spain.


手形壁画を図案とした切手を楽しみました。アルゼンチンのクエバ・デ・ラス・マノス洞窟とスペインのエル カスティーヨ洞窟です。

1 アルゼンチンのクエバ・デ・ラス・マノス遺跡


手形壁画切手 アルゼンチン 1993年


手形壁画切手 国連 2007年

アルゼンチンのサンタ・クルス州にある洞窟クエバ・デ・ラス・マノスには多数の手形が残されていて、世界遺産に登録されています。Wikipediaには次のような情報が書かれています。

「洞窟内に描かれた手形の洞窟壁画はテウェルチェ族の祖先に当たると思われる先住民族によって9000年ほど前から描かれたものである。絵具には鉱物が使われており、それを吹き付けるのに使われた骨製のパイプが見つかっているため、年代が算定可能なのである。」

「塗料の色彩はヘマタイトから採取した赤をはじめ、白、黒、黄など多彩である。ネガの手形は大体紀元前550年頃と算定されており、ポジの手形は紀元前180年以降と推測されている。これに対し、狩りの絵は9000年以上遡ると推測されている」

「手形のほとんどは左手である。このことは、彼らがパイプを利き手(右手)で持っていたことを示唆している。手形のサイズは13歳くらいの少年と同じようにも見えるが、彼らが現代人よりも小柄であったであろうことを考慮すれば、もう少し上の年齢だったと思われる。ゆえに、手形を印すという行為は、聖地であった洞窟における成人通過儀礼であったと考えられている。」

アルゼンチンにはまだ旅行したことがないので、旅行する機会が生まれた時にはぜひともこの遺跡を訪問したいと思います。


クエバ・デ・ラス・マノス遺跡の場所

2 スペインのエル カスティーヨ遺跡


手形壁画切手 スペイン 1967年

スペインのエル カスティーヨ洞窟には旧石器時代の洞窟壁画があり、手形や動物などが描かれています。webページ(https://profesorluisduran.wordpress.com/2016/10/26/las-manos-de-el-castillo/)には次の情報が書かれています。(Google Translateで翻訳)

「エル カスティーヨ洞窟 (プエンテ ビエスゴ、カンタブリア) のこのパネルには、さまざまなシンボル (長方形、円盤、三角形、点) と一緒に約 40 の手があります。内部には、有名なバイソンや馬など、旧石器時代の岩絵の宝物がたくさんあります。洞窟の前庭には考古学的遺跡が発見されており、後期旧石器時代全体にその居住地があったことを示しています。」

過去にイベリア半島2週間というツァーに参加したことがあるのですが、今思い出すとお城とか城壁とか古いものでもローマ時代遺跡の見物が多く、それより古い考古学的遺物には巡り会いませんでした。今後再びスペイン旅行をする機会があれば、エル カスティーヨ洞窟を含む旧石器時代遺跡もぜひとも見学してみたいと思います。


エル カスティーヨ遺跡の場所

3 考古学切手趣味の楽しみ方

考古学切手という切り口で切手を収集する独自方法をまだ知らないのが現状です。やみくもに集めている中で、「洞窟絵画や岩絵の切手」と「エジプト関連考古学切手」の2種類のコレクションが自分の中でお気に入りになりつつあります。旧石器時代ビーナス像の切手とか、石器の切手とかを本当は集めたいのですが、そのような図案切手はまだ手元に少数しかありません。ブログで考古学切手に関する情報発信をしながら、また収集切手の整理をしながら、気長に収集活動をして、それを楽しみたいと思います。


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