2023年1月15日日曜日

ブログ開設12周年通過にあたって

 On passing the 12th anniversary of the establishment of the blog


The blog "Walking in the Hanami River Basin" has passed its 12th anniversary.

The passage of the 12th anniversary is thanks to the various support and cooperation of many people inside and outside the country.

I would like to express my sincere gratitude to all of you.

Following the precedent, I summarized my 12 years of blogging and wrote down a small dream in my hobby activities in 2023.


本日(2023.01.15)はブログ「花見川流域を歩く」開設12周年通過日となります。

12周年を通過できたことは、ひとえに多くの内外皆様にさまざまなご支援、ご協力をいただいたおかげです。

皆様方に心からの感謝を申し上げます。

多くの皆様方に、このブログ及び関連ファミリーブログ、Twitter、Facebook等を閲覧していただき、コメント・いいねなどをいただき、アドバイスしていただきました。それにより自分は大いに励まされ、学習意欲を増進させることができました。

web及び対面でお会いした全ての皆様方にあらためてお礼申し上げます。

先例にならい、この記事では12年間のブログ足取りをまとめるとともに、2023年のささやかな夢をメモすることにします。

1 ブログ「花見川流域を歩く」12年間の足取り


ブログ花見川流域を歩く12年間全3653記事の分類と主なテーマ

1-1 趣味活動のきっかけ

趣味活動をどのように展開するか考えるために、最初に、自宅がある花見川流域を隅々まで全部歩いてみました。全ての支水系をそれが側溝のようになっても、暗渠になっても源流まで確認してみました。花見川流域を歩いて、心や知識のフィルターを取り払って観察することに面白さを感じました。一人で歩くという行為が自省的感覚を促すという快もありました。この現場歩きで多様な興味の種を収穫できたことは素晴らしいことです。

1-2 趣味活動のテーマ

花見川流域を歩く中で様々なことに興味を持ち、大局的には次のようなテーマを変遷して趣味活動を深めました。そして現在の3Dモデル、3D技術を活用した考古学習に至っています。

1 下志津演習場や花見川トーチカなど戦前軍事に関する興味

2 花見川河川争奪など台地地形に関する興味

3 東海道水運支路仮説や墨書土器など奈良時代前後の古代に関する興味

4 千葉県小字地名に関する興味

5 大膳野南貝塚や西根遺跡など縄文時代遺跡に関する興味

6 3Dモデルを学習ツールとした縄文土器に関する興味

7 加曽利EⅡ式期をピークとする縄文社会消長に関する興味

8 3Dモデルを活用した縄文遺物観察に関する興味

9 Blender3D空間を活用した有吉北貝塚北斜面貝層分析

私の趣味活動の特徴は、いつも、対象物に関する興味と観察方法に関する興味の2本建てです。対象物(戦争遺跡、台地地形、墨書土器、地名、縄文遺跡、縄文土器、縄文社会・・・)自体を深く知ろうという欲求が趣味活動の原点です。同時に対象物を深く知るためには、自分が実現可能な技術で自分なりの観察をしたくなります。その観察技術向上にも興味が深まります。地理情報、地形情報、各種データベース(墨書土器、遺跡)などをGISソフトやDBソフトを使って情報処理する技術、フォトグラメトリーで遺物を3Dモデルにして観察する技術、3D空間で遺物や遺構の分布を観察する技術は対象を深く知るために大切です。

2 2023年のささやかな夢リスト

2023年にその実現をめざす、ささやかな夢を次にリストアップしました。

2-1 有吉北貝塚北斜面貝層の3D分析学習を深める

千葉市埋蔵文化財調査センター所長西野雅人さんのご指導を受け、また共同的に作業を進め、有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布3D空間分析を深めたいと思います。趣味として楽しむ活動が学術研究世界ともリンクできれば、その楽しさは計り知れないものとなります。

2-2 趣味活動のフィールド「花見川流域」への回帰を探る

突然に発生した状況の中で、2023年1月11日に子どもたちの花見川総合学習に対する支援活動を体験しました。この体験の中で、花見川に関するスタンダードな情報、オーソライズされた情報とそうではない情報(専門家による整理が行われていない雑然とした情報、一般向けではない情報)の峻別を強く意識させられました。そしてその峻別活動の中で、自分の趣味活動原点が花見川流域に関するチャレンジャブルでマニアックな問題意識にあることにあらためて気が付くことができました。今年は、趣味活動のフィールドを徐々に花見川流域に回帰させることを探ることにします。

縄文学習という分野で言えば、これまで大膳野南貝塚、西根遺跡、有吉北貝塚など花見川流域外の情報豊富な遺跡を対象に取組んで来ました。これからはこれら事例学習で培った知識や感覚を活用して、例えば内野第1遺跡などの学習に取組み、花見川とその周辺という空間の地理的特性に興味を移行させる試みをしてみたいと思います。

数年前に花見川沿い4km区間の全遺跡発掘調査報告書を分析するなどという活動目標を設定して、途中で挫折したことがあります。この破れた夢に再度チャレンジすれば、今なら、実現できそうです。

2-3 楽しい「風景、切手、地形」などの「趣味活動の中の趣味」を発展させる

2-1は趣味活動とはいえ、いくら楽しいとはいえ、学術専門的で視野狭窄の極みみたいな活動です。また、2-2は世の中で自分一人だけが持っているような特殊な問題意識を大事にしたチャレンジャブルでマニアックな活動です。そのような活動だけで自分の趣味活動を構成するだけでは少し堅苦しい時があります。何日も思考を集中する活動から離れて、息抜きの活動も趣味活動の中に求めたくなります。そこで、美しく興味のある風景を楽しむとか、考古学切手収集を楽しむとか、地球上の興味ある地形を楽しむとかのリラックスできる活動も開発して、時々楽しむことにします。

「趣味活動の中の趣味」「行き過ぎた熱中趣味活動を中和して我に戻れるような趣味」といえるような活動を意識したいと思います。当座は美しい風景写真を撮る・画像ソフト等でアート風に編集する、考古学対象物図案の切手を紹介する(切手収集という意味のない活動に時間と少額金銭を費やしていることの自己満足)、自分の興味対象地形の3Dモデルを作成するなどに取組みたいと思います。あくまでも学習型趣味活動の疲れを癒す息抜き活動として、気軽に取組みます。

同じ趣旨で同様の試みを過去いろいろと行ってきましたが、どれもこれも意欲的になり過ぎて時間消費が莫大になり頓挫しています。その愚はくりかえさないようにします。

2-4 3D技術の高度な習得を目指す

自分の趣味活動のコアコンピタンスが3D技術かもしれないと気が付きつつありますので、Blender、3DF Zephyr Lite、GigaMesh Software Framework、Sketchfabなど3Dソフト等操作に、より一層習熟することを目指します。同時に関連して、画像ソフトであるPhotoshop、GISソフトであるQGIS、GRASS、DEM-Net Elevation APIなど、DBソフトであるFileMaker、表現・デザインソフトであるillustrator、Premiere pro、InDesignなどの操作技術習得にも励みたいと思います。Pythonなどにも場面場面でチャレンジして作業効率向上に活用することにします。

3 参考 ブログ「花見川流域を歩く」統計(2023.01.14)

●記事数(Blogger 2011.01.15~2023.01.14)

3658記事

●閲覧数(Blogger 2011.01.15~2023.01.14)(人・ページ)

837685回

●訪問者人数(flagcounter 2013.04.14~2023.01.14)(人・日)

324973人

●訪問者国数(flagcounter 2013.04.14~2023.01.14)

86ヵ国

●訪問者人数の県・州別トップ10(flagcounter 2013.04.14~2023.01.14)

1 千葉県

2 東京都

3 カリフォルニア州

4 神奈川県

5 イリノイ州

6 埼玉県

7 大阪府

8 茨城県

9 ワシントン州

10 愛知県

●過去のブログ開設記念記事

2012.01.15記事「ブログ開設1周年

2015.01.15記事「2015年ささやかな夢リスト 趣味生活における埋土種子群落

2016.01.15記事「ブログ開設5周年通過

2017.01.15記事「ブログ開設6周年通過

2018.01.15記事「ブログ開設7周年通過にあたって

2019.01.15記事「ブログ開設8周年通過にあたって

2020.01.15記事「ブログ開設9周年通過にあたって

2021.01.15記事「ブログ開設10周年通過にあたって

2022.01.15記事「ブログ開設11周年通過にあたって


有吉北貝塚北斜面貝層で3D座標が特定された全土器破片の3D空間分布(Blender画面)



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