2024年10月2日水曜日

ヒヴァ

 Khiva


I enjoyed the Khiva edition of "Travels in Uzbekistan" (serialized article in the magazine "Geography") by Keiji Nakaie et al., and took notes on my impressions. The charm of the museum city of Khiva is fully described. Because Khiva is a special autonomous region, it seems that travel around the same places in Khiva today as in the past.


中家惠二ほか「ウズベキスタン紀行」(雑誌「地理」連載記事)のヒヴァ編を楽しみ、感想をメモしました。博物館都市ヒヴァの魅力が思う存分語られています。特殊な自治州のため、ヒヴァ周遊は昔も今もほぼ同じ場所をめぐっているようです。

以下、次の連載記事の感想です。

第5回「ヒヴァ 聖都・博物館都市」(雑誌「地理」2024.3)

1 博物館都市

ヒヴァは首都タシケントから西約1000㎞に位置するオアシス都市です。古代ペルシャ時代から栄え、現在は20のモスク(礼拝堂)、20のメドセレ(神学校)、6基のミナレット(塔)がある博物館都市になっています。紀行ではヒヴァの歴史地理について詳しく説明していて、参考になります。

2 ジュマモスク

10世紀の建物で、木造であることが最大の特徴です。柱には木綿の木、胡桃、プラタナス、桑、楡などが使われています。ガイドさんから木綿の木と聞いて、訪問団はその意味を即座に理解した様子が書かれています。合わせて、木綿の語源に関する蘊蓄も書かれていて、とても参考になります。

3 メドセレとミナレット

進歩的大臣イスラーム・ホジャにより建てられたメドセレとミナレットが紹介されています。ミナレットはヒヴァでもっとも高いものです。


イスラーム・ホジャのメドセレとミナレット

雑誌「地理」2024.3から引用


カルタミナル

2016年荒木撮影

4 アヤズカラ遺跡

紀元前4~3世紀の要塞です。小高い丘にあります。私も見学しましたが、現場は建造物が風化崩壊した廃墟の状況になっています。遺跡としての手当はほとんどなく、観光客の踏跡などで朽ち果てていくに任せている状況です。


アヤズカラ遺跡

雑誌「地理」2024.3から引用

5 ヒヴァ~ブハラ間の砂漠

ヒヴァ~ブハラ間の砂漠をバスで往く様子がかかれています。私が旅行した時は逆にブハラからヒヴァに向かったのですが、その時(2016年)はまだ高速道路が完成していなかったので、途中のトイレ休憩は青空トイレでした。トイレの後、ツアー参加女性陣がとても明るく、満足した様子だったことに驚いたことを思い出します。

6 ユルタでの昼食風景


ユルタでの昼食風景

雑誌「地理」2024.3から引用

自分の写真を見ていると、驚いたことに同じような昼食をとった写真をみつけ、思い出しました。


2016年旅行での昼食風景

2016年荒木撮影

訪問団のテーブルに乗っている食事は豪勢で、さすが訪問団です。私の参加した一般ツアーではお茶碗でお茶をすすり、質素です。

なお、ヒヴァは特別自治州に存在していて、自由な観光は制限され、周遊は昔も今も同じ場所を巡っているようです。

7 ヒヴァの夕日


ヒヴァの夕日

雑誌「地理」2024.3から引用


ヒヴァの夕日

2016年荒木撮影

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